6/4 6/5 3回東京1日2日 目・4回中京1日2日目分

見ていて安心・安全の的中劇~土曜中京12R「3歳上2勝クラス」~

戦前から大混戦が予測されていた今年の「安田記念」。新たなマイル王戴冠へ名乗りを挙げたメンバーは、様々な路線でG1を制覇した6頭や、連勝で本戦へ臨む馬など群雄割拠。大注目の一戦となった。しかし終わってみれば牝馬ソングラインが強豪牡馬を押し退けてG1を初制覇。同馬は前走「ヴィクトリアマイル」で道中躓くなどの不利があり、0.3秒差の5着と消化不良の競馬。前走後に池添騎手もスムーズな競馬ができなかったと反省の弁を口にしたように、今回は強馬を蹴散らし雪辱を果たした。レース後のインタビューの本当にうれしそうな表情が印象的であり、腹の底に期するものがあったことをうかがわせた。ソングライン自身も中2週のローテでも強い負荷をかけられ、それに耐えた。実際、当日の気配もさらに一段上昇。道中は無理なく中団追走も外目を回った分、前に馬を置けない状況。それでも折り合えたところに成長を感じたし、鞍上の指示に瞬時に反応したあたり、完成形に近づいてきたのではないか。しかしレースを総括すると、8着まで0.2秒差の大接戦。絶対女王の誕生というには幾分早計だろうか。有力どころの巻き返しをどこまで封じ込めるか、今後も注意深く見守りたい。2着シュネルマイスターは道中で中団後方の馬込みの中と、速くない流れを考えれば厳しい状況。それでも直線で加速すると最後は矢のような伸びで2着を死守。調整不足を危惧する声もあった中でこのパフォーマンスであるから、この馬の強さを再認識させられた。3着サリオスは馬体重が前走比マイナス22キロ。回顧すれば、これはダービー2着時と同じ528キロである。今回の走りがベストというわけではないが、久々にこの馬らしいレースだったことは間違いない。前述の通り接戦で幕を閉じた今年の安田記念。完全な勝負づけが済んだとも言い切れず、願わくば秋の大舞台での再戦を見てみたいものだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京12R「3歳上2勝クラス」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された10番ジレトールだった。
『古馬とは初対戦になるが、2勝クラスなら能力的にアタマひとつ抜けているジレトールが軸馬。近2戦の3歳オープンはいずれも2着に甘んじているが、勝ったリメイクは現時点で重賞レベルと評価の高い強馬。相手が悪かった、という典型的なパターンであった。そういう意味では、連続で2着を死守したジレトールの評価も決して下げることはできない。事実、近2戦は古馬3勝クラスにもヒケをとらない走破時計をマークしている。ここは古馬との初顔合わせとなるが、上記の通り2勝クラスは楽に通過できる実績があるし、さらに今回は古馬より3キロ減という斤量のメリットまで存在する。中京コースは2勝2着1回と得意コースであり、楽勝まで見込めるのではないか。』という見立て。

レースは数頭が出遅れて、好スタートは15番ウインアキレウスと16番クリノラナキラが馬体を併せて先手を主張。競り合うことなく15番ウインアキレウスが半馬身ほど先行すると、これに続く馬も無理には行かず、内から順番に5番タイセイズレイズ、6番ワンダースティング、その外16番クリノラナキラ。軸馬10番ジレトールはこれらを見る5番手を確保し、その内に潜り込んだ2番スカーレットジンクで先行集団を形成。差がなく13番ルドンカズマ、1番ヴァ―サ、11番ルモンド。1馬身空いて14番シャークスポット、8番ビーアイフェリペ、スタート出遅れた9番テンテキセンセキが押し上げて中団はひと固まり。最後方は3番ペイシャリルキス、7番ティートラップという隊列。1000m通過が1分0秒5の平均ペースで淡々とした展開。ほぼ隊列が変わらぬまま勝負は最終コーナーから直線へ向かう。手応え十分で直線に入った15番ウインアキレウスを目がけ後続も外に広がり一斉の追い比べになる。この中で見た目にも余裕があるのは軸馬10番ジレトール。懸命に逃げ込みを図る15番ウインアキレウスが渋太く抵抗するが、軸馬10番ジレトールが一完歩ごとに差を詰め、簡単に捕まえると後は差を広げる一方。そのままゴールして2着に1馬身1/4差をつける完勝劇となった。2着は渋太く食い下がった15番ウインアキレウス。3着は中団後ろから最後に脚を伸ばした14番シャークスポットが入選した。

この結果により、「馬連10-15、680円」の的中。結果的に1,2番人気の決着となったが、2番手以降が混戦だったことで人気サイドでも配当はまずまず。何より購入指示1点目で資金集中していたことが奏功し、思いのほか見返り十分な一戦となった。他でも、日曜日・中京7R「3歳上1勝クラス」で「馬連9-11、410円などの的中もお届けしている。先週に引き続き軸馬の大出遅れなどツキのないレースもあったが、4戦2勝と5割の的中をお届けできたことは会員様から一定の評価をいただいている次第。

さて、東京開催も残り3週となったが、今週からは夏競馬到来を告げる函館開催がスタート。一般の競馬ファンからは夏競馬は有名な馬もいないし、難しいからお休み。という声が聞こえてくる。だが、弊社からしてみればドル箱開催ともいうべき季節であることを記しておこう。まずは、本格的なローカル開催を前に函館開催で大花火を目論んでおり、準備に怠りはない。今週末、弊社からどんな配信がされるのか、会員様には多大なご期待の上、お待ちいただきたい。