10/19 10/20 10/21 4回東京4日6日7日・4回京都6日7日目・3回新潟3日4日目

G1の舞台は勝負の東京へ ~土曜京都7R・3歳以上1勝クラス~

G1の舞台は東京競馬場へ移り「天皇賞・秋」が今週末の大一番となる。無論、主役を務めるのは現段階ですでに歴史的牝馬に名を連ねられるアーモンドアイ。その実力や実績については、今さらクドクドと書き連ねる必要もあるまい。前走「安田記念」はスタートの不利をはねのけてクビ+ハナ差3着惜敗。デビュー2戦目からの連勝が『7』でストップしたとはいえ、評価は微塵も下がることはないし、今回も中心は不動だろう。興味深いのはクラシック最終戦「菊花賞」ではなく、ここへの参戦を決めた3歳馬サートゥルナーリア。「日本ダービー」ではイレ込みが激しくスタートで後手を踏み、まさかの4着だったが、秋の始動戦となった前走「神戸新聞杯」では、のちの「菊花賞」1着、3着馬を歯牙にもかけない圧巻の勝ちっぷり。やはりポテンシャルは世代No.1。今回は初の古馬一線級相手だけにあくまでチャレンジャーの立場だがこれもV候補。更にアーモンドアイ同様、「安田記念」でスタートの不利に泣いたダノンプレミアムがここ参戦してくる。16着惨敗の前走だが、力を出し切った敗戦でないことは確か。即反転攻勢があって不思議ない一頭だ。他にも多士済々の強力な布陣。まずはここから始動のアルアイン。G1で掲示板を外したのは極悪馬場だった「菊花賞」のみという超堅実派だが、2000mのG1で2勝を挙げており今回も有力。昨年の「ジャパンC」以降、相手なりで堅実な戦績をおさめている昨年の「大阪杯」の覇者スワーヴリチャード。勝ち切れていないとはいえ、昨年のダービー馬ワグネリアンも健在。更にアエロリット・ユーキャンスマイル・ウインブライト・マカヒキ・スティッフェリオ……など、豪華メンバーが顔を揃え、馬券的にも妙味十分。この難解な一戦を弊社アスコットがどう紐解くのか。楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都7R「3歳以上1勝クラス」ダ1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された9番アユツリオヤジだった。

『昨年の降級後、思いのほか現級2勝目に時間を要しているアユツリオヤジだが、調子が上がらなかった一時期とは状態が雲泥の差だし、勝ち切れないまでも毎回地力の高さの一端は垣間見せている。前走で粘りが増したように今回も直線平坦の京都1200m。そして持ち前のスピードが存分に活きる脚の抜きの良い重馬場。他の有力どころがこぞって差し馬なのもプラス材料。ならばもう足踏みは許されない。当然の軸馬だ』という見立て。

レースは好発を決めた7番レサイア、軸馬9番アユツリオヤジ、11番ルクスムンディーが3頭雁行で主導権争いとなるが、7番レサイアと11番ルクスムンディーの2頭が競り合いを避けて控え、最終的に軸馬9番アユツリオヤジがハナを切る展開。2馬身差の2番手に11番ルクスムンディー、2馬身差の3番手に7番レサイアが続く。そこから4馬身差離されて1番ミヤラビランド、8番メイショウオ二テ、5番フレンチイデアル、3番メイショウアマギの4頭が中団を追走。後方に4番メディクス、10番キングヴァラール、6番ダブルスピリットの順。前半3F通過34秒4のミドルペース。頭数もてごろで前半から縦長の隊列になったことも追い風だったのだろう、逃げた軸馬9番アユツリオヤジは4コーナーに差し掛かっても競りかけられることなく、終始マイペースの逃げで直線へ。こうなれば軸馬9番アユツリオヤジは易々とは止まらない。直線半ばまで持ったまま3番手以降を大きく引き離し、そこから満を持して追い出しを開始。好発からの積極策で終始2番手追走していた11番ルクスムンディーが、唯一、一頭だけ追いすがったが、軸馬9番アユツリオヤジは最後まで一度も先頭を譲ることなく1着でゴール。1/2馬身差2着に11番ルクスムンディー、そこから4馬身差離れて熾烈な3着争いを制したのは中団から脚を伸ばした3番メイショウアマギ。この結果により「馬連9-11、1,600円」の的中。残念ながらサポートにて対抗馬を絞り込んでしまったことが裏目に出て弊社十八番のダブル的中とはいかなかったが、それでも「3連複3-9-11、2,340円」の的中をお届けしたように、いずれにしろ、上々の首尾で週一発目の勝負鞍を的中させた次第。

前記の通り、開催3週目も絶好のスタートを切った予想部。他にも日曜東京7R「3歳以上1勝クラス」では9番人気カシマフウリンを軸馬に抜擢。結果、2着馬に3/4馬身差届かず3着で馬連的中こそ逃したものの、サポートにて「ワイド3-10、1,170円&ワイド3-8、1,800円」のダブル的中をお届けし、随所で好調ぶりを示した予想部。不的中のレースにおいて対抗ヌケや軸馬3着などがあったのはツヤ消しだが、それでも【2・0・2・0】と軸馬複勝率100%をキープしているように、あと少し噛み合うだけで前開催開幕週以来の全勝も現実実を帯びてきた。いずれにしろ、4回東京・京都開催の最終週となる今週末も勝負鞍候補目白押しなだけに、連戦連勝で開催を打ち上げる所存。これまでにも増してのアツいご期待をお寄せいただきたい。