7/20 7/21 2回福島・3回中京7日8日目・2回函館5日6日目

3連勝で大団円 ~土曜函館9R・3歳以上1勝クラス~

例年通りの大混戦が予想された「中京記念」だが、終わってみれば3番人気グルーヴィットが先に中団から抜け出して後続の追撃を振り切り、4着までハナ+クビ+クビ差の大接戦をモノにして重賞初制覇。過去を遡っても出走自体数えるほどだった3歳馬だが、今年は3頭が出走し、ワンツーフィニッシュ。いずれもそれなりに世代重賞で活躍してきた馬で前走G1「NHKマイルC」から立て直されての臨戦。高齢馬の活躍が目立つレースで過去の傾向から言えば手を出しづらい3歳馬だったが、やはり一線級で活躍してきた馬なら優に通用することを証明してみせた。今後もマイル路線ではマークすべき2頭になりそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜函館9R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された13番リョウランヒーローだった。

『未勝利勝ちを筆頭に現級の1700mダートで5・4・2・2・2・3着と全く崩れていないリョウランヒーロー。地力を評価してこれが軸馬。3走前こそ6着に崩れたが距離1800mで前が止まらず展開に泣いた敗戦。以降、1700mで即巻き返して常に勝ち負けに加わっているように、やはりこの条件がベストなのだろう。かなり使い込まれているだけにそろそろ疲れが気になるところではあるが、そんな気配もなくこの中間もしっかり時計を出して元気一杯。前2走はいずれも脚を余した印象があるだけに、仕掛けどころさえ間違えなければ直線一気の差し切りが期待できるだろう』という見立て。

レースは内枠から好スタートを決めた2番チェルシーライオンが逃げて36.5ー49.2~レース上がり50.8-38.2という平均的な流れ。ここ一連、後方からの競馬だった軸馬13番リョウランヒーローだが、スタートが決まったことで無理に控えることなく、馬任せで中団7番手を確保。2番人気の14番タガノゴマチャンは果敢に出して行って2番手追走。道中は淡々と流れて3コーナーから一気にペースアップ。毎回、ここで手応えが怪しくなる軸馬13番リョウランヒーローだが、そのあたりは癖を知る鞍上。前から離されないように促しながら徐々に進出を開始し、4コーナーでは3番手まで浮上。長く脚を使えるタイプなだけに、このポジションで直線に向けた段階で勝負あり。直線では一気に前を捕らえてあとは後続を突き放す一方。焦点は2着争いに。終始番手で流れに乗っていた14番タガノゴマチャンが早めに先頭に立って粘り込みを図るも、同様に好位3番手でじっくり脚を溜めていた7番ハギノオムイデアルが脚を伸ばして2番手に浮上。体勢決したかに思えたが、道中後方で直線勝負に徹した3番アノが外から一気に急追。ゴール前で7番ハギノオムイデアルを3/4馬身交わして2着でゴール。この結果により、「馬連3-13、850円」の的中。3番人気→1番人気と至極順当な結果で配当的にも地味だが、対抗2点目との本線的中だったし、獲るべきところはキッチリと獲るのが『アスコット流』でもある。これはこれで意味のあるひと鞍となった。

他にも日曜中京10R「尾頭橋特別」でも対抗1点目との大本線で的中させ、さらに「今週イチオシの勝負鞍」と断じ、急遽、提供に踏み切った日曜福島12R「3歳以上1勝クラス」でも、これまた対抗1点目との大本線で的中をお届け。異例の日曜3鞍提供となったが、難なく3連勝させた次第。

今週末からは全開催場で開催替わりとなり、本格的な「夏競馬」に突入する。平地重賞も開幕週から「アイビスSD」「クイーンS」の二本立て。勝負鞍候補を挙げ出せばキリがないほど。弊社アスコットにとっては過去に数々の実績を積み上げた、稼ぎどころの夏競馬。大収穫の時はもう間近に迫っている。大いなるご期待をお寄せいただきたい。