3/6 3/7 2回中山3日4日目・1回阪神・2回小倉7日8日目分

見ていて安心安全の的中劇 ~土曜小倉9R・4歳以上1勝クラス~

G1「皐月賞」の最重要トライアルと云われて久しい先週末の「弥生賞」。今年は無敗のまま最優秀2歳牡馬に輝いたダノンザキッド一強ムードとなった一戦だが、勝ったのは4番人気に甘んじていたタイトルホルダー。今開催の中山芝の馬場状態を意識して鞍上の横山武は内ラチ沿いから離れない。良とはいえパンパンの良馬場とはほど遠く1000m通過62秒6は超スロー。当然、直線に入ってもほぼ全ての馬が余力十分。これまた当然のことながら内が開くことはなく差し馬は外を回す他なし。マイペースの逃げでまんまと逃げ切った鞍上の好騎乗で大金星。同舞台の「皐月賞」でも侮れない存在に浮上したとみていいだろう。距離克服が課題となっていた2着シュネルマイスターも2番手追走からそのまま粘り込み。こちらは見るからにマイラーっぽい体型で2000mはギリギリ許容範囲といったところだが、展開も向いたとはいえダノンザキッドをおさえての2着は立派。断然の支持を集めたそのダノンザキッドだが最後の最後にようやくエンジンがっかって2着シュネルマイスターにクビ差詰め寄って3着。人気を考えると物足りなさが残ったが、道中は力みがちな走りで完全に「叩き台」の意味合いが強かった。これでガス抜きが出来たことは大きい。今回の敗戦だけで評価が下がることはなく、「皐月賞」での最有力候補に変わりはないと言えそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜小倉9R「4歳以上1勝クラス」ダ1700m。このレース、軸馬として期待したのは1番人気に支持された11番ゴールドパラディンだった。

『ダートに矛先を転じた4走前に未勝利を楽勝し、昇級後も3、2、2着と常に現級上位の脚力をみせているゴールドパラディンが軸馬。未勝利勝ちの舞台もあって前走は断然の支持を集めたが勝ち馬に3馬身差を付けられての2着まで。ただ、内々でロスなく立ち回った勝ち馬に対し、終始外を周らされたことが大きく、コース取りの差。勝負どころで押っつけ通しだったように、およそ2ヵ月振りの臨戦だった影響も少なからずあったはず。それを踏まえれば長く脚を使って最後までバテずに伸びたのは地力の証だろう。中1週と間隔を詰めて使えるのはプラス材料だし、前走からの上積みも十分。今度こそ勝ち切れるはずだ』という見立て。

レースは15番モズピンポンが先手を取り、互角の発馬を決めた軸馬11番ゴールドパラディンも積極的に出して行って好位2番手で1コーナーを回る。向正面に入ると全馬、馬場を意識してか、逃げるモズピンポンに離されず、ほぼ馬群一団で運び、前半1000m60秒9の淀みのないミドルペース。このクラスでこの流れだとやはり最後は地力の差が明暗を分ける。勝負どころの4コーナーを回ってもマイペースで逃げる15番モズピンポンの手応えは十分。追走する先行各馬の手応えが怪しくなるなか、唯一、軸馬11番ゴールドパラディンが15番モズピンポンに詰め寄り、2頭横並びで直線へ。直線半ばの段階で2頭が後続を突き放し、マッチレースに持ち込む。激しい追い比べのなか、軸馬11番ゴールドパラディンがジリジリと15番モズピンポンを突き放し、最後は2馬身1/2差を付けて1着でゴール。終始ハナを切って先導した15番モズピンポンが懸命に粘り安泰の2着を確保。そこから6馬身差の3着には10番イグナーツが入線。この結果により、「馬連11-15、290円」の的中。ガチガチの人気馬のワンツー決着となったが、見ていて安心安全の的中劇。週一発目の勝負鞍として手堅く仕留めた次第。

重賞でも3連馬券で的中を量産し、これまで同様、好調キープで大過なし。また、勝負鞍ではないものの日曜阪神9R「アルメリア賞」では購入点数を絞り込んで的中をお届け。とはいえ、肝心要の勝負鞍においての的中は今回斬った土曜小倉9Rのひと鞍のみと精彩を欠いた先週末。近週は非常に難解なレースが続いていることに加え、的中レースにおいても結果的に手堅い配当が続いているだけに、会員の皆様に対して申し訳ない気持ちも少なからずある。ただ、先週の勝負鞍における軸馬着順【3・1・0・0】と単勝率75%、複勝率100%にも関わらず、想定外の伏兵の激走が目立ち、対抗馬抜けが3本も続いたように稀に見るツキのなさだったことは事実。中には8番人気の伏兵馬を軸馬指名して勝負に踏み切ったレースもあったように、ちょっとした流れで的中連打の可能性は十分。今週以降は勝負どころが目白押しで今年に入って絶好調でもある「重賞戦線」でも勝負する構え。いずれにしろ、今週末は噛み合った際の爆発力をお見せする所存。引き続き、アスコット予想に今週末以降もご期待いただきたい。