3/13 3/14 2回中山5日6日目・1回阪神9日10日目・2回中京1日2日目分

まずは的中ありき ~土曜阪神12R・4歳以上2勝クラス~

トライアル「フィリーズレビュー」が終わっても、依然として「桜花賞」が見えてこない今年の3歳牝馬クラシック戦線。「チューリップ賞」は暮れのG1「阪神JF」4着馬メイケイエールが勝利したとはいえ、新進エリザベスタワーと同着。地力でなんとか格好は付けたとはいえ、戦前から予想されていた通り、やはり折り合い面に課題を残す結果となった。「フィリーズレビュー」の方はメンバー的にレースレベル自体が? 実績から1番人気に支持されたオパールムーンではあるが結果から見ても現時点では抜けた存在は無いと言える完敗。逆に外から差し切ったシゲルピンクルビーの決め手は紛れもなく一級品だし、2番人気ヨカヨカが唯一格好を付けた形だが、前記の通りレースレベルに疑問符がつく一戦で絶対的な信頼感とは程遠い。今週の「フラワーC」から始動してくるユーバーレーベンの走りには要注目だが、今年の「桜花賞」は別路線からの馬たちの台頭は考えづらく、ソダシ&サトノレイナスのG1「阪神JF」1、2着馬優位は揺るぎそうもないと言うことか。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神12R「4歳以上2勝クラス」ダ2000m。このレース、軸馬として期待したのは1番人気に支持された1番スコルピウスだった。

『1勝クラス突破に時間を要したスコルピウスだが、2勝クラス昇級後も4、2着と上位争いを演じているスコルピウスが軸馬。デビュー当初から大崩れしない相手なりに走るタイプだったが、去勢効果がようやく出始めたのか、昨年後半からより一層安定感が増しレース振りも一段と良化。クラス2戦目の前走では3着以下に6馬身もの決定的な差をつけているし、再度、前走と同じ条件の今回は前進こそあれ後退はまず考えづらい。バテずにしぶとくジリジリ伸びるのが持ち味なタイプでスローの上がり勝負だと切れ負けする可能性もあり得るが、条件や組み合わせ的にその可能性は極めて低い。クラス3戦目でデキも高値で安定しているだけに、相手緩和で適条件のここは勝ち上がりの絶好機とみた』という見立て。

レースは内からハナを主張した2番プライムフェイズが先導する流れ。7番アジャストザルートがスムーズに2番手で流れに乗り、以下、5番オンワードセルフ、4番クオリティタイム、9番ウインダークローズと好位集団を形成。その後ろの6番手に軸馬1番スコルピウスがつけ、淡々とした流れで前半1000m通過61秒7のミドルペース。3コーナーを回り、徐々にペースアップすると逃げた2番プライムフェイズ、さらに5番オンワードセルフ、4番クオリティタイムの3頭が早くも失速。代わって7番アジャストザルートが押し出される形で先頭に立って直線へ。二の脚を使って7番アジャストザルートが後続を突き放しにかかるところに、終始内々で脚を温存していた軸馬1番スコルピウスは勝負どころでスムーズに外に持ち出してこれを捕らえにかかる。ジリジリと後続を引き離し、長らく2頭横並びの追い比べとなったが、最後は地力の違いを見せて軸馬1番スコルピウスがアタマ差差し切って1着でゴール。着差以上の強さを見せてくれた。2着7番アジャストザルートから3馬身1/2差の3着争いは、前で粘る9番ウインダークローズに後方から差し脚を伸ばした3番メイショウコジョウと8番グレートバローズが加わり、3頭横並びにゴール。写真判定の結果、最後の最後に3番メイショウコジョウがハナ差制してして3着を確保。この結果により、「馬連1-7、670円」の的中。比較的地味めな配当とはなったが、この鞍の的中で土曜勝負鞍を連勝してみせた。

他にも土曜阪神10R「但馬S」にて「馬連5-10、540円を手堅く仕留め、勝負鞍において土曜連勝。欲を言えば日曜にもう一本欲しかったところだが、勝負鞍ではないとはいえ、土曜中京10R「昇竜S」にて「馬連3-11、990円を的中させ、さらに日曜中京12R「伊良湖特別」でも「馬連1-15、2,900円のクリーンショットをお届けするなど、随所に弊社らしい的中を量産。勝負どころではないにしても、配当に関わらず「的中する」という価値を改めて痛感させられた。それを忘れず、予想部にはより一層の奮起を期待し、今週以降の更なる的中量産を切に願う。

今週末には「フラワーC」「ファルコンS」「スプリングS」「阪神大賞典」という重要なG1前哨戦が組まれている。そして翌週に控えるのは春のスプリント王決定戦となるG1「高松宮記念」。否応もなく競馬の季節はどんどん進んでいく。弊社アスコットシステムズに引き続き多大なるご期待をお寄せ頂きたい。