4/16 4/17 3回中山7日8日 ・2回阪神7日8日目・1回福島1日2日目分

ラストで決めた高配当の的中劇 ~日曜阪神12R・4歳以上2勝クラス~

戦前から混戦ムードが色濃く表れた今年の「皐月賞」だが、結果は「共同通信杯」2着のジオグリフが優勝。2着は昨年11月の「東スポ杯」からという異例ローテで挑んだイクイノックス。近年のトレンド通りトライアルを回避した直行組のワンツー決着となった。かつて最重要ステップといわれた「弥生賞」は、実に2010年のヴィクトワールピサ以降、10年以上も皐月賞勝ち馬を輩出していないことになる。「朝日杯」を制したドウデュースは「弥生賞」2着から万全ローテで出走し1番人気の支持を集めたが、最後に大外からなだれ込んでの3着が精一杯。G1馬ですら弥生賞組の懸念を断ち切れなかった点は興味深い。近年、調教技術の進歩や外厩での確立した調整法などにより、レース間隔を開けても能力発揮可能であることが改めて明確となった。主流トライアルはただの出走チケット争奪戦と言われると寂しさを禁じ得ないが、刻々と変化し続ける競馬において感傷は無用。これからもただひたすら、競走馬の能力把握とそれが発揮できるかどうかを冷静に分析しなければならない。そんなことを再認識できた今年の「皐月賞」だった。無論、弊社では同レースの的中をお届けしていることを付け加えておく。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神12R「4歳以上2勝クラス」ダ1400m。この一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された12番ローウェルだった。

『条件的に上位争い必至と判断しローウェルを軸馬に指名する。同馬は昨年1勝クラスを卒業したあとに2桁着順を含む苦戦が続き、ついには去勢を実施。特筆すべきは術後2戦目となった前走で、1400m戦に戻したこともハマって見せ場十分の3着に好走したことだ。特に展開的に先行勢が崩れる厳しい流れだったから、終始2番手での粘走は着順以上の評価ができる。そもそも1400m戦は〈2.0.3.0〉と結果が出ているし、今回は馬券圏内率80%と得意の阪神コース。中間も順調に調整され、デキも前走と遜色ない仕上がり。ここまで好走条件が揃えば先行からの押し切りに強く期待できる。』という見立て。

ややバラッとしたスタートの中、抜群のスタートを切った軸馬12番ローウェル。内枠の各馬を確認しつつ勢い緩めずそのまま先手を主張。2番手につけた5番オウケンドーン、6番タイセイエクセルが並んで追走し、これを見る外に8番スリーコーズクライ。ここから1馬身ほどあいた中団前目に4番モズピンポン、9番ウインアキレウスが並走し、その後ろは内から2番ディオスクーロイ、3番スラッシュメタル、11番サヴァイヴ、13番ロフティネスがやや一団で追走。さらに人気の一角14番アルベニスが続き、最後方に10番コンクエストシチーという隊列。持ち前のスピードを活かして逃げる軸馬12番ローウェルのペースは3ハロン34秒9、5ハロン59秒5のハイペース。それでも走りに苦しさは感じず、むしろマイペースの印象。4コーナーから直線では馬任せのままで後続を突き放し、直線に向いて追い出すとその差はグングンと広がるばかり。ラスト1ハロンでは完全なセーフティーリードとなった。注目は2着争いに移り、番手追走の6番タイセイトレイルが早々に脱落。変わって追い上げるのは中団前目から進出した4番モズピンポン。続いて9番ウインアキレウスが伸び脚よく追いかけジワジワと4番モズピンポンに迫る。最後まで渋太く追いかけた9番ウインアキレウスだが、半馬身差届かず3着。2着には最後まで粘ったモズピンポンが入った。

この結果により、「馬連4-12、1,070円」の的中。軸馬完勝で2着争いの2頭も対抗指名しており、見ていて安心安全の的中劇となった。また、軸馬が断然の人気だったことを考えればこの配当にも納得。この週ラストの提供をキッチリと締めくくった次第だ。

他にも、冒頭でお伝えした『皐月賞』の「3連複12-14-18、4,190円」の的中や日曜『アンタレスS』の「馬連8-13、1,070円と連勝をお届け。週末の最後に固め打ちとなった次第である。さて、長く続いた中山開催も終了し今週末からは東京へ開催替わり。いよいよ春競馬も中盤戦から佳境へと進んでいく。G1戦は一休みも後半戦の開幕ダッシュを目論む弊社に引き続きアツイご期待をお寄せいただきたい。