佳境に向け更に勢いを増す　～日曜阪神9Ｒ・道頓堀Ｓ～

世界の最高峰に君臨する短距離王国・香港。とはいえウルトラファンタジーは、一流とは言い難い戦績しか残していなかった。それが10番人気という低評価になった所以だが、よくよく見れば対グリーンバーディー3戦3勝。逃げ切られてみれば納得という感じ。それにしても、絶好のスタートを切りながら突然急ブレーキをかけた鞍上の手綱は不可解。また、一気に交わしてハナを取り切ればいいものを、ゆっくりと交わしていった藤田＝ローレルゲレイロにも唖然としてしまった。33秒3～34秒1＝1分7秒4という決着はハッキリ言って超低レベル。我が国の短距離路線は世代交代が絶対不可欠。でなければ世界から取り残されてしまう。その意味でダッシャーゴーゴーやサンカルロの上位入線は一筋の光明と言えよう。いつまでもキンシャサノキセキの時代が続くようではお先真っ暗だ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神9Ｒ「道頓堀Ｓ」3歳上1600万下・芝1400ｍ。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは3番人気となった1番サワヤカラスカルだった。

『急ピッチの乗り込みで万全の出走態勢が整ったサワヤカラスカルが軸馬。夏場休養→このレースからの復帰は昨年と全く同じ。そこで0秒1差2着と力走しているようにポン駆け利くタイプ。何よりも阪神1400ｍ1・1・4・2・2・4着の実績が心強い。全4勝中3勝がこの鞍上（浜中）で乗り替わりは大プラス。必然的に流れが速くなる組み合わせで突き抜けが期待できる』という見立て。

レースは1番人気の8番ツルマルジュピターが逃げ34.7－46.5～上がり46.7－34.9という平均ペース。10番アスドゥクールが2番手につけ、サワヤカラスカルは中団のインでジックリと脚をタメる形。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線。楽なペースに持ち込んだツルマルジュピターは当然止まらない。懸命に追うアスドゥクールだが、その差はジリジリとしか詰まらない。そこでスパッとキレたのがサワヤカラスカル。馬と馬の間を割って瞬く間にツルマルジュピターに迫り、その一瞬後には突き抜けた。これぞまさに決め手の違い。「阪神1400ｍはこう乗る」と言わんばかりの快勝だった。3/4馬身差の2着にはツルマルジュピターが粘り込み、更にクビ差の3着にアスドゥクール。この結果により「馬連1－8、860円」の的中。3ケタ配当ながら提示一点目の大本線ということで、思いの外と言っていいほどの反響をいただいている。

無論これだけではない。他にも日曜札幌6Ｒ「馬連12－14、2370円＆ワイド12－14、900円」の好配当ダブル的中。更に土曜中山7Ｒ「馬連9－12、320円」の一点目大本線的中など、勝負鞍における的中率75％を達成。1・2週目大幅黒字で始まった秋初っ端の開催を上々の首尾で打ち上げることができた。今開催、特筆すべきは『提供の大半が上位独占』のレースが多かったこと。そのため、購入目として提供はしていないが、弊社軸馬および対抗馬の組み合わせで「3連単で万馬券も獲った」という声が非常に多く聞かれた。提供された予想をどう購入するのがベストか。それは弊社においても永遠のテーマではあるが、勝負鞍での軸馬および対抗馬の信頼度が高い弊社を象徴した開催だったと言えよう。絶好の追い風に乗って次のステージへ進んでいく。

替わって今週末開幕となる4回東京・5回京都開催は、いわゆる『Ｇ1クライマックス』と呼ばれる秋の佳境中の佳境となる開催。無論、垂涎の勝負鞍も矢継ぎ早にやってくる。「秋華賞」→「菊花賞」→「天皇賞・秋」と続くＧ1レースのみならず、他の特別・平場戦からも一瞬たりとも目を離していただいては困る。どこの競馬場のどのレースであっても、アスコットにとっては重要な勝負鞍候補。文字通りの『収穫の秋』がすぐそこに迫っていることをお忘れなく。まずは今週末の提供にご期待いただきたい。