12/7 12/8 5回中山・5回阪神・4回中京3日4日目

的確なレース選定での的中劇 ~土曜阪神8R・3歳以上2勝クラス~

今年のJRA開催も残り5日間。今週末のG1は2歳チャンプ決定戦となる「朝日杯FS」。まず注目は「新馬」→「サウジアラビアRC」と文句のない内容で連勝中のサリオス。特に前走「サウジアラビアRC」は着差以上に余裕のある走りを見せレコード勝ち。デビューから2戦がいずれもホームでもある関東の東京マイル。対して今回は輸送競馬となる関西の阪神マイル。そのあたりに一抹の不安はあるが、この中間も迫力満点の動きをみせており絶対能力の違いで克服する可能性が高い。レッドベルジュールも同様に連勝してここに駒を進めてきた素質馬。デビュー戦は好位から、そして前走「デイリー杯2歳S」は発馬で後手を踏んで後方からと、違う競馬で連勝してきたのだから2歳若駒らしからぬ大人びた気性の持ち主。阪神マイルにもなんら不安はなく、持ち前の自在性が活きる流れなら十分に勝気あり。他にも重賞で堅実に走っているペールエール。前走で距離にメドを立てたトリプルエース。「京王杯2歳S」をレコード勝ちで駒を進めてきたタイセイビジョン。更にビアンフェ・ウイングレイテスト・ラウダシオンなど、素質馬揃いの好カード。馬券的な妙味溢れるこの一戦も、言うまでもなく弊社にとっては勝負鞍候補のひとつ。大いなるご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神8R「3歳以上2勝クラス」ダ2000m。このレース、弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された9番タイサイだった。

『久々+昇級、さらに相手も揃っていた前走でいきなり3着に力走し、早々とクラスに目処を立てたタイサイが軸馬。その前走は+14キロと大きく馬体を増やしていたが、見た目に緩さはなくほぼ全て成長分。力感が増していたようにパワーアップも顕著。前走で最後脚色が一緒になったのは久々の影響だろうし、ひと叩きされた今回は粘りが違ってくるはず。今回は前走から一枚落ちの組み合わせなだけに、鞍上の卸し方ひとつで勝機十分とみた』という見立て。

大方の予想通り6番モズエロイコが積極的に出して行ってハナを主張。内から2番シメイ、4番スマートアエロも内目の好位に取り付くが、外から積極策で13番ヒロノセンキンが2番手をキープ。同様好発を決めた軸馬9番タイサイは周りの出方を伺いつつ無理なく好位3番手で絶好位の流れに乗る。早々に隊列が決まって向正面に入り、縦長の隊列で淡々と流れて前半1000m通過62秒3のミドルペース。3コーナー手前から後方にいた人気の一角8番ヒッチコックが外からポジションを押し上げて進出を開始。この馬の動きに合わせて一気にペースアップして馬群が凝縮。ほぼ一団で4コーナーから直線へ。終始先導していた6番モズエロイコが早めに後続を振り切りにかかり、軸馬9番タイサイを除く、他の先行した3頭は早くも失速気味。同様に脚色一杯になった6番モズエロイコを楽々交わして軸馬9番タイサイが先頭に立つ。逃げ・先行馬が後続に飲み込まれ、終始好位を見る7番手で脚を温存していた11番ペガサスが脚を伸ばして2番手に浮上し、さらに後方から8番ヒッチコック、12番スピンドクターがグイグイ伸びて猛追。早めに抜け出した軸馬9番タイサイはゴールまで全く脚色が鈍ることなく、後続に3馬身差をつけてそのまま1着でゴール。まさに力が違うという感じのレース内容。11番ペガサスがゴール前熾烈な叩き合いを制して2着を確保。ハナ差3着に12番スピンドクターが入線。この結果により「馬連9-11、1,140円」の的中をお届け。この程度の的中配当はザラではあるが、的確な軸馬選定に加え、5番人気のペガサスを対抗2点目に指示したことより、的確なレース選定を示すまずまずの馬連的中となった次第。

他にも週一発目の勝負鞍となった土曜中京6Rでは「馬連2-6、680円」を手堅く的中させ、土曜を連勝で折り返し。ただ、日曜の勝負鞍においては軸馬は連対を確保するもいずれも痛恨の対抗ヌケ。少なくともあと一本は欲しかったところなだけに少々尻つぼみだったことは否めない。当然満足とは程遠い結果ではあったが、勝負鞍における軸馬【3・1・0・0】が示す通り、引き続き流れは途切れていない。ちょっとした歯車の噛み合わせで結果は一転するだけに、今の流れのまま残り5日間の大爆発に繋げること。それが大命題となる。

本年度の中央競馬開催もあとわずか。今週末も興味深い勝負鞍候補が少なくない。残り5日間、獲れるところは全て獲り尽くす所存。なお一層のご期待をお寄せいただきたい。