11/2 11/3 5回東京・5回京都・3回福島1日2日目

難解な開幕週も上々の滑り出し ~日曜東京7R・3歳以上1勝クラス~

例年になくメンバーが揃い注目を集めた先週末のダート重賞「みやこステークス」。今年のG1「フェブラリーS」の覇者インティをはじめ、重賞好走馬がズラリ揃った強豪相手に、道中後方から捲って勝ち切ってみせたヴェンジェンスの内容は強い。確かに前半1000m通過59秒0と極めて速い流れになったのが要因ではあるが、それでも勝ち切ったところに価値がある。しかも勝ちタイム1分49秒1も上々。短い距離で実績を積んできた馬だが、ベストは中距離だったようだ。元々期待の大きかった馬だが、これが重賞初制覇。この勝利によって12月のダートG1「チャンピオンズカップ」でも注目を集めることになりそうだ。2着キングスガード、3着ウェスタールンドも8歳、7歳馬ながら老いてなお盛ん、存在感を存分に感じさせる力走。今回の上位3頭は今後も目の離せない存在だろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京7R「3歳以上1勝クラス」ダ1600m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された16番オーバーディリバーだった。

『オーバーディリバーの前走は久々で初のダート戦。砂を被っても全く問題なく、直線でも一頭だけレベルの違う脚色で、差して後続に4馬身差の圧巻の勝ちっぷり。脚抜きの良い馬場だったとはいえ、勝ちタイムも優秀のひと言。ダート適性は相当高い。前走同様、今回も久々となるが、この中間の動きから仕上がりは上々だし、この厩舎がこの鞍上を配してきたあたり、色気を持っての参戦であることは容易に想像できる。素質からも1勝クラスは通過点だろう』という見立て。

典型的な逃げ馬不在。レースをリードしたのは外枠から好発を決めた15番カズミドリーム。番手に11番ジュンテオドーラ、6番ニシノトランザムが続き、その後ろに4番クワトロダッシュ、9番ファントムメナスとこのあたりはほぼ差がなく好位集団を形成。互角のスタートを切った軸馬16番オーバーディリバーは後方からの競馬となった前走とは異なり、内枠の各馬の出方を伺いながら出たなりのポジションで流れに乗り、今回は好位外目の絶好位を追走。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線。軽快に飛ばす15番カズミドリームに6番ニシノトランザムが並びかけ、直線半ばで先頭に立ったが、ここからレースが一転。終始好位で脚を温存していた軸馬16番オーバーディリバーが外から追うところなく楽な手ごたえのまま一気に前を飲み込み、先頭に並んでからようやく追い出しを開始。後続を引き離しにかかる軸馬16番オーバーディリバーに追いすがったのは内々から鋭く脚を伸ばした5番リトルモンスターと7番ネクストムーブの2頭。5番リトルモンスターに1/2馬身差まで詰め寄られるが、着差以上に手ごたえは楽で軸馬16番オーバーディリバーが人気に応えて1着でゴール。5番リトルモンスターが2着を確保。そこから3/4馬身差の3着に7番ネクストムーブが入線した。この結果により「馬連5-16、460円&3連複5-7-16、1,110円」のダブル的中。4着以下には3馬身もの大差を付けていたように、見ていて安心安全、外れようのない弊社十八番のダブル的中劇だった。

比較的に難解なレースが多かった先週末だが、今回斬った日曜東京7Rを皮切りに、続く日曜京都8Rではサポートにて「3連複3-4-8、1,510円」の的中をお届け。さらに週イチ押し鞍と断じて急遽、提供に踏み切った日曜東京10R「錦秋S」でも「馬連2-7、390円」と、人気サイドの決着で堅めの配当ながら対抗1点目での馬連大本線的中と、日曜は異例の3鞍提供で全勝をマーク

開催替わりもまずは上々の滑り出しを決め、日曜3連勝で次週以降に弾みを付けた弊社アスコットシステムズ。開催単位で言えば右肩上がりに調子を上げるだけに、今週末の「エリザベス女王杯」から年末の「ホープフルS」まで、8週連続して行われるG1を目前にして不安な材料は一切見当たらない。まずは勝負鞍候補満載の今週末を楽しみにお待ちいただきたい。