4回新潟1日2日目・4回小倉5日6日目

余裕の的中鞍 ~土曜小倉9R・英彦山特別~

牝馬3頭が上位を独占した「北九州記念」。この時季のスプリント戦らしい結果となったわけだが、内容を考えると一番強いレースをしたのは0秒2差4着の3歳牡馬テイエムオオタカ。外から好スタートを切ったメモリアルイヤーが逃げ態勢に入る。それをインから強引に競りかかけていって3角では先頭へ。そこからは常に外からメモリアルイヤーにプレッシャーをかけられる形。しかも3F通過32秒4という記録的なハイペース。それでも失速することなく半馬身+クビ+半馬身の4着は凄い。勝ったトウカイミステリーは後方から一気の追い込み。2着エーシンリジルは中位差し。3着エーシンヴァーゴウは好位伸びという決着だけに、なおさら価値を認めるべき。本来は番手からの競馬もOKのタイプだけに、強引さで鳴る和田竜二への乗り替わりが良かったのか悪かったのか……。いずれにしろ今後のスプリント路線で中核を成すことだけは間違いなかろう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜小倉9R「英彦山特別」3歳上500万下・芝2000m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬の期待をかけたのは1番人気の9番ナムラオウドウだった。

『本日イチオシの勝負鞍。出遅れて道中は外々を回らされながら、直線でアワヤの僅差勝負に持ち込んだナムラオウドウを軸馬とする。実戦を使いつつ着実に地力を強化しており、今回は捌きやすい頭数に加えて流れに乗りやすい大外枠。この距離なら多少出負けしても追走は楽で、キッチリ結果を出してくれるはず。ポイントは牡馬の割に小柄だけに、直前入厩で馬体を維持できているかどうかだけだ』という見立て。

ハナを切ったのは3番マイネルヴァルム。以下2番ファイヤー、1番タマモグランプリと続くスローペース。馬体重+2キロと直前入厩をクリアした軸馬ナムラオウドウは、中団外めの6番手でジックリを脚をタメる作戦。本命馬らしく3角から外を持ったまま押し上げていき、4角は逃げるマイネルヴァルムの2番手まで上昇。その勢いのためか4角のコーナリングが外へ膨れ気味となり、その間を突かれて一旦は8番サンライズスカイに出られる形。再加速からゴール前でクビ差捕らえて1着ゴール。内容的には完勝だった。3着には最後方から6番ハンドインハンドが追い込んできた。この結果により「馬連8-9、750円」の的中。定評の『イチオシ勝負鞍』における安心の的中劇となった。

他にも土曜新潟8Rで「馬連6-10、250円」を一点目の大本線にて的中など、相変わらずの高的中率を示した弊社予想部。残された課題はたったひとつ、配当的な意味での爆発力。その点の微調整を加えつつ今週末に備える所存。大収穫の秋はもう目の前。まずは今週末の情報提供に多大なるご期待をお寄せいただきたい。