3回新潟・3回小倉・1回札幌5日・6日目

小休止の後の大爆発を期す ~土曜札幌9R 大雪ハンデ~

ともに16番人気馬が制した「新潟記念」と「キーンランドC」。しかも「新潟記念」アルコセニョーラ、「キーンランドC」タニノマティーニの2頭とも接戦ではなく、快時計による楽勝というのだから恐れ入ってしまう。所詮ローカルG3と言ってしまえばそれまでだが、「新潟記念」1番人気→18着ダイシングロウ、「キーンランドC」1番人気→3着キンシャサノキセキ。この両1番人気馬の不甲斐なさが大波乱の元凶と言える。今思えば、同じ1番人気で敗れた前週「札幌記念」のマツリダゴッホはちゃんとそれなりのレースはしていた。G1を勝つ馬はやはり違うもの。先週末の重賞2鞍の結果を見ていて改めて痛感した次第。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌9R「大雪ハンデ」3歳上1000万下・ダート1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気の1番ナムラハンター。「古馬との対戦となった近2走2・2着と、互角以上の走りを見せるナムラハンターが軸馬。スッと好位につけるレースセンスの高さで展開不問。1キロ増程度ならハンデも気にならない。前走が示す通り締まった馬場の時計勝負も望むところ。一枚上の安定感がある馬だ」という見立て。
レースは好スタートを決めた9番ナンヨーヒルトップが逃げる展開。2番手に13番ヒシアスペンがつけ、軸馬ナムラハンターは離れたインの3番手を追走していく。4コーナー手前で後続をスッと引き離すナンヨーヒルトップ。結果的にこのタイミングが絶妙だった。直線、ナムラハンターは猛追したものの、道中で楽をしていたナンヨーヒルトップの脚いろ衰えず1馬身差の逃げ切り勝ち。しかし、ナムラハンターも危なげなく2着を確保して「馬連1-9、670円」の的中となった。
先週は勝負どころで的中をお届けできず、会員の皆様には申し訳ない週となってしまった。今思えば土曜日イチ押し鞍、新潟での取りこぼしでアヤがついた感もある。そして日曜日はめずらしく軸馬が凡走という、業界的に言えば「地雷を踏んだ」日でもあった。当欄を毎週ご覧の方ならご存知の通り、それまでがヒット&ヒットの連続だっただけにいかにも淋しい感じだが、先週を振り返ってみたとき「あれはほんの小休止だった」と思っていただくために、週中の地道なルーティンワークをより丹念に行っていく所存。折しも今週末は『稼ぎどころ』と銘打ったローカル開催の最終章。文字通りの大団円とするべく、準備の方は着々と整いつつある。提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。