6/1 6/2 3回東京・3回阪神1日2日目

貴重な的中鞍 ~土曜阪神11R・鳴尾記念~

開催替わりで春の中央開催も残り1開催に差し迫った先週末。5月は重賞「NHKマイルC」での特大万馬券的中を皮切りに、勝負鞍においても毎週末アベレージ以上の的中をお届けし、最終週も準パーフェクトを達成。上々の首尾で終了した前開催だが、開催替わりとなった先週末はまさしく青天の霹靂としか思えないような勝負鞍において的中なしという不本意な結果。まずはそのことについて深く陳謝いたします。本当に申し訳ありませんでした。「たら・れば」がナンセンスなのは百も承知ではあるし、厳密に言えばワイドでの的中はあったとはいえ、軸馬完勝が3度もありながらいずれも対抗ヌケの大失態、である。結果論ではなく、通常の弊社であれば3鞍とは言わないまでも2鞍は的中をお届けできた週。歯車が微妙に噛み合ってなかったのか、ある意味、過去例を見ない形での珍事ではあるが、常日頃から「安心・安全のアスコット」とご信頼をいただいている弊社に対し、少しでも不安なお気持ちにさせてしまったこと。重ねてお詫び申し上げます。

とはいえ、弊社らしい的中がなかったわけではない。今週はそのひとつ、重賞「鳴尾記念」(土曜阪神11R・芝2000m)を斬る。弊社が軸馬として期待したのは頭数的に見れば意外にも4番人気と評価が上がらなかった6番ステイフーリッシュだった。

『これまで同様、放牧を挟んで十分な乗り込みで前走以上の状態になったステイフーリッシュが軸馬。前走「大阪杯」はさすがにG1で相手が強かったこともあるが、発馬で後手を踏み、この馬の競馬をさせてもらえなかったことが最大の敗因。前が残る馬場だったこともあるし、本来の行きっぷりも全く見られなかった。開幕週で絶好の馬場コンディションは同馬にプラス材料だし、今回は理想とする好位からの競馬ができるはず。力はあっても器用さ欠くタイプが人気のここは、一歩早めの抜け出しから押し切りが期待できる』という見立て。

全馬一斉のスタートから積極的にハナを主張したのは大外枠から9番ブラックスピネル。これが好発からグイグイ押して主導権を握る。番手に4番タニノフランケル、その内に1番プラチナムバレット、軸馬6番ステイフーリッシュがスッと取り付き、離れた5番手に5番ノーブルマーズ、以下2番サンデーウィザード、7番メールドグラース、後方に3番ギベオン、8番ブラックバゴの順。軽快に飛ばすブラックスピネルの逃げは1000m通過60秒4。頭数の割に縦長の隊列となったが、重賞でこのペースははっきりとスロー。こうなると位置取りが大きく明暗を分ける完全な「スローの上がり勝負」。隊列変わらず淡々とした流れから勝負どころの4コーナーにさしかかり一気に馬群が凝縮。直線に入り全馬追い比べに。軸馬6番ステイフーリッシュ=藤岡祐は早めの追い出しから2番手に浮上し、脚を伸ばして前を行くブラックスピネルとの差を詰めて行くも、外から一気に7番メールドグラースが猛追。前を行く2頭に並ぶ間もなくアッサリ交わし去り、勢いそのままに突き抜けて7番メールドグラースが1着でゴール。軸馬6番ステイフーリッシュは勝ち馬同様、後方から一気に脚を伸ばした3番ギベオンの追い込みこそ凌いだものの、ジリジリとしか脚を伸ばせず、逃げた9番ブラックスピネルにアタマ差まで詰め寄ったところでゴールし3着を確保。1着7番メールドグラース、2着9番ブラックスピネル、3着軸馬6番ステイフーリッシュの順で入線。この結果により、「3連複6-7-9、2,380円」の的中。弊社においてはあくまでオプションの位置付けとなる「重賞予想」ではあるが、少頭数だったこともあり、買い目を絞り込んでの提供でこの配当なら御の字。勝負鞍では結果を出せなかった先週末だが、重賞で的中をお届けできたことは唯一の救いではあった。

ここまでの流れから一転し、まさしく『絶好調時のエアポケット』にハマった先週末。ただ、冒頭に記載した通り、軸馬完勝が3度あり、根本からズレていたわけではなく、少なくともレース選定に狂いはなかったことだけは確か。弊社における勝負鞍は「軸馬から対抗馬は最大5頭まで」という、ひとつの基準を設けて提供している以上、対抗評価の順列で6頭目、7頭目あたりの馬は相手から外さざるを得ない。しかも対抗馬指名の4頭目、5頭目とほぼ差のない力関係だとすれば、走られても全く不思議はなく、先週末は立て続けにその最悪の流れに陥ってしまった結果と分析している。いずれにしろ、「やられたら即座にやり返す」が弊社の基本姿勢。これまでの実績からも「結果が伴わなかった翌週が狙い目」ということはお付き合いの長い会員の方なら先刻ご承知の通り。それだからこそ、あえてここは声を大にして言う。今週末は『反撃必至で買いの一手』だと。会員の方々にはいつも以上のご期待をお願いしておく。