2/6 2/7 1回東京3日4日目・1回中京11日12日目・1回小倉7日8日目分

月替わりも上々の滑り出し ~土曜小倉12R・角島特別~

2月に入り、開催2週目となった先週の東京競馬。開幕週の傾向から「当然、外を通る差し・追い込み馬有利」が予想されたが、蓋を開けてみると意外なほど逃げ・先行馬の押し切りや、内ラチから馬場の3、4分どころからの差しが決まる芝コース。普通に考えてわずか1週でその傾向が激変するとは誰も思わないはず。しかし……。やってみると先行馬の粘り込みや内を突いた差し・追い込みのオンパレード。外からの差しなどいつまで待ってもやって来ない。やはり、たまに差してくるのもインの突進だけ、という有り様。正直なところ、たった1週でこれほど傾向が変わると対処するのは難しい。さすがに日曜メイン重賞「東京新聞杯」は差し馬向きの展開もあって東京マイルらしい決め手勝負となったが、それでも大外からの直線一気の強襲は届かず、アタマ差接戦を演じた1、2着馬も馬場の中央から内を通った2頭。競馬は自然相手。だから今さら言っても仕方のないことではあるのだが、難しいものはどこまでいっても難しい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜小倉12R「角島特別」ダ1700m。このレース、軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された8番イプシランテだった。

『長期休養明けながら立て直した前走で3着に力走し、改めてクラス上位の脚力を示したイプシランテが軸馬。新馬こそ芝のマイルで勝ち上がった同馬だが、2走前にダートに矛先を向け、オープン「昇竜S」では好メンバー相手に0秒2差4着。発馬で後手を踏み、後方からの競馬に加え、馬群を割って伸びてきたようにかなり強い内容。前走は一転してハナを切る競馬で久々の分、最後は息切れしたがそれでも差し馬向きの展開で逃げて0秒2差。一度使われた上積みは絶大で、この中間は体調面もグンと良化。距離延長やコーナー4つの競馬は初となるが、自在性のある脚質だし、1勝クラスなら素質の違いでまず勝ち負けに持ち込んでくれるだろう』という見立て。

レースをリードしたのは5番パイプライナー。以下、6番レゴリス、2番エターナリーと続く平均的な流れ。軸馬8番イプシランテは前記先行馬を見る好位3、4番手の絶好位をがっちりキープ。これを見る形で1番人気の9番ケイアイドリーも好位で流れに乗る。3番人気の3番スズカパンサーは発馬ひと息で他が主張したため6番手からのレース。根が逃げ馬なだけにこの展開は辛い。前半1000m通過60秒6と淡々と流れ、特に早めに捲って流れを変える馬も不在だっただけに3コーナーから4コーナーでも軸馬8番イプシランテの手応えは十二分。逃げた5番パイプライナーと番手追走の6番レゴリスの2頭こそ直線に入って早々と脱落したものの、道中のペースがペースだっただけに、他の先行馬たちが脚を伸ばす。直線の追い比べでは軸馬8番イプシランテが早めに先頭に立ち、これをマークしていた9番ケイアイドリーが追いすがるもジリジリと差は開く一方。替わって終始、内の好位で脚を温存していた2番エターナリーが鋭く脚を伸ばしてくる。早め先頭から最後まで後続を寄せ付けなかった軸馬8番イプシランテが難なく1着でゴールし、2馬身差の2着に2番エターナリーが浮上。1番人気に支持された9番ケイアイドリーだが、最後は完全に脚があがって1番コスモクウェンチにクビ差まで詰め寄られ3着死守が一杯一杯だった。この結果により、「馬連2-8、1,780円&ワイド8-9、350円」のダブル的中。2着馬のエターナリーとのワイドをおさえなかったことは痛恨だが、サポートによりダブル的中をお届けできた次第。

また、他にも日曜東京10R「白嶺ステークス」での「馬連7-15、1,890円」を的中させ、痛恨の対抗抜けで馬連的中こそ逃したものの、週ラストの勝負鞍となった日曜小倉12R「平尾台特別」での「ワイド5-8、450円も手堅く仕留めた予想部。重賞「きさらぎ賞」の的中を含め、連日に渡る勝負鞍の的中は好調の証。2月に入り、まずは上々の滑り出しとお伝えしておこう。

今週末以降もG1前哨戦真っ盛り。東京はもちろん、開催替わりとはいえ小倉競馬も連続開催2開催目となるが、関西では京都競馬場の改修工事の関係上、5/2(日)までのロングラン開催となる阪神競馬が今週末からいよいよ開幕。ここからがまさに正念場。更に勢いを増して挑むアスコットシステムズにアツいご期待をお寄せいただきたい。