3回東京 2回中京5、6日目

ダート戦はウデの見せどころ ~日曜日東京10R・麦秋S~

 ご存知の通り当社にとってダート戦は生命線。東京1600mダートのこのレースを先週一番の勝負鞍と位置づけたことも納得いかれると思う。しかもこの麦秋Sは馬券が難しく、かつ面白いといわれる準オープンのハンデ戦だ。言わばこれ以上はない『ウデの見せどころ』だった。
 内枠から順にピサノアルハンブラ、ガイアヘッド、マイフラッグ、リスキーアフェアとおさえの利かない逃げ・先行型が揃った一戦。それでも1400mなら稀に前が残ることもあるが、1600mとなるとまるで話は違ってくる。二段差し、三段差しまで届く東京コース特有の追い込み競馬。そこを読み切って当社が軸馬に指名したのは3番人気のユノナゲットだった。東京1600mダートのハイペースには抜群の実績を残している追い込み馬。鞍上もこの手の馬に乗せたら天下一品の横山典。そしてサンライズレクサス・ジャガーノートという人気どころに対し「1キロ軽いアドバンテージは想像以上に大きい」とした。
 レースは外枠から出ムチをくれてマイフラッグがハナに立つ。前半の800m通過46秒2という予想通りのハイペース。軸馬ユノナゲットは向正面最後方の『絶好位』。インでジックリと脚をタメる鞍上。このコース取りが絶妙だった。4コーナーも内ピッタリを痺れるような手応えで回ってくる。そして直線だけ僅かに外へ持ち出して鬼神の追い。一歩先に抜け出していたリスキーアフェアを残り150mですれ違い様に交わし、最後は手綱をおさえて余裕綽々のゴール。焦点は2着争いとなったが、ゴール寸前でサンデーストリームが浮上して馬連6-9、4240円の本線的中。この一鞍で回収率は1000%近く叩き出したのだから何も言うことはあるまい。ケチのつけようがない的中だろう。
 ちなみにこのレースの上がり800mは50秒2。前後半差4秒0という強烈なハイペースだった。レース前にこの流れを読んでいた弊社としては必然とも言える的中劇。まさに真骨頂を示す一戦となった。他にも日曜日には中京9R、3番人気モルトグランデ、東京6R、7番人気カロンセギュール、中京12R、4番人気メイショウアズーロなどを抜擢。麦秋ステークスの好配当的中により、馬連回収率はもちろん、単複のみでも、回収率は優に320%以上。斬りたいレースが多すぎるが、いずれにしても弊社らしさを体感してもらえた週だったのではないだろうか。
 いよいよ今週末はダービー開催の最終週となる。この勢いそのままに的中ラッシュで春競馬の大団円としたい。先週の言葉を繰り返すが、これからが本当の馬券シーズンだ。引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。