5回東京・5回京都1日・2日目

まずは堅調なスタート ~日曜東京6R 3歳上500万下~

おおよそ机上の計算通りには決まらないのが競馬というもの。キャリアの長い方なら痛切にご実感いただけるはず。しかし、ごくごく稀にだが机上計算通りの結果になることもある。「アルゼンチン共和国杯」がその稀少な例となった。スクリーンヒーローとジャガーメイルは前走の準オープン「オクトーバーS」で対戦。結果はハンデ58キロのジャガーメイルが56キロのスクリーンヒーローにハナ差先着。再対戦の「アルゼンチン共和国杯」ではジャガー56キロに対しスクリーン53キロと、ハンデ差が2キロ→3キロになった。ハンデ差1キロ=1馬身がこの世界の常識。従って「アルゼンチン共和国杯」ではスクリーンの方が確実に1馬身先着する。戦前の机上計算では「絶対に」そうなる。小学生でもわかる簡単な理屈だが、個人的には『単純すぎないか…』というのが正直なところだった。終わってみれば1着スクリーンヒーロー→2着ジャガーメイルで着差1馬身半という計算通りの結果。あるんですね、こんなレースも。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京6R「3歳上500万下」ダート1400m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった12番サラトガ。「惜敗続きで歯痒ささえ覚えるサラトガだが、その反面安定感という意味ではクラス最上位。ここは近走一連に比べるとかなり恵まれたメンバー構成の牝馬限定戦。いよいよ勝つ順番が巡ってきた感じだ。本来位置取り自在のレース巧者だが、ここは正攻法の先行策。そのまま押し切りに期待して軸馬とする」という見立て。
レースは8番アルフェラッツの逃げ。2番シーサンメイが続き、軸馬サラトガはジックリと構え外目の3番手からレースを進める。4コーナーでシーサンメイの外に体を併せたサラトガだが、ピクリとも手綱は動かず有り余る手応えのまま。鞍上の内田博には内外の馬を確認する余裕があった。残り200mからほんの少し気合を入れた程度で2着の5番ケルティックハーブに2馬身差の完勝。更に4馬身離れた3着には7番エムアイティアラが入り「馬単12→5、470円&3連複5-7-12、550円」の、ともに大本線のダブル的中となった。
この一戦が代表例で配当面に恵まれない週となってしまったが、それでも連日に渡り的中をお届けできたことに加えて、「その日メイチの勝負鞍」で連勝したことは一定の評価をいただけるものと自負している。配当面の物足りなさは本当に結果論。的中を出しておかなければ前週のような破壊力もお見せできないし、こういった週も安定的中をお届けするうえでどうしても出てきてしまうのはご理解いただきたい。逆に言えば的確に的中をお届けしている限り、前週のような結果もまた、期待できるということ。「毎週安心して予想に乗れる」といった声を毎週いただいているが、弊社にとっては最大の賛辞。嬉しい限りである。
なにはともあれ前開催同様、今開催もまずは堅調な滑り出しとなった。今週末以降はまた、G1の連続となる。世間の耳目がG1に集中すればするほど弊社アスコットシステムズにとっては思う壺。その裏に潜む妙味十分の勝負鞍をご用意できるということに他ならない。特に今週も高的中率を誇る『福島』で厚い勝負ができるレースをご用意できそうなので、これまで以上に今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。