8/8 8/9 2回新潟・1回札幌5日6日目

的確な軸馬選択が呼んだ的中鞍 ~日曜札幌7R・3歳以上1勝クラス〜

7番人気ケンシンコウが快勝した「レパードS」の走破タイムはダート1800m・1分49秒2のレコード。前日の「3歳以上1勝クラス」が1分51秒台だから、換算すると古馬オープンレベルか。もちろん、レコードタイムで走破したケンシンコウは立派のひと言。ただ、09年に行われた第1回のこのレースは「良馬場」で1分49秒5という高速決着だった。脚抜きの良い不良馬場での高速決着となったことを踏まえると、それを凌ぐレコードタイムとはいえ額面通りに受け取るのは微妙だろう。何より当時の勝ち馬はあのトランセンド。その後の活躍はご存知の通り。あのレベルまでいくには、3歳夏の時点で「良馬場」で1分50秒を楽々と切るくらいの脚力が要求されるという、ひとつの指標でもある。今年50秒を切ってきた馬は勝ち馬ケンシンコウを筆頭に2着ミヤジコクオウ、3着ブランクチェックまで。何度も言うように今後トランセンドのようなG1レベルまで上り詰められるかどうかは、馬場差を考えると次走以降に持ち越すべきだが、今さらながら教訓として記憶しておきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌7R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。このレース、軸馬として期待したのは、最終的に1番人気に支持された5番ドゥラモットだった。

『ダートではまだ底を見せていないドゥラモットが軸馬。芝・ダート問わず、堅実な走りをする同馬だが、反面、追い出すと頭が高くなり伸びを欠くシーンが多々。その意味でも直線の短い平坦小回り1700mの条件はプラスになりそうだし、何より前走が差し・追い込み馬が上位を占める先行馬総崩れの展開を、唯一、4コーナー先頭から0秒3差3着に踏みとどまるのだから地力の高さは疑う余地なし。立て直して仕上がりは上々だし、ここはすんなり前で流れに乗れそうな組み合わせ。地力を評価すれば当然の中心視となる』という見立て。

レースは内枠から好発を決めた4番ゴールデンバレットが出ムチを入れてハナを切るも、外から9番ウィーンソナタ、12番ミンデンユウカ、13番タガノグリュックがこれに絡んでいき、1コーナーでは9番ウィーンソナタが引くことなくハナを取り切って引っ張る展開。これら4頭の後ろに14番スピーニディローザ、3番フィロスが続き、軸馬5番ドゥラモットは周りの出方を伺いながら今回は好位後方7番手につける。向正面に入ってもペースを落とさず逃げる9番ウィーンソナタが引っ張り、前半1000m通過60秒9のハイペース。さすがに逃げ・先行馬には厳しい展開に。縦長の隊列で3コーナーを迎え、逃げた9番ウィーンソナタの手応えがなくなりアッサリ脱落。替わって12番ミンデンユウカ、13番タガノグリュックの2頭が先頭に立つも、前で引っ張った4頭の離れた中団でじっくり脚を温存していた3番フィロスと軸馬5番ドゥラモット、さらに10番メイショウカスガが一気に好位まで押し上げて直線へ。12番ミンデンユウカ、13番タガノグリュックの2頭がズルズル後退し、早めの仕掛けから3番フィロスが先頭に立つも、これに軸馬5番ドゥラモットが脚を伸ばして差を詰め、この2頭に内から10番メイショウカスガ、外から7番プリンサンが追い上げる。ラスト100mで軸馬5番ドゥラモットが3番フィロスを難なく捕えて先頭に立ち、そのまま1着でゴール。10番メイショウカスガが一旦は2番手に浮上するも、7番プリンサンが外からこれに急追。最後の最後で10番メイショウカスガを捕えて、7番プリンサンが2着を確保。3着10番メイショウカスガ、4着3番フィロスの順で入線。この結果により、「馬連5-7、1,480円」の的中。1番人気-4番人気の決着としては悪くない配当となった。弊社の的確な軸馬選択が呼んだ的中鞍と言えよう。

他にも土曜新潟7R「3歳以上1勝クラス」の馬連や重賞など、前週に引き続き土日通じて的中をお届けできたが、イチオシ鞍でのよもやの軸馬凡走など、全体的な印象としては若干チグハグな結果となった先週末。予想部にはなお一層の奮起を促したい。

夏の新潟・札幌も折り返しとなり、今週末からは小倉開催も加わり、3開催場にて後半開催のスタート。いよいよここからが正念場。秋の大収穫祭へ向け、ここで軍資金調達を計る所存。会員の皆さまには絶大なるご期待をお寄せいただきたい。