2/4 2/5 1回東京・2回京都3日4日

『ツキ』を感じさせるイチオシ鞍での的中劇 〜日曜東京8R・4歳上500万下〜

今週は東京競馬場で2歳重賞「共同通信杯」(芝1800m)が行われる。少々遡るとゴールドシップ、近年で言えば、皐月賞馬イスラボニータ、ディーマジェスティの2頭、一昨年はリアルスティール、ドゥラメンテのワンツー決着となかなかの出世レースとして知られている一戦で関東馬の活躍も目立っているが、今年はどうか? 出走予定馬を見ると「東スポ杯」2着スワービルチャード&3着のムーブザワールド、「福寿草特別」2着エアウインザー、「シンザン記念」2着タイセイスターリーと注目を集めるのは関西勢ばかり。西高東低は今に始まったことではないが、「このレースもか……」と思わざるを得ない。競馬に西も東もないが、これでは競争意識が失われていくのではないか。関東の調教師の中には調教に工夫をこらしてなんとか強い馬をつくろうと努力をしている人もいるが、なかなか結果に結びついてこないのが現状。原因はいろいろ採り上げられているが、それこそ施行者であるJRAと一緒に取り組むようでないと先行きは暗いだろう。もうずいぶん前から、大手馬主はG1を狙うような素質馬は真っ先に関西の有力厩舎に入厩させてしまう。この手の話は同レースに限ったことではなく、過去にも本コラムにて記載しているが、まだまだ先行きが明るい状況とは言い難いのは間違いないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京8R「4歳上500万下」ダ1400m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された15番メリートーンだった。

『前走の中山1200mは明らかに距離不足で追走に手間取って最後方からの競馬だったが、直線は最速上がりをマークして0秒6差6着まで詰め寄っており、着順以上の評価が必要だろう。その前走内容からも距離延長と直線の長い東京へのコース替わりは間違いなくプラス材料。前々から粘り込みたいタイプが多い組み合わせも決め手を活かしたい同馬におあつらえ向き。直線一気の追い込みに期待したい』という見立て。

スタートを決めて果敢にハナを切ったのは大方の予想通り14番ツインプラネット。内から2番ヴェイルドスケール、1番ゴールドエッグが番手追走。その後に7番ローレルウラノス、5番セイウンオセアン、13番フラマブルあたりが先行集団を形成。軸馬15番メリートーンは後方待機策ということは想像していたが、発馬で伸び上がるようなスタートを切り、あろうことかおよそ3馬身の出遅れ。14番ツインプラネットがグングン飛ばして若干離し逃げを打ち、前半3F35.6のハイペースを演出。出遅れた軸馬15番メリートーンは後方のインコースという位置取りで追走。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線へ。一気に馬群が凝縮し、粘り込みを図る14番ツインプラネットを目標に後続各馬が殺到して馬群凝縮して追い比べとなるなか、外からスムーズに追い出しを開始した10番ハシカミが直線半ばで抜け出しにかかる。完全な勝ちパターンと思えたが、同様に直線で迷いなく大外に出した軸馬15番メリートーンがこれを目がけて一気に脚を伸ばしてくる。坂上では脚色を含めても完全に抜け出した2頭のマッチレースになり、最後は3/4馬身差を付けて軸馬15番メリートーンが1着でゴール。流れが向いたこともあるが、発馬でのアドバンテージをものともせず追い込んだ末脚は圧巻のひと言。2着ハシカミ、3着シベリウスの順で入線。この結果により「馬連10-15、4,170円」の的中。『イチオシ勝負鞍』と断じての提供で見事好配当を仕留めてみせた。力量拮抗の一戦で8番人気のハシカミをきっちりと対抗馬指名したあたり、勝負事には絶対に欠かせない『ツキ』を強く感じさせる的中鞍となった。

他にも絶好調の重賞予想「きさらぎ賞」において3連単万馬券的中を筆頭に、勝負鞍でもサポートにて土曜京都8R「4歳上500万下」では馬連&ワイドを各1点勝負で仕留め、日曜も東京12R「4歳上1000万」では6番人気のリターンラルクを軸馬に抜擢してワイド的中と、弊社らしさを随所に発揮できた次第。2場開催だったこともありレース選択肢も限られ、非常に難解だった開催2週目ではあったが、『イチオシ勝負鞍』での的中を筆頭に、月が替わった2月で上々の滑り出しを現出した予想部には一定以上の評価がいただけるものと自負する。

今開催最終週のG1「フェブラリーS」へ向け、弾みのつく好配当的中をお届けできた弊社アスコットシステムズ。昨年も3連複で的中をお届けしたゲンの良いG1なだけに、今週以降、なお一層のアツいご期待をお寄せいただきたい。