10/12 10/13 10/14 4回東京3日5日・4回京都3日4日5日目

~大混戦を読み切った好配当的中劇 日曜京都8R・3歳以上1勝クラス~

『鬱憤を晴らす』とはまさにこのこと。春のクラシックは2戦連続3着だったクロノジェネシスだが、一転、今回は2着カレンブーケドールに2馬身差の完勝劇。「そこまで強かったのか」と感じさせた見事な「秋華賞」制覇だった。今週の舞台はトリッキーな内回り2000mから『強ければどこからでもくる』外回り3000mへ。牡馬三冠の最終戦「菊花賞」を迎える。圧倒的な1番人気に推されるのは皐月賞2着、ダービー3着のヴェロックス。トライアル「神戸新聞杯」もサートゥルナーリアには完敗だったが、それでもキッチリと2着を確保。前哨戦としては上々の滑り出しだったように春から一段とパワーアップした姿を見せた。多少折り合いを欠く面はあるが元々スタミナは豊富なタイプで、スローペースになりがちな現代の競馬において距離の不安はほぼ考えなくていいだろう。戦ってきた相手からも極めて信頼性の高い1番人気馬と言えよう。対するのは前走「神戸新聞杯」でヴェロックスの後塵を拝したが3着で権利取りに成功したワールドプレミアを筆頭にレッドジェニアル、ユニコーンライオン、シフルマンがここへ参戦。以下、「セントライト記念」からの臨戦となるサトノルークス、ザダル、ニシノデイジー、タガノディアマンテなどなど伏兵がズラリ。さらに取り扱いが難しく「菊花賞」らしい夏の上がり馬で惑星となりそうなのがホウオウサーベルとヒシゲッコウの2頭。いずれも間違いなく長距離向き。目を離すわけにはいかない。言うまでもなく、この大一番も勝負鞍候補。逐一、弊社からの情報のチェックをお願いしておく。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都8R「3歳以上1勝クラス」ダ1400m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは直前まで人気が入れ替わるなか、最終的に5番人気に支持された7番トウカイオラージュだった。

『現級では芝で7、6、7、6着と善戦止まりのトウカイオラージュだが、終いは堅実に脚を使って差を詰めているように、着順ほど内容は悪くない。芝だとどうしても切れ負けしてしまうが、ここ一連の走りから現級で勝ち負けできる脚力があることは間違いなく、条件が噛み合えば一変しても不思議のない能力の持ち主。その意味でも今回のダート替わりが吉と出る可能性は高いはず。脚抜きの良い馬場も芝に対応できるスピードがあるだけにプラスになりそうだし、前が止まりにくい京都とはいえ、今回は強敵不在の小粒な組み合わせ。芝スタートで2走前のようにある程度ポジションを取って行けば、直線で差し切れるとみて軸馬に指名する』という見立て。

横並びのスタートから抜け出してきたのはなんと軸馬7番トウカイオラージュ。今回初ダートだったが、これまでは芝で差す競馬一辺倒だっただけにこの展開は想定外。ただ、意図的に出して行ったというよりも好スタートを切ったことで、自然体で馬の行く気に任せた結果がハナだったということか。11番メイショウオニテ、12番ドラセナが外目の2・3番手。以下、1番グランドビクトリー、3番コパノマーティン、10番ナムラシェパードと続き、このあたりまでで先行集団を形成。前半3ハロン通過35秒5と淡々としたミドルペース。台風の影響で前が止まらない馬場も相まって、この流れは完全に前有利。4コーナーから直線、終始先導していた軸馬7番トウカイオラージュが満を持して追い出されると手ごたえ通り、グイグイ脚を伸ばす。後続も離されずに食らいつくがその差はなかなか縮まらない。先行勢のなかでは10番ナムラシェパードが抜け出してこれに追いすがるも、最後はその一列後ろで終始脚を溜めていた3番コパノマーティンが鋭く差し脚を伸ばす。馬場や展開の利もあっただろうが、結局、軸馬7番トウカイオラージュが最後までしぶとく脚を使って後続の追撃を振り切り、3番コパノマーティンの追撃をクビ差凌いで1着でゴール。2着に3番コパノマーティン。3着に10番ナムラシェパードが入線。この結果により「馬連3-7、2,670円」の的中。鞍上の好判断により軸馬が完勝。5番人気→4番人気の決着だっただけにもう少しついても良さそうな配当ではあるが、5番人気馬を軸馬に指名して馬連的中で文句を言うのはナンセンス。配当面を抜きにしても会心の的中鞍。会員の皆さま、本当におめでとうございました。

他にも土曜京都6Rにて「馬連3-9、490円&3連複3-5-9、1,330円」のダブル的中を、そして同じく土曜京都7Rで「馬連2-7、300円と立て続けに手堅く的中をお届け。さらにダメ押しの月曜京都7Rにて「馬連5-7、1,670円」を的中。台風の影響もあって難解な週ではあったが、終わってみれば全体を通じて6戦4勝をマーク。開催2週目は至極順調に推移したと言えよう。

「秋華賞」以上に、今週末の「菊花賞」はかなり力量拮抗したメンバー構成で、馬券的な妙味も十二分。絶対に見逃せないG1となる。他にも興味津々の勝負鞍候補目白押し。引き続き楽しみにお待ちいただきたい。