5回中山・5回阪神・3回小倉7日・8日目

いい風に乗ったまま2011年へ ~土曜小倉8R・3歳上500万下~

予想通り『3歳牡馬対ブエナビスタ』となった「有馬記念」。1000m通過62秒0というスローペースで、道中3・4・5番手の馬が結果的に1・3・4着を占める先行競馬。そんな中、後方寄りからただ一頭だけ差してきたブエナビスタの強さは格別。結果、たった2センチだけ届かなかったが、ダイワスカーレットやウオッカとは明らかに異質の強さを持つこの牝馬が紛れもなく主役だった。明けて2011年も『4歳牡馬対ブエナビスタ』という図式は変わらない。このレースを簡単に振り返っておくと、勝ったヴィクトワールピサは最内枠を最大限に活かし切った。『ここしかなない』というタイミングで仕掛けて行った鞍上デムーロの判断が秀逸。逃げるトーセンジョーダンの外に併せたところで、ひと呼吸入れるあたりが絶妙。あの数秒がなければ確実に交わされていた。3着トゥザグローリーは、素質とスケールの大きさにいよいよ実力が追いついてきた感じ。まさに前途洋々。4着ペルーサは奇跡の好スタートから好位4番手の競馬。この0秒1差は慣れないレースをしたための戸惑い。そして、惜しむらくは内枠が欲しかった。同じ番手を回ってきたヴィクトワールピサと内外が逆になっていれば結果はわからなかった。6着ルーラーシップ、7着エイシンフラッシュ、9着ダノンシャンティまで含め、やはりこの世代はケタ違いに強い。この「有馬記念」。弊社はブエナビスタを確信の軸馬に据え「馬連1-7、550円」を簡単に仕留めている。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜小倉8R「3歳上500万下」ダート1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった5番ガンズオブナバロンだった。
『ダートへの路線変更後3・4着と安定した走りを見せているガンズオブナバロンが軸馬。同じ500万でも中央場所で毎回上位争いをしていた馬。ローカルのメンバーなら頭ひとつ抜けた存在と言える。この鞍上なら当然、今までより前々の位置取りになるはず。その点で小回りコースにも難なく対応する可能性が高い。直線の抜け出しが期待できる』という見立て。

レースは向正面でハナに立った11番モエレジンダイコが主導権を握り3Fから35.8-48.9-61.6~レース上がり49.4-36.9という平均的な流れ。10番ピースオブキング、12番ミラクルセッションと続き、軸馬ガンズオブナバロンはそれらを見る形の好位直後でジックリと脚をタメていく。4コーナー手前から外に持ち出し、直線残り200m地点から他とは次元の違う伸びを見せ容易く先頭へ。そこからは独走で最後は手綱をおさえる大楽勝。結局2着に粘ったモエレジンダイコを3馬身置き去りにしていた。更に1馬身半差で3着にはミラクルセッションが流れ込んだ。この結果により「馬連5-11、920円」の本線的中。『2周続けて悪いことは起こらない』というアスコットの伝統を、週の提供ひと鞍目で易々と守ってみせた。

他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした日曜中山11R「ハッピーエンドプレミアム」の馬連1-6、370円を一点目の大本線的中。そして前記の「有馬記念」など、本年最終週をキッチリと獲り納めたアスコット予想。最高のフォローウインドに乗ったまま越年ということに相成った次第。

本年もアスコットシステムズをご愛顧頂き誠に有難うございました。ここに弊社一同を代表して御礼申し上げます。明けて2011年の中央競馬は例年通り1月5日の開幕となります。この間小休止、というのは世間一般のお話。我々は会員の方々に『お年玉代わり』の勝負鞍を用意すべく、日々動き続けます。

5日開幕の後は8・9・10日という連続3日間開催。そこでも続けざまに勝負鞍をお届けする所存。開幕ダッシュを誓う1回中山・京都開催をご期待のうえ2011年を迎えていただきたい。本年は本当にありがとうございました。それではよいお年を。