5回東京・5回京都3日・4日目

的中の先にあるもの ~日曜福島12R 相馬特別~

「競馬に絶対はない」「競馬だから何があるかわからない」、両方とも頻繁に聞く言葉だ。確かにその通りで全く異存はない。しかし、だからといって何が起きても『全て自己責任』というのは違う気がしてならない。今回の「エリザベス女王杯」ポルトフィーノの件で改めてその思いを強くした。スタート直後落馬→その一瞬で約40億円分の馬券がただの紙クズと化した。それを全て「競馬だから……」のひと言で済ませていいものだろうか? 競艇のフライングや出遅れのように「全額払い戻し」まではともかくとして、何らかの補填があって当然なのではないか。個人的にポルトフィーノで勝負したわけではないが、この手の出来事が起こるたびに釈然としない、後味の悪さを感じてならない。まぁ、淡々と事実を並べるだけのマスコミ。それに慣らされた競馬ファンの冷めた反応に、JRAが胡坐をかいている部分も多いのだが……。
それでは本題へ移ろう。今週斬るのは日曜福島12R「相馬特別」3歳上500万下・ダート1150m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった11番オオヒメ。「オオヒメの近3走の勝ち馬は、1000万昇級後も常にV争いを演じている実力の持ち主。その相手に毎回小差なのだからこの馬の力は確実にクラス最上位ランク。相変わらず攻め馬の動きは絶好だし、展開・流れに左右されない自在の立ち回りも大きなアドバンテージ。詰めの甘さはあるが、安心買いならやはりこの馬。軸馬として期待する」という見立て。
レースは大外からスタートを決めたレディオーロラが先導。最内枠のフォレストジャガーが続く。軸馬オオヒメは互角のスタートからスッと中団に待機。3コーナーすぎから追い上げて行き、4コーナーで内ラチ沿いに進路を取る。そして直線は逃げたレディオーロラのすぐ外へ持ち出し、一瞬で抜け出す強烈な決め手を披露。ゴール前伸びてきた13番リリーハーバーを余裕十分に退けて1着。半馬身という着差以上の実力差を見せつけた。全く危なげのない「馬連11-13、930円」の的中となった。
他にも土曜東京8Rなど、先週末もまた連日に渡り複数鞍の的中をお届け。会員の皆様からも「相変わらずよく当たるねぇ……」というお電話やメールをいただいている。しかし、我々が問題にするのは言うまでもなく「……」の部分。直近2週の配当に恵まれない状態は正直なところ歯痒い限りだ。軸馬の連対率や3着以内率は驚異的な数字と言っても過言ではない。予想の軸は1%も狂っていないと断言できる。にもかかわらず、会員の皆様に手放しで喜んでいただけていない事実もまた否定できない。『まず的中ありき』は予想会社として当然の姿勢。その点に関しては及第点以上のものをいただけていると確信する。しかし、『+α』の部分が欠けていることも十二分に理解している。無論、今週末はその点を頭に叩き込んで事にあたる所存。特に今週末は弊社においては異例ともいえる『重賞戦』での勝負を予定している。一体、いつ以来の提供となるのだろうか。ご承知の通り、「能力が拮抗しているレースが大半を占める難解なレース」として、弊社では重賞を勝負鞍として提供することはほとんど皆無。そんな弊社が提供に踏み切るという意味は会員の皆様であればご理解いただけるハズ。いずれにせよ、今週の弊社勝負鞍をお楽しみお待ちいただきたい。