12/14 12/15 5回中山・5回阪神・4回中京5日6日目

勝負の最終週へ ~日曜阪神8R・3歳以上1勝クラス~

いよいよ今週末に迫った暮れの大一番「有馬記念」。予定していた「香港C」を軽い熱発で回避したことで、ここへの出走にシフトしてきたアーモンドアイ。ファン投票1位の同馬が出走することでまた一段と注目度が高まった。これまでの実績通り、当然の主役だろう。ただ、今年は稀にみる好メンバーが顔を揃え、他馬も虎視眈々。中でも一昨年の「エリザベス女王杯」勝ち以降、本格化著しく「宝塚記念」→海外G1「コックスプレート」を連勝で臨む、アーモンドアイ同様、牝馬のリスグラシューが相手筆頭か。前走海外G1勝ちとはいえ、相手が格下だった点は気になるが、それでも「宝塚記念」では牡馬現役トップクラスでここ出走のキセキ、アルアイン、スワーヴリチャード、レイデオロなど、錚々たるメンバー相手に圧巻の勝ちっぷり。アーモンドアイとはまだ未対戦なこともあり、逆転があっても驚けない一頭だ。ちなみに今回の舞台は東京とは異なり紛れが生じやすいトリッキーな中山2500m。前記有力2頭はいずれも中山コースは初。そのあたりも焦点のひとつとなりそう。無論、馬券的妙味は十分。3番手は中山G1で2勝を挙げている3歳馬サートゥルナーリア。ポテンシャルの高さはいわずもがな。この馬の場合、他馬云々より平常心で臨めるかどうか、自分との戦いになるだろう。今年の3歳のレベルを考えればこれも当然のV候補。続くのはキセキ、アルアイン、スワーヴリチャード、レイデオロ、シュヴァルグランといったお馴染みの面々。そしてまだまだ伸びしろのある3歳馬ヴェロックス、ワールドプレミアの躍進も十分に考えられるところ。アーモンドアイ中心は揺るぎそうにないが、馬券的には難解さを極めるこの一戦。弊社アスコットシステムズがどう紐解いていくのか。楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは週イチオシ鞍と断じて提供に踏み切った日曜阪神8R「3歳以上1勝クラス」ダ1800m。このレース、弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に断然の1番人気に支持された9番パンコミードだった。

『本日イチオシの勝負鞍。ダート替わりで一変が期待できるパンコミードが軸馬。デビューからここまで芝を使われてきたパンコミードだが、520キロ前後の大型馬で力感十分の飛びの大きいフットワークからも、切れ味よりもスピードの持続力が持ち味のタイプ。ダートがマイナスになることは考えづらく、この条件替わりが吉と出る公算大。昨年3月以来、ほぼ1年半もの長期休養を余儀なくされたため出世が遅れたが、そもそも1勝クラスでいつまでも足踏みするレベルの馬でないことは明らか。今回は再度間隔をあけて立て直されて久々となるが、この中間は坂路で順調に乗り込みを消化しており、力を出せる仕上がり。頭数も手ごろで砂を被りづらいこの枠も好材料なだけにまず勝ち負け必至だろう』という見立て。

逃げたのは内枠から果敢に行った4番メイショウソテツ。6番ハイクアウトが2番手。それに続いて軸馬9番パンコミードが外から積極的に先行して3番手の好位をキープ。3番アイキャンテーラー、7番テイエムギフテッド以下、1番スパンキーワールド、8番メイショウバルコラとこのあたりが一団で追走し、最後方に2番ナイルデルタの順。1000m通過64秒2の淡々としたスローペースで流れて4コーナー。ここで逃げた4番メイショウソテツが早々に失速。代わって6番ハイクアウトが先頭に立ち、この流れに合わせて軸馬9番パンコミードも手ごたえ十分のまま2番手で直線へ。しぶとく脚を伸ばす6番ハイクアウトだったが、軸馬9番パンコミードとの脚色の差は歴然。一完歩ごとに差を詰めて堂々と先頭に躍り出てジリジリと後続を突き放し、楽々と1着でゴール。焦点は2着争いに。6番ハイクアウトが粘りに粘って他の先行していた馬たちを突き放すが、唯一、一頭だけ後方で脚を温存していた2番ナイルデルタが直線一気に急追し、6番ハイクアウトを1+3/4馬身差差して2着に浮上しただところがゴールだった。この結果により「馬連2-9、2,240円」の的中をお届け。ただでさえ少頭数の一戦ではあったが、1頭競走除外により、オッズが激減したなかでこの好配当。週イチオシ鞍での軸馬完勝に加え、「良いところを連れてきた」見ていて安心安全の的中劇となった。

土曜こそ精彩を欠く提供で的中をお届けできなかったが、折り返しの日曜でアッサリ反転攻勢、今回斬った阪神8Rの他に中山7Rではサポートの妙で「馬連7-12、780円&ワイド7-12、340円&ワイド8-12、210円」のトリプル的中をお届けし、日曜は2鞍的中させて締めくくった次第。

いよいよ今週末はクライマックス「有馬記念」。『アーモンドアイ一強の構図』でメディア間は早くも相手探しで過熱気味だが、G1ホースだけでも11頭を数える超豪華版のグランプリ。それほど簡単な図式であるはずもない。弊社は他の動向にいささかもブレることなく、的中と言うたったひとつの真実を追求していく。そして「有馬記念」を筆頭とする全ての勝負鞍において結果を出し、会員の方々を『熱狂の渦』へと引き込む所存。2019年度の中央競馬開催も残り3日間。引き続き楽しみにお待ちいただきたい。