2/19 2/20 1回東京7日8日 ・1回阪神3日4日・2回小倉2日4日目分

好配当で締めくくる ~日曜東京12R・大島特別~

混戦の中で火蓋を切った先週の「フェブラリーS」。終わってみれば東京マイル3戦3勝と無敗を誇るカフェファラオの圧勝だった。昨年の勝ち馬であり、この戦績ならば断然の1番人気に推されるべき馬であるが、昨年の「チャンピオンズC」しかり、本来の姿が今ひとつ掴み切れない不安も交じり、最終的に2番人気に甘んじる。レースでは互角の発馬から好位を追走し、3番手で直線に入ると残り2ハロンから追い出しを開始。後は独走態勢で2着を2馬身1/2引き離す危なげない勝利。連覇の偉業を達成と本来なら称えられるべきだが、いかんせんこれは東京1600mに限っての話。真の王者と認められるには他場で同じ強さが出せるかどうかに尽きる。引き続き注目したい。2着のテイエムサウスダンは何よりも鞍上の好騎乗が光った一戦。馬場を加味すると、これで距離克服と見るかは別として、不得手とみられた中央場所で2戦連続の好走。レースの選択肢が増えたことも事実で今後も注目の1頭といえる。また、3着ソダシも4歳牝馬であることを考えれば上々の走り。前走の汚名を返上した。今後もマイル中心の活躍になるだろうが、芝・ダートを問わない競馬界の二刀流が誕生したのではないか。いずれにせよ常に人気の馬だけに今後の競馬界を大いに盛り上げてくれるだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京12R「大島特別」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された12番ノーリスだった。

『昇級後の2戦を連続2着と完全にクラスにメドを立てているノーリスを狙う。2戦とも0秒5差を付けられての敗戦だが、いずれも3着馬はキッチリ抑え込んでおり、単に勝ち馬が強過ぎたというのが本音。元々が堅実なタイプで安定した走りが持ち味だったが、近走は課題の発馬が安定してきてたし、脚質も馬場コンディションに左右されないなど、更に信頼性が増してきた印象。今回から鞍上の進言でチークを着用とひと押しが期待できるのも良い。休み明け3戦目で状態は良好だし、ジョッキーの継続騎乗もプラス。舞台もベストの東京1400m戦と買い材料が豊富に揃ったなら勝ち負け濃厚とみる』という見立て。

レースは発馬で9番ヤウガウが躓き出遅れたが他は横一線。その中から7枠の2頭14番コウイチ、13番エイユーストロングが顔を出すが、後者が積極的にハナへ。2番手は3頭が横並びで内から2番フランスゴデイナ、4番クロッチ、控えた14番。その後ろは軸馬12番ノーリス、16番バクシン、6番ルモンド、8番オレデイイノカなどが密集する団子状態。そこから5馬身離れたところに7番アイスシェルフ、10番フィールザワールドは後方から3番手を追走。前半600m通過が35秒7のミドル寄りのスローペースから、4角手前で馬群はほぼひと固まりとなる。軸馬12番ノーリスは不利のない外目2番手を追走し勝負の直線へ。逃げた13番エイユーストロングがかろうじて先頭で直線に入るが、14番コウイチ、軸馬12番ノーリス、16番バクシンは手応え十分で横一線の追い比べに。その中からジワッと気合を付けて先に抜け出してきたのは軸馬12番ノーリス。一完歩ずつ後続との差を広げにかかるが、これに追いすがる16番バクシン。前半のペースを考えれば2頭の勝負に思えたが、4角でも後方にいた10番フィールザワールドが猛然と大外から急襲。軸馬12番ノーリスはほぼセーフティリードを保ち安泰の勝利を確信するが、焦点は一転接戦となった2着争いへ。しぶとく粘る16番バクシンだが、10番フィールザワールドとの勢いは歴然。後はゴールまでの距離だけだったが、10番フィールザワールドが1/2馬身抜けたところで決着となった。この結果により、「馬連10-12、2,120円」の的中。2着の10番フィールザワールドは昇級初戦で7番人気に甘んじていたが、1400m戦にシフトしてからが好内容。即通用とマークを怠らなかった弊社予想部のファインプレーだった。

他でも、同じく勝負鞍で日曜日阪神8R「4歳上1勝クラス」「馬連3-4、1,010円、とこちらもまずまずの的中を収め、東京開催の最終週をキッチリと締めくくった次第。先週は配当に恵まれず鬱憤の溜まった弊社会員様にも十分に満足される提供となった。

さて東京開催が終わり、いよいよ中山開催がスタートする。クラシック候補生が続々と出走する注目度の高いレースも目白押しではあるが、浮足立つことなくまずは今週末の開幕ダッシュを決めてクラシックロードに備える所存。今週末の配信を期待してお待ちいただきたい。