1回東京・2回京都7日・8日目

王道予想の勝利 ~土曜京都11R・山城S~

「天皇賞・春」へのステップレースのひとつとされる「ダイヤモンドS」は、コスモメドウ・コスモヘレノスという同馬主の4歳牡馬によるワンツー決着となった。以下キタサンアミーゴを挟んで出遅れたビートブラックが4着。そして5着ゲシュタルトという結果。無論この2頭とも4歳牡馬だ。4歳牡馬の強さはこれまで何度も強調してきたが、遂に長距離路線までも制圧した印象。短距離、マイル、中距離と各々の路線には既に多くのタレントが存在するこの世代。そして今回の長距離路線までも……、ということ。唯一残されたのはダート路線だが、それも「フェブラリーS」のバーディバーディの健闘ぶりを見ると時間の問題という感じ。時代は目まぐるしく変わっていく。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都11R「山城S」4歳上1600万下・芝1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気の2番カレンチャンだった。
『世代限定とはいえオープンで2着の実績があるカレンチャンが軸馬。強い4歳世代の、しかも今回と同じ京都1200mでクビ差2着だから高評価は当然のこと。全成績【3・2・1・1】、着外は桜花賞トライアル「フィリーズレビュー」のみという好素材。休み明け叩き良化歴然のここは当然の期待』という見立て。

好スタートを切った軸馬カレンチャンだが、6番アスターエンペラーがハナを主張してくるとスッと下げて2番手に控える。1番パッションローズが並び、以下14番レジェトウショウ、13番ビーチアイドルという順で3F通過34秒3の平均ペース。4コーナー手前で単独の2番手となったカレンチャンは、直線を向き残り300m地点で楽々とアスターエンペラーを捕らえて先頭に立つ。そしてその一瞬後にはググンという感じの再加速。瞬く間に後続を引き離してしまった。結果的には2馬身半差の大楽勝。準オープンではケタ違いのスピード能力を見せつけた。強い先行馬が強いレースをした際の典型となり、後方から差してきた8番ドリームバレンチノが2着を確保。3着12番タイガーストーン、4着9番メイショウカーターもカレンチャンの強さに助けられて差してきたクチ。この結果により「馬連2-8、660円」の的中。難解とされる準オープンの短距離戦をいとも容易く仕留めて見せた弊社予想部。奇をてらわない予想が功を奏したひと鞍と言えよう。

他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした日曜東京6Rでは「馬連1-3、570円」を一点目の大本線にて的中と、最終週も抜群の安定感を示した予想部。またしても『的中してこその競馬。そして馬券』ということを証明して見せた。あとひとつ望まれるのは『破壊力』のみ。次開催ではその点を強く要望しておく。

最終週の的中鞍に話を戻すと、勝負鞍ではなかったものの土曜京都12Rにおいて馬連1-11、3790円の的中というクリーンヒットがあったことをお知らせしておく。
今週末開幕の2回中山・1回阪神開催からは、いよいよ春のG1の前哨戦がスタートする。それに連れて東西トレセンでは人馬ともに往来が激しくなってきた。勝負鞍候補が早くも浮上してきている。特に今週末は昨年も好配当をお届けした「アーリントンC」が施行されるが、今年も大いに期待していただきて構わない。いずれにせよ、開催替わりとなる今週末からの【中山・阪神開催】は得意の大舞台。これまでにも増して週末の情報提供を楽しみにお待ちいただきたい。