5/12 5/13 2回東京・3回京都7日8日目・1回新潟3日4日目

そして大勝負開催へ ~土曜東京7R・4歳上500万下~

今週末は「オークス」。そして次週は「ダービー」と、いよいよ競馬の佳境中の佳境を迎える。どちらも馬券的な妙味十分の一戦で、その意味からも注目が集まる。

まずは「オークス」。中位追走から鋭く差して「桜花賞」を制したジェンティルドンナ。距離延長に関して不安はなく、一応頭ひとつ抜けた存在であることは確か。ただし、騎乗停止で岩田が乗れないことはやはり気になる。それに僅差で続いた2着ヴィルシーナ・3着アイムユアーズも無論V候補。特にヴィルシーナは元々の評価が「オークス」向き。距離延長を味方に逆転のシーンは大あり。一方、一部で距離不安を囁かれるアイムユアーズだが、この時期の3歳牝馬は距離適性より絶対能力がモノを言うケース多々。当然軽くは扱えない。「桜花賞」4着以下のトーセンベニザクラ・パララサルー・メイショウスザンナあたりの反撃は考えておいた方がいい。しかし、それ以上に目が行くのは圧巻の内容でトライアル「フローラS」を制したミッドサマーフェア。更に叩き台(?)の「NHKマイルC」で上々の走りを見せたハナズゴールはやはり不気味な存在となろう。いずれにしてもV候補が五指に余る大接戦。この一戦も、波に乗る弊社に安心してお任せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京7R「4歳上500万下」芝1400m。『本日イチオシの勝負鞍としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬としたのは2番人気の16番ファントムロードだった。

『本日イチオシの勝負鞍。ここでは素質断然のファントムロードが確信の軸馬。毎回折り合い面が問題になる馬だけに、初の1400m出走は確実にプラス材料。ストロングリターン相手に上々の攻め馬を見せデキは急上昇。馬体の良さもひと際目立っている。ここまで良くなれば500万で足踏みは許されない器。好位から危なげなく抜け出してくる』という見立て。
レースは最内からスタートを決めた1番トルピドトウショウの逃げ。35.1-47.1~レース上がり46.8-34.8という緩い流れ。軸馬ファントムロードは好位の外めを掛かることなく追走。そのすぐ前に3番人気の8番エアワンピース。1番人気に推された7番ジャービスはスタート後手からやむなく後方待機という苦しい競馬となった。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線へ。先行した4頭の外をエアワンピースとファントムロード併せ馬の形で抜き去る。残り300mは完全なマッチレースとなったが、最後までエアワンピースが半馬身の差をキープしたまま。ファントムロードにはまさに惜敗と言えるが、3着13番クィンビークイーンには3馬身半差をつける危なげのない2着。地力上位を示す内容と言えよう。この結果により「馬連8-16、1440円」の的中。『イチオシ勝負鞍』を本線で仕留めて見せた予想部。好調のまま、折り返しの勝負開催を迎える運びとなった。

先週も当然のごとくトータル4戦3勝、的中率75%をマークし、絶好調で迎える「オークス」「ダービー」。これらビッグレースともなると、普段は競馬などやらない『素人衆』が数多く馬券参加してくるもの。そのため「妙な売れ方」をするケースも少なくない。文字通りの『お客さん』を横目に、オイシイ思いをするのがプロ集団である我々であることは言うまでもなかろう。大船に乗ったつもりで今週末を楽しみにお待ちいただきたい。