8/15 8/16 3回新潟・2回小倉・2回札幌1日2日目

納得のいく的中劇 ~日曜小倉8R・3歳以上1勝クラス〜

サマーマイルシリーズ第2戦「関屋記念」(新潟、芝1600m)は、4番人気の6歳馬サトノアーサーが後方17番手から直線一気の追い込みで快勝。2018年の「エプソムC」以来、およそ2年2ヵ月ぶりの勝利で重賞2勝目を飾った。ほぼ最後方から直線一気の追い込み競馬で勝利した同馬。戦前のプランではある程度流れに乗って行く予定だったようだが、発馬で後手を踏んだことでじっくり構える形に切り替えた鞍上の好判断。元々、切れる脚を使えるタイプなだけに、このあたりは馬の特性を把握していた鞍上のファインプレーだろう。勝ったサトノアーサーは一昨年の「毎日王冠」6着の後に1年もの長期休養明けを挟んでの復活劇。すでに6歳となった同馬だが、諦めずに同馬のポテンシャルを信じてしっかりと立て直した関係者には、頭が下がる。ちなみに鞍上も怪我による長期休養明け復帰後、久々の重賞勝ち。人馬共に復活の勝利で今後の更なる活躍を期待したい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉8R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。このレース、軸馬として期待したのは、最終的に1番人気に支持された11番マックスだった。

『昇級も戦ってきた相手と小粒なローカルのここでは素質断然の存在と言えるマックスが軸馬。デビュー戦の勝ち馬ブランクチェックはすでに2勝クラスを勝ち上がり、先週の重賞「レパードS」でも3着に力走。さらに2走前の勝ち馬ウルトラマリンも2勝クラスだけでなく、昨日の3勝クラスも勝利。それら相手にクビ差&0秒2差の接戦を演じている同馬も1勝クラスは通過点。優に2勝クラスでも勝負になるであろう脚力の持ち主だ。今回は距離延長となるが、レースセンスが高く、前走の勝ちっぷりならむしろこの距離でさらに良さが出そうなイメージすらある。去勢明けに加えて、昇級初戦ではあるが前記2鞍の相手を考えればメンバー的にはかなり楽。ここはポテンシャルの違いでアッサリ押し切れるとみた』という見立て。

レースは最内枠から1番ルクスムンディーが好発を決めてハナを切るも、外から軸馬11番マックスが外から内にコースを取りながらこれを交わして難なくハナを主張。同様に外枠から先行した12番ポンペイワームが2番手に上がり、その後に1番ルクスムンディー、軸馬と人気を分け合う4番トゥルプレンシアも好位に取り付き、7番メイショウユウシンまでの5頭で先行集団を形成。隊列が決まって向正面に入り、中団~後方追走組も大きく離されることなくほぼ全馬一団で流れる展開。前半1000通過62秒1の淡々としたミドルペース。例によって3コーナー手前から後続各馬が徐々に前との差を詰めにかかり、先行勢の手綱も動き出すが、終始マイペースで逃げた軸馬11番マックスは持ったままの抜群の手応えで追い出しを我慢して、4コーナーからようやくスパート開始。早めの動き出しから一旦は馬体を併せる形に持ち込もうとした12番ポンペイワームを瞬時に突き放し、直線半ばではリードを広げて逃げ切りを図る軸馬11番マックス。その後もジリジリと差を広げてラスト50mの段階ではセーフティーリードを保ち、最後まで後続を寄せ付けることなく2馬身半差を付けて1着でゴール。焦点の2着争いだが、しぶとく粘る12番ポンペイワームに内から4番トゥルプレンシアが差を詰めるもなかなか交わすまでには至らず2頭の追い比べになるが、後方から捲り気味に進出を開始していた10番キスラーが直線一気の強襲。2着争いを演じていた前を行く2頭との脚色の差は歴然で、馬体を併せることなくアッサリと2着に浮上。最後までしぶとかった12番ポンペイワームが3着、クビ差4着に4番トゥルプレンシアの順。この結果により、「馬連10-11、1,640円」の的中。4番人気キスラーを対抗2点目に指示しての勝負だっただけに、マズマズ納得のいく的中劇だったと言えよう。

他にも土曜新潟12R「3歳以上1勝クラス」では馬連的中こそ逃したものの、サポートにて「ワイド2-9、830円&ワイド9-10、1,280円」のダブル的中で十分なプラス収支を計上し、翌日曜は『イチオシの勝負鞍』と断じて提供に踏み切った日曜新潟9R「浦佐特別」の「馬連7-14、510円」を手堅く的中させるなど、今回斬った日曜小倉8Rを含め、終わってみれば土日を通じて3本の的中をお届け。

相変わらずの高的中率を示した弊社予想部。残された課題はたったひとつ、配当的な意味での爆発力。その点の微調整を加えつつ今週末に備える所存。大収穫の秋はもう目の前。まずは今週末の情報提供に多大なるご期待をお寄せいただきたい。