3/16-3/17・2回中山・2回阪神7日8日・1回中京3日4日

自信の勝負鞍で本命圧勝 〜日曜阪神11R・阪神大賞典〜

競馬シーンは春の最盛期に差し掛かり、先週は土日で重賞4鞍が施行。なかでも目を惹いたのは「レース史上最速」というキーワードだった。
ひとつは土曜のファルコンS。7番人気ダノンマッキンリーが豪快な後方一気を決めて勝利。鞍上の北村友一騎手は21年阪急杯(レシステンシア)以来の重賞制覇となった。落馬による長期休養を乗り越えて久々の勲章だけに、感慨もひとしおだろう。
レースは先行馬多数。どうしても逃げたいクチは不在ながらハナを切ったオーキッドロマンスにキャプテンネキなどが続き、前半600m通過は33.8秒のハイペース。しかし逃げたオーキッドロマンスは追い出しを待つ余裕すらあり、これは決まったと思われた瞬間の強襲劇となった。
勝ち時計1分20秒2は(現行条件の)ファルコンS史上2位の好タイム。ダノンマッキンリーが繰り出した上がり3ハロン33秒6はレース史上最速である。近走は折り合いの難しさを出して着順を落としていた同馬だが、本来はセレクトセールで2億4200万円の値がついた良血。凡走した際の傾向を見るに、流れが速く質の高いレースの方が向いていると推察可能だ。スプリント重賞なら前半33秒台は珍しくない。今後、陣営がどの路線に目を向けるのか注目だ。
もう一頭の最速ワードはスプリングSに出現。勝ち馬シックスペンスが記録した上がり33秒3はやはりレース史上最速である。今年は前半1000m通過1分03秒1と顕著なスローになったが、後半800m・46秒3も特筆すべき速さだった。そんな急加速展開かつAコース4週目という状況下、逃げたアレグロブリランテを3馬身半離したのだから他とはレベルが違う。
シックスペンスがキズナ産駒ということもポイントだろう。これまで同産駒牡馬は切れ味不足を指摘されてきた。しかし先日の共同通信杯を勝った同産駒・ジャスティンミラノ(上がり32秒6)に続いて本馬が上記の切れ見せたことに意味がある。血統背景とあわせて、牡馬クラシックの勢力図にも変動が起きつつある。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜阪神11R「阪神大賞典・G2」芝3000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気となった6番テーオーロイヤルだった。

『22年のステイヤーズS・1着、天皇賞春3着という実力馬。22年秋の骨折から11カ月休養し復帰戦のアル共杯は惨敗に終わったものの、2戦目ステイヤーズSですぐに連対。前走のダイヤモンドSにいたっては、トップハンデ58.5キロをものともせず勝利して復調を大きくアピールしている。
ここは中3週だが、疲労残りの心配は無用だ。実際、先週のCウッドでは馬場のど真ん中を堂々と加速する軽快ぶり。今週のウッドでも絶好の手応えを保ったまま、体全体を使ってラスト2ハロン23秒9-11秒9(不良馬場・馬なり)をマークしている。調子がいいからここを使うのだろう。上々の仕上げだった前走時からさらにもう1段上げてきた。そもそも本馬は、天皇賞・春で全盛期のタイトルホルダーと肉迫したスタミナ自慢(当時が阪神開催だったことも見逃せない)。充実期に入った現状、斤量57キロの別定G2は落とせない場面だ』という見立て。

ご存知の通り、軸馬6番テーオーロイヤルは圧巻の強さを誇示。2着の9番ワープスピードにつけた着差は5馬身もあった。3着に滑り込んだのは1番人気に支持されたブローザホーン。人気には応えられなかったが、転厩初戦、初距離だったことを思えば好走の部類ではないか。

この結果により、「馬連6-9、1,590円&3連複2-6-9、1,770円」の的中などをお届け。わかっていたとはいえ、早々に抜け出した軸馬テーオーロイヤルの強さには会員様も唸ったご様子。重賞としては極めて高い自信度でお送りしたことも含め、会心の的中鞍となった。
他にもこの週は、土曜中山12R「馬連4-10、1,700円や、日曜阪神12R「馬連4-11、600円&3連複、1-11-14、3,820円など随所で的中をお届け。今年の当欄で毎週のように記している内容ではあるが、この週の「厳選勝負鞍」、「新馬未勝利予想」ともに「打率5割以上」のアベレージをマークしている。また、先週の重賞では4鞍すべてで弊社の本命馬が馬券内を確保。まさに順風満帆、的中量産の2日間となった。

吹き続けるアゲインストに乗って臨む今週末は、引き続き4つの重賞がスタンバイ。なかでも短距離G1『高松宮記念』は大注目の存在だろう。なにより、弊社はその前哨戦となる『阪神C』『シルクロードS』『阪急杯』『オーシャンS』できっちりと的中をお届け済み。いよいよ総決算となれば、否が応でも期待は高まるというものだ。会員様におかれましては、引き続きご安心のうえ弊社の買い目で勝負していただきたい。