4回中山・4回阪神・2回札幌5日・6日目

最終週に十分の手応え ~日曜阪神8R・3歳上500万下~

「天皇賞・秋」のみならず、秋のG1シリーズを見通すうえで重要な位置を占める「オールカマー」が先週末のメイン。ここで弊社が軸馬として期待したのは5番人気となった5番シンゲンだった。『ポン駆け利くシンゲンが軸馬。昨年のこのレースでは今回と同じ斤量比較でドリームジャーニーにアタマ差競り負けての3着だが、坂下で一瞬前が詰まるロス。少なくとも2キロ貰えば互角の力関係と断言できる。7歳とはいえキャリアはたった16戦。まだまだ伸びしろのある馬だ。大目標は次走の天皇賞(秋)だが、人間の思惑とは無関係にイキナリ能力全開のタイプ。シルポートの逃げペースなら折り合いを欠く心配もない。一気の突き抜けが期待できる』という見立てだった。

レースは予想通りシルポートの逃げ。3Fから35.7-47.6-60.0~レース上がり47.5-35.3という流れ。シルポートの逃げペースとしては決して速くないが、最近頻繁に見られる「超スローからの瞬発力」とは一線を画す緊張感十分の流れ。これなら出走全馬が全能力を出し切れる。いわゆる『展開のアヤ』は言い訳にならない。結果は好位のインでジックリと脚をタメて行ったシンゲンが、鞍上・藤田伸二の絶妙の手綱に応えてスパッと突き抜ける快勝。以下クビ・クビ・クビという僅差でドリームジャーニー・トウショウシロッコ・サンライズベガという順。弊社軸馬の快勝→2・3・4着全て対抗馬で「できれば高いところを」という本音もあるが、結果的には一番安い「馬連3-5、940円」の的中となった。しかし『的中して文句を言うとツキが落ちる』という古典的な定説もある。ここはこれで納得だ。5番人気馬を迷わず軸馬とした点に一定以上の評価を頂けるものと確信する。

さて、いささか重賞の振り返りが長くなったが、ここからが本題。今週斬るのは日曜阪神8R「3歳上500万下」芝1800m。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは2番人気となった8番サンデーミューズだった。

『クラス初戦の前走で早々とメドを立てたサンデーミューズが軸馬。ひと息後の前走は馬体重+20キロ。数字ほど太くは見えなかったが、ラストのひと粘りを欠いたあたりに少なからず影響はあった。それでも0秒3差4着だから通用の能力はキッチリと示している。叩いた効果が十分に窺える攻め馬の動きで、今度は馬体もスッキリと絞れてきた。鞍上を強化して臨むここが勝負どころ。スローの絶好位から抜け出し期待』という見立て。

レースは6番フォルクスオーバーの逃げで3Fから35.5-48.1-60.5~レース上がり46.3-34.1という予想通りのスローペース。14番ポーラシークエンス、15番マヤノカピオラニと続き、軸馬サンデーミューズは好位直後7番手という位置取り。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線。ワンタイミング早く抜け出したのは1番人気の16番ネヴァーフェイド。道中それをマークしていたサンデーミューズがすかさず続き、残り150m地点でアッサリと抜き去る。最後は手綱をおさえる楽勝となった。1馬身1/4差の2着にネヴァーフェイド。更にクビ差で9番クリスマスキャロルという順。この結果により「馬単8→16、710円」の大本線的中。『ここまでの貯金があったし、一点目の大本線だったからかなり太く勝負した』という会員の方が大多数だった様子。その点はひと安心というところ。

会員の方の声に『ここまでの貯金』という言葉があった。振り返ってみれば開幕週は「馬連5110円」の高配当を筆頭に、「3連単1930円」を射止めた「朝日チャレンジC」などの的中で大幅黒字を計上。また2週目は「馬連2040円&3連複3110円」という会心のダブル的中となった「セントライト記念」を筆頭に的中ラッシュ。これまた大幅黒字を計上した。先週は堅めの的中配当にもかかわらず、前記のような言葉をいただけるのには、それなりの所以がある。

また、それまでが良かったため、的中数こそ物足りない印象のある先週末(それでも4戦2勝)にしても、弊社が推した軸馬の連対率は75%。3着内率に至っては100%という超ハイアベレージ。この秋の中央開催開幕後に幅を広げてみても弊社軸馬は【8・4・1・1】と、複勝的中率92%、回収率130%、単勝的中率57%、回収率234%と「弊社らしさ」を感じていただける結果を残している。この『軸馬選択の精度の高さ』こそが弊社の真骨頂。会員の方々に安心して勝負していただけているのも、それがあるからに違いない。

今週末は早くも開催最終週。G1「スプリンターズS」のみならず、勝負鞍候補を挙げ出せばキリがないほど。アスコットに出し惜しみなし。獲れるところは全て獲り尽くす所存。情報提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。