5回東京・5回京都3日・4日目・3回福島7日・8日目

G1の裏に潜む真の勝負鞍 ~土曜福島11R・西郷特別~

「エリザベス女王杯」の流れは3Fから順に36秒0-48秒3-60秒5。レース上がりは48秒6-36秒8だから全くの平均ペースだ。G1としてはむしろ緩い流れと言っていいほど。にもかかわらず先行する2頭と後続の差は3コーナーでざっと見120m。4コーナーでも100m近くはあった。『後続の有力馬が互いに牽制しすぎたための前残り』という、50年以上も昔から語り継がれる穴のパターン。確かに5年、あるいは10年に一度くらいはG1でも起こっていること、ではある。しかし、ある意味ベタすぎて「口にするのもはばかれる言葉」とも言える。馬券や予想とは別の次元で「やり直せ!」の思いも納得がいく。後続各馬の乗り役は異口同音に「4コーナーでは全然届かないと思った」とのこと。『他人事かい』の突っ込みのひとつも入れたくなるレースだった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜福島11R「西郷特別」3歳上1000万下・芝1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待を寄せたのは2番人気の9番スマートステージだった。「福島2戦2勝のコース巧者スマートステージが軸馬。その勝ち内容も好位抜け出し、後方からのマクリ突き抜けと多彩。特にシーズン末期はレースに注文のつかない強みは大きい。ベストと言える今回の条件なら昇級も全く気にならない。連勝に期待したい」という見立て。

レースは最内枠のマイネルモデルノがハナを主張。2番オートドラゴン、3番アキノカウンターと内枠勢が続き平均遅めの流れとなった。そんな中、軸馬スマートステージは慌てず騒がず後方寄りのインでジッと脚をタメる作戦。そのまま内ラチ沿いをスルスルと押し上げ4コーナーでは中団の位置取り。直線は番手から抜け出したオートドラゴンに、1番人気の7番マジックビクトリア迫り叩き合いとなった。福島の短い直線だけに態勢は決したかと思えたその刹那、インから鋭く切り込んだのが軸馬スマートステージ。前を行く2頭に並びかけたところがゴールだった。写真判定の結果1着スマートステージ、ハナ差で2着にはオートドラゴンが粘り込み、更にクビ差で3着マジックビクトリアの順。この結果により「単勝9番480円&馬連2-9、2620円」のダブル的中となった。

『ダメかと諦めかけたところであの脚。痺れたねぇ』という声に代表される会員の方々の思い。正直なところ、我々スタッフもハラハラドキドキの直線だった。結果、会心のダブル的中なら心配したかいがあったというもの。また『G1シリーズ真っ盛りに福島で稼げるとは思わなかった』という、最近ご入会された方からの声も届いている。そこにこそアスコット予想の真髄がある、改めて強調させていただきたい。
他にも日曜京都7Rなど、先週末も連日に渡り弊社らしい勝負鞍選択で複数鞍の的中をお届けすることができた。高いレベルにおいていい状態をキープしているアスコット予想に今週末以降もご期待いただきたい。