5回東京・5回京都5日・6日目

最終週も見どころ満載 ~土曜福島10R 3歳上500万下~

ご存知のように先週末は変則3日間開催だった。「土曜…東京・福島、日曜…東京・京都、月曜…京都・福島」という開催。中で非常に気になったのが土曜・月曜と一日置いて行われた福島。馬場の内側7・8頭分は茶色、そこから外は緑色というローカル最終週のいつものパターン。レース傾向もハッキリ『外差し』だった、土曜日は。ところが月曜日、芝のレースはインの前残り、あるいはイン差しのオンパレード。土曜日にあれほど横行していた外差しはスッカリ影を潜めてしまった。「何かが変だ」と思い十数分考えてようやくピンときた。『日曜日に馬場の内側だけローラーをかけたに違いない』と。普通馬場にローラーをかけるのは週中の火曜日か水曜日で、実際のところ先週も水曜日に行っている。そのことはJRAもホームページなどで告知済み。しかし、日曜日にローラーをかけたか否かは全くの無告知だ。結果、ローカル最終週、しかも異例の10日間開催の最終日がイン絶対有利という奇妙な事態となった。大事な大事なおカネに直結する情報はどんな些細なことでも告知されて然るべき。旧態依然としたJRAの体質が気になって仕方がない。
それでは本題へ。今週斬るのは月曜福島9R「3歳上500万下」ダート1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気の10番ストロングバサラ。「ストロングバサの前走は痛恨の1位入線→2着降着。とはいえ速い流れの2番手から4角先頭→直線で2馬身半も引き離しているのだから脚力の違い歴然。文字通りここはアツイ連闘策となるが、前走時若干太く見えただけにむしろプラス材料。変則開催の恩恵で鞍上強化のここは不動の軸馬」という見立て。
レースは最内枠からスタートを決めたエアシャムスの逃げ。軸馬ストロングバサラはややアオり気味のスタートながら二の脚で前々の位置取り。道中は2番人気の2番ニシノウェーヴをマークする形で、その動きに合わせて4コーナー手前からスパート。直線に入りアッサリとニシノウェーヴを交わして先頭。一旦は3・4馬身のリードをとる完全な勝ちパターン。しかし、この抜け出しが結果的に若干早すぎた。後続の格好の目標となり、猛追してきた12番ヒカリコーズウェーと最後は首の上げ下げ。結果1着ヒカリコーズウェー、軸馬ストロングバサラはアタマ差の2着と惜敗。3着は3馬身半も離しているので「馬連10-12、1550円」は安心の的中。無論それはそれで喜ばしい結果なのだが、弊社と弊社の会員の皆様にとっては最後の最後に取り逃がした「馬単10→12」の方が残念でならないところ。こちらの最終オッズは26.1倍。馬連&馬単のダブル的中なら悪くない払い戻しとなっただけに、返す返すも「大きいアタマ差」ではあった。とはいえ贅沢を言いだせばキリがない。ここは1550円の馬連的中を素直に受け入れたい。
他にも日曜京都9R「八瀬特別」の3連複的中など、変則3日間開催も大過なく乗り切ったアスコットシステムズ。最終週に向けても何ひとつ不安な材料は見当たらない。今週末のメインは国際G1「ジャパンC」。超豪華メンバーで興味は尽きないが、華々しいG1の影にこそ真の勝負鞍が存在することはここで繰り返してきた通り。引き続き弊社から配信される全ての情報をチェックしていただきたい。