6/18 6/19 3回東京5日6日目・3回阪神1日2日目・1回函館3日4日目分

的中量産の勢いそのままに、いざグランプリへ ~日曜阪神12R・3歳上2勝クラス~

いよいよ今週末に迫った上半期の総決算となるグランプリG1「宝塚記念」。今年は、出走予定馬の脚質的に実に楽しみな一戦となりそうだ。まず展開のカギを握るのは、ドバイ遠征で初G1制覇を成し遂げたパンサラッサ。同馬のウリは何といっても快速を飛ばして後続に脚を使わせる逃げ戦法。その熟練度はすでに完成の域に達しており、今回もハナは譲らない構えだろう。有馬記念こそ距離の壁に阻まれ失速したが、内回りの阪神芝2200mなら守備範囲といえそうで、レースのカギを握る1頭だろう。これに続くのがファン投票第1位タイトルフォルダー。逃げて押し切った天皇賞は後続に7馬身差をつける圧勝劇。前走から一気の距離短縮となるが皐月賞2着が示す通り中距離も決して苦手ではないはず。唯一の懸念はやはり同型のパンサラッサ。タイトルフォルダーは勝ち星の大半が逃げてのものであり、今回どんな作戦を採用するのか注目が集まる。他にも復活を期する昨年の年度代表馬エフフォーリア、3冠馬デアリングタクトもスタンバイ。エフフォーリアは大阪杯でよもやの惨敗だったが、初の長距離輸送とゲートのアクシデントが重なったのは事実。その教訓を生かせば巻き返しも可能だろうか。一方、前走が長休明けだったデアリングタクトは如何にも試走という感じながら、終わってみれば差のない6着。20年のジャパンCでアーモンドアイ、コントレイルに次ぐ3着という現役最上位の実績があるだけに、ひと叩きした上積みで復活というシナリオも十分ありだろう。これに昨年のジャパンカップ2着馬で、順調に素質を伸ばしてきたオーソリティ。大阪杯の上位馬のポタジェ、ヒシイグアス、アリーヴォも含め、古豪の伏兵馬たちも多士済々の顔触れ。無論、弊社としても前半戦の締めくくりとして今週イチの大勝負を予定している。レース当日、弊社が導き出す結論を楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神12R「3歳上2勝クラス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは、最終的に1番人気に支持された3番ピュアジャッジだった。

『手頃な頭数に加えて3歳馬が未出走のレース。これなら昇級でもポテンシャル上位のピュアジャッジで通用する。気性の難しさが影響して出世が遅れていたため去勢が施されたが、手術明けとなった前走では自分でペースを刻み1分50秒6という破格のV時計。しかも直線では追われるだけでノーステッキの楽勝となれば、素質は重賞級といっても過言ではない。ここは頭数の割に骨っぽい相手が揃い楽な競馬にはならないだろうが、去勢明けだった前走よりも明らかに気配は上昇している。前走以上のパフォーマンスが期待できる以上は、連勝に期待する』という見立て。

レースは大方の予想通り、軸馬3番ピュアジャッジがポンとスタートを決めて楽に先手を主張。これに外から8番シゲルヒカルダイヤが迫るが、無理に交わす気配なく2番手追走。この後ろはややごった返して、内から1番マイネルレンカ、2番ミッキーヌチバナ、4番モサ、7番ラルフと先行勢を形成。2馬身ほど開いて9番オーバーリミット、5番メイショウシロガ、10番オノリスが1馬身間隔で中団。最後方は6番トップザビルという隊列。逃げた3番ピュアジャッジが刻んだ1000m通過は62秒7。完全に主導権を握った完璧なレース運びを展開する。まったく隊列に動きがないまま淡々と道中は流れて、勝負は4コーナーから直線へ。先頭を走る軸馬3番ピュアジャッジが4コーナーから軽く勢いをつけただけで後続との差は広がる一方。ゴールが近づくにつれ、その差はさらに拡大し2着以下に5馬身差をつけ完勝となった。焦点の2着争いは内から脚を伸ばす2番ミッキーヌチバナに対し、外を回して追いすがる7番ラルフの2頭。激しい追い比べはゴールまで続き、馬体を併せた際どい勝負に。結果、ハナ差届いた7番ラルフが2着、2番ミッキーヌチバナが3着という順番で入線。この結果により、「馬連3-7、860円」の的中。2着争いは接戦だったが、競った2頭とも対抗に指名していたため、早い段階で馬券的にはできた格好。安心の的中劇でこの週最後のレースを締めくくった次第。

また、同日の勝負鞍でも日曜阪神8R「3歳上1勝クラス」で「馬連11-12、410円を手堅く仕留め、前日土曜も函館8R「3歳以上1勝クラス」で「ワイド2-12、690円を取りこぼすことなく的中。土曜の函館8Rは馬連なら配当20倍以上だっただけに悔しさは残るが、勝負鞍のトータル的中率75%であれば上々の結果ではあった。さらに、勝負鞍ではないものの土曜阪神2R「3歳未勝利」での「馬連10-11、340円」の的中や、日曜の函館4R「3歳未勝利」で「馬連4-6、640円」など、勝負鞍以外でも多くの的中をお届けした。
さて、中央開催もいよいよ今週末をもって終了。例年、稼ぎどころと公言している7月以降のローカル開催に弾みをつける意味でも、現状の余勢を駆って今週末もキッチリ締めくくる所存。そして冒頭でもお伝えした、大一番「宝塚記念」もお忘れなく。続々と勝負どころが控える今週末に、ぜひご注目いただきたい。