6/11 6/12 3回東京・4回中京3日4日目・1回函館1日2日目分

サポートが奏功したダブル的中 ~土曜函館8R・3歳上1勝クラス〜

夏競馬が近づいてきたことを実感させる函館開催がスタート。そのオープニングを飾ったのが「函館スプリントS・G3」。昨年の覇者ビアンフェや、高松宮記念3着のキルロード。ファルコンSを勝って距離短縮のプルパレイ、距離実績に秀でたヴェントヴォ―チェ、シゲルピンクルビーなど多彩な顔ぶれの一戦となったが、勝ったのは桜花賞3着から参戦したナムラクレアだった。今回は50キロという軽斤量が勝因でもあるが、それを差し引いたとしてもても実に鮮やかなレース内容だった。速い流れを3番手で追走しても余裕の手応え。直線で鞍上が仕掛けると瞬時に反応し、後続を置き去りにするまさに完勝劇である。勝ちタイムも1分7秒2は近10年で2番目に速い時計だった。そもそも芝1200mの小倉2歳Sを完勝しているように、スプリント色が強かった同馬。先のG1を見据えて折り合い面を重点に育成し、実際にマイルG1でも好走できる状態に仕上げた陣営の技術は相当なモノ。さらに騎手の減量について触れないわけにはいかない。浜中騎手が50キロ以下で騎乗したのは、デビュー2年目の08年8月小倉記念(ウイントリガー49キロ=10着)が最後。体脂肪の少ないジョッキーが体重を落とすのは我々の想像以上に大変なことであり、その努力が今回の好走につながったといっても過言ではないだろう。とはいえ、将来有望な3歳馬であることは間違いないが、スプリント路線の主役級と見なすのは時期尚早。今回は恵まれた条件であったことは確かだし、今後は強敵相手との競馬になる。伸びシロは十分にあることから、今後どれくらい成長してくるか。その判断は次戦以降の楽しみとしておこう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜函館8R「3歳上1勝クラス」ダ1000m。このレース、軸馬として期待したのは、朝から人気が入れ替わる中で、最終的に3番人気に支持された4番チェイスザドリームだった。

『昇級初戦で2着と現クラスにメドを立てているチェイスザドリームの押し切りに期待する。2走前のデビュー戦で既走馬を相手に4馬身差の完勝もさることながら、前走もこの馬の能力を裏付ける十分な内容。特に前半の厳しいラップを2番手追走と1勝クラスの流れに対応できたことを評価。結果的に甘くなったところを強襲されて2着にはなったが、後続をシッカリ抑え込んだのは立派のひと言だ。そもそも前進気鋭の強い馬で、前走も序盤から力みつつ抑えきれない手応え。それで最後の余力がなくなった点から、今回の距離短縮はむしろ歓迎材料だろう。引き続き手の内に入れている鞍上であり、さらに斤量1キロ減も魅力。豊富なスピードを活かせば、再度の圧勝も』という見立て。

出だしは外枠各馬が好スタート。その中から9番ポメラートが押しながら先手を主張するが、内から軸馬4番チェイスザドリームがジワッと進出して結果ハナを確保。交わされた9番ポメラートは競りかけることなく2番手へ。この直後は4頭の固まりで内から2番マキアージュ、3番スンヌンタイ、7番ミツカネプルート、8番カルネアサーダで先行集団を形成。中団は、スタートで躓いた12番カグラマツリウタ、半馬身あとに6番ベルマーレミノル、10番クリオズナ。最後方は1番モモサンという隊列。先頭を走るチェイスザドリームが終始楽な手応えで後続を引っ張る快調な逃げを展開。4コーナーに入ると一旦後続を引き付け、直線に入った瞬間に鞍上のゴーサイン。これに鋭く反応した軸馬4番チェイスザドリームはアッという間に後続との差を広げ、その後もスピードを持続したままゴールまで一直線。後続との脚色を比較しても1着ゴールはすでに安泰。焦点は2着争いに移り、直線入り口では内から2番マキアージュ、9番ポメラート、8番カルネアサーダが3頭横並びの追い比べ。馬券的には3頭とも対抗指名していただけに後は組み合わせによる配当面に注目が集まったが、結果は1番人気の8番カルネアサーダが脚を伸ばしての2着。3着に9番ポメラートが順で入線。

この結果により、「3連複4-8-9、970円&馬連4-8、320円」のダブル的中。地味目な配当ではあるが、対抗1点目の大本線での的中に加え、サポートで軸馬と対抗1点目との2頭軸3連複を3点で推奨しており、この結果にも納得のいくところ。週1発目の勝負鞍でキッチリ的中をお届けした次第だ。他にも土曜・函館11R「函館日刊スポーツ杯」で「馬連3-5、800円などの的中もお届け。その後はやや失速し満足のいく結果はお届けできなかったが、先週より始まった函館開催は弊社が得意としている舞台であり、その初提供を的中でスタートができたのは何より。今週もその函館から多々情報が舞い込んでおり、勝負気配の高い情報提供の準備が進行しているので、会員の皆様は馬券購入の準備をした上で楽しみにお待ちいただきたい。

さて早いもので、春の中央開催は残り2週。その総決算といえば、グランプリ「宝塚記念」である。上でも述べた通り、まずは今週末に潤沢な資金を確保し、本番での大勝負に臨む所存。その直後には、稼ぎどころ豊富な「夏のローカル開催」が待ち構えており、様々な面で期待は高まるばかりだ。何はともあれ、多大なるご期待をお寄せいただきたい。