3/9 3/10 2回中山・1回阪神5日6日目・2回小倉中京1日2日目

必然の的中鞍 ~日曜阪神10R・甲南S~

トライアル「フィリーズレビュー」が終わっても、依然として「桜花賞」が見えてこない今年の3歳牝馬クラシック戦線。「チューリップ賞」は2歳女王ローブティサージュ、新進レッドオーヴァルの両人気馬が完敗。3馬身半という圧倒的な逃げ切りVを果たしたクロフネサプライズにしても、戦前から予想されていた通り展開利が大きかった。「フィリーズレビュー」の方はメンバー的にレースレベル自体が? 信頼性の薄かった1番人気サンブルエミューズ、2番人気サウンドリアーナはある意味で予想通りの凡走。外から突き抜けたメイショウマンボの決め手は紛れもなく一級品だが、前記の通りレースレベルに疑問符がつく一戦で絶対的な信頼感とは程遠い。こう考えてくると、今年の「桜花賞」は別路線からの馬たちにも十分チャンスがありそう。ひとつだけ確実に言えるのは、馬券的にはこの上なく面白い「桜花賞」になるということ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神10R「甲南S」4歳上1600万下・ダート1800m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった2番エアハリファだった。

『本日イチオシの勝負鞍。休み明けの前走を半馬身差2着と力走。叩いて更にデキを上げているエアハリファが堅い軸馬。馬場状態や展開を問わず常に自分の力は出し切るタイプ。デビュー以来9戦、4着以下ゼロという安定感は他を圧するものがある。前走ほどの強敵は見当たらず順当に勝機が巡ってきた』という見立て。

レースは外からハナを主張した10番オメガホームランに、内から5番キングブレイクが絡んでペースアップ。離れた3番手に7番ヴィンテージイヤーがつけ、軸馬エアハリファは中団外めに待機。3コーナーを回るとオメガホームランは早くも失速。代わって先頭に立ったキングブレイクもペースが祟り直線ですぐに脚いろ一杯。完全な差し比べとなり、力強くエアハリファが抜け出す。それを目標後続各馬が殺到。一見ピンチかと思われたが、ここからエアハリファが地力の違いを見せ振り切って1着ゴール。半馬身という着差以上の強さを見せてくれた。3番マストハブと4番ヴァンヌーヴォーの叩き合いは、最後にマストハブがグイッと伸びてクビ差先着。この結果により「馬連2-3、510円」の的中。比較的地味めな配当とはなったが、『イチオシ勝負鞍』を見事に仕留めてみせた。

前週のような好配当連打とはならなかったが、引き続き弊社予想は順調そのもの。今のところ何ひとつ不安材料は見当たらない。今後の視界も上々。まずは、馬券的な妙味十分の勝負鞍候補が揃った今週末に大きなご期待をお寄せいただきたい。