8/1 8/2 2回新潟・1回札幌3日4日目

レースを読み切った好配当的中劇 ~日曜札幌9R・3歳以上1勝クラス〜

先週の「クイーンステークス」は、吉田隼騎手騎乗の11番人気と低評価に甘んじたレッドアネモスが1分45秒9で重賞初V。古馬になって復帰後は重賞で6、6、8着と大きく崩れはしないものの善戦止まりだったが、攻め馬ではいつも抜群の動きを見せていた馬。枠順や展開などレースにおいて全てが噛み合ったことが大きいが、それにしても強い競馬だった。レースは1000m58秒7の若干速めのミドルペースで、3コーナーから一気に動きがある展開へ。ペースからも差し馬向きの展開だったが、他の有力どころは馬群が密集する4コーナーでのコース取りに手間取るのを尻目に早めに抜け出して、そのまま押し切った。2着は、外から猛追したビーチサンバと内の狭いところを割って抜け出してきたスカーレットカラーの争いとなったが、直線での追い比べの末にビーチサンバが首差先着した。他ではシャドウディーヴァ、カリビアンゴールド、フェアリーポルカがいい伸び脚を見せたものの、差のない4、5、6着止まり。ただし、今回は全てにおいて勝ったレッドアネモスに追い風となっただけに、この一戦で力量比較は早計。6着フェアリーポルカ以下の馬たちも、そう差はなかっただけに古馬牝馬の中距離路線は展開や条件ひとつで着順はころころ入れ替わってきそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌9R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。このレース、軸馬として期待したのは、上位で人気割れのなか、最終的に2番人気に支持された12番フームスムートだった。

『フームスムートの前走は好発を決めて好位4番手という絶好のポジションでレースを進めたが、3コーナーで前の馬が張ってきたことで接触し、一旦ブレーキをかける場面も。結果的に1/2馬身差の2着惜敗だが、明らかにスムーズさを欠きながらも勝ち負けを演じているように能力上位と断言できる内容だった。ここは未対戦の3歳馬との力関係がカギだが、再度先行できる組み合わせだし、まだ一度も崩れ知らずのベストの舞台。休み明け3戦目でデキにも太鼓判が押せるだけに、アッサリ押し切れるとみて軸馬とする』という見立て。

レースは全馬互角のスタートから7番クリアショットに8番クロカドックが絡んでいき、さらに軸馬12番フームスムートも外目から差のない好位3番手につける。枠順の差で7番クリアショットが主導権を握って8番クロカドック、軸馬12番フームスムートも差がなく続き、若干離れた好位後方に14番セイユメアカリ以下、一団で追走。前半1000m通過62秒0の淀みのないミドルペース。3コーナー手前からのペースアップにも動じず、好位3番手で運ぶ軸馬12番フームスムートの手応えは絶好。逆に逃げた7番クリアショットの手応えが早々に怪しくなりズルズル後退。替わって8番クロカドックが先頭に立つがそれもつかの間、外から持ったままの手応えで軸馬12番フームスムートが4コーナー先頭で直線へ。ようやく追い出しを開始した軸馬12番フームスムートに、終始これをマークする位置取りで同様に追い出した14番セイユメアカリが捕らえにかかる。直線半ばの段階では2頭が後続を引き離し、馬体を併せての追い比べとなったが、最後は14番セイユメアカリが軸馬12番フームスムートを競り落とし、最後まで脚色衰えずにグングン伸びた14番セイユメアカリが軸馬12番フームスムートを4馬身突き放して1着でゴール。2着に軸馬12番フームスムート、そこから3馬身1/2差3着に5番ダンスメーカーが入線。この結果により、「馬連12-14、3,180円」の的中。力関係が横一線だった同レースをきっちりと読み切り、7番人気の14番セイユメアカリを「馬具効果あれば前進して不思議ない14番」としっかりと対抗馬指名しての勝利馬券だった。

他にも土曜札幌10R「阿寒湖特別」の馬連、冒頭の「クイーンステークス」の3連複と土日通じて的中をお届けし、8月第一週を上々の首尾でスタート。夏競馬も残り5週と佳境に入ってきたが、無論、弊社得意の夏競馬はここから勝負を賭ける所存。引き続き今週末にアツいご期待をお寄せいただきたい。