11/13 11/14 5回東京・5回阪神・2回福島3日4日目分

予想精度の高さを示す的中鞍 ~土曜阪神6R・3歳以上1勝クラス~

今週末のG1は「マイルチャンピオンシップ」(京都、1600m)。春の「安田記念」と並んでマイル王を決める一戦だ。ひと昔前までは一番堅いG1と言われてきた通り、前2年は比較的人気サイドでの決着となったが、過去10年を遡って振り返ると、イメージほど堅い決着ばかりでもなくいささか荒れ模様。3年前、7年前などは1、2番人気の馬が揃って連を外し、10年前は1~3番人気の馬が揃って連を外したほど。他の年を振り返っても意外と「獲りづらい組み合わせ」での決着が多数。今年は昨年の覇者グランアレグリアと3歳マイル王で秋初戦の前走「毎日王冠」を完勝してここに駒を進めてきたシュネルマイスターの2強の構図だが、果たして下馬評通りの決着になるか。古豪インディチャンプ、3歳馬で伸びしろ十分のグレナディアガーズ&ダノンザキッドを筆頭に伏兵馬も多士済々で馬券的興味は尽きない。馬場、枠順、展開次第では大きな穴が出ることもありそう。難解な一戦だけに推理し甲斐もあり、今後じっくりと展開等を検討していきたい。ご期待のうえ、楽しみにお待ちを。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神6R「3歳以上1勝クラス」ダ2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは混戦のなか、最終的に4人気に支持された4番ショウナンアーチーだった。

『ショウナンアーチーの前走は久々+昇級初戦。流れに戸惑うことなく好発から手応え十分に先行できたが、向正面で一気に捲ってきた馬がいたため流れが急変し、かなり厳しい展開に。結果、離された5着とはいえ、3着馬とは0秒1差。昇級初戦と臨戦過程を考えると、クラスにメドを立てたとみていいだろう。瞬発力勝負では分が悪く、本来は自分から動いて行き、長く脚を使って持久力で勝負した方がいいタイプ。久々叩いて型通り上積みも見込めるし、2走前、未勝利勝ちの鞍上に戻るのも好材料。クラス2戦目で慣れが見込めるここは、前々の立ち回りから早めに押し上げて勝ち負けに持ち込めるとみた』という見立て。

レースは全馬ほぼ互角のスタートから9番メイショウシロガネがハナを主張。同様に好発を決めた軸馬4番ショウナンアーチーは外から主張する馬を行かせて自然体で2番手を確保。その後に8番メガゴールド、2番ハイオソラール、3番スズカハイライト。1番ヒミノフラッシュ、10番サトノスカイターフの人気2頭はその後ろの中団を追走。淡々とした流れでほぼその隊形のまま3コーナー~4コーナーへさしかかり、逃げる9番メイショウシロガネにジワッと軸馬4番ショウナンアーチー、そして8番メガゴールドの2頭が並びかける。直線に入り、逃げた9番メイショウシロガネが早々に脱落し、軸馬4番ショウナンアーチーと8番メガゴールドの2頭がグイグイ脚を伸ばして後続を突き放す。長らく続いた追い比べを制したのは8番メガゴールド。この馬が1着でゴール。2着には3/4馬身差で軸馬4番ショウナンアーチー。そこから3馬身離されての3着には終始後方でジックリ脚を溜めていた6番ワイドレッジャドロが入線。1番ヒミノフラッシュ、10番サトノスカイターフの人気2頭は伸びずバテずの競馬で4、5着まで。この結果により、「馬連4-8、1,240円」の的中。配当的にはそう強調できるものではないが、力量拮抗の、どの馬からでも入れそうな組み合わせのなか、阪神2000mという特異な条件を加味して適性&状態を読み切った、弊社の予想精度の高さを示す的中鞍。

他にも勝負鞍において土曜東京7R「3歳以上2勝クラス」の「馬連2-6、550円、さらに日曜阪神12R「ドンカスターカップ」の「馬連4-8、910円など、随所に手堅く的中をお届けし、週を通じて4戦3勝と相変わらずの安定感。消化不良だった開幕週の流れを払拭し、右肩上がりに調子を上げる弊社らしく、開催後半戦となる今週以降は更なる的中量産に期待がかかる。また、目移りする好カードとなる今週末のG1「マイルCS」だが、弊社はすでに勝負馬をある程度絞り込んでいる。最終調教まで精査した後、確信の予想をお伝えする所存だ。更にその翌週の「ジャパンC」以降も続くG1戦線。まずは今週末を弊社ともども「手ぐすねを引いて」お待ちいただきたい。