2/1 2/1 1回東京・2回京都1日2日目

連日的中で無難に乗り切った開幕週 ~日曜京都12R・4歳上1000万下~

今週から小倉競馬が始まり、東京・京都との3場開催。重賞は東京で「東京新聞杯」(G3、芝1600m)が、京都で「きさらぎ賞」(G3、芝1800m)が行われる。東京新聞杯は東西のマイラーが出走を予定しており、その中には牝馬のヴィルシーナやホエールキャプチャの顔も見えて興味津々。一方、きさらぎ賞はクラシックを目指す馬たちによる争い。今のところトーセンスターダムとバンドワゴンに注目が集まっているが、伏兵馬も何頭かいて面白いレースになりそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都12R「4歳上1000万下」・ダート1800m。この日イチオシの勝負鞍として提供に踏み切ったひと鞍。軸馬として期待したのは1番人気となった10番スプリングシーズンだった。

「9か月半ぶりの前走では16キロ増の太目の馬体ながら、直線良く粘って2着。休養前に現オープンのスズカターボ相手に好勝負していた地力の高さを見せた。その後も反動はなく、いたって順調。デキは確実に上向いている。ここは同型馬との兼ね合いがカギとなるが、番手からでも競馬ができるので大丈夫だろう。叩き2戦目【1100】と実績があるのも強調材料。まず、勝ち負けになる」という見立て。

2番人気の12番タイセイバスターが気合をつけてハナに立つ。1番人気の10番スプリングシーズン、3番人気の8番ファシネートダイヤが並んで続き、4番人気の11番スぺクトロライトはその少し後ろの好位。5番人気の2番ニホンピロバロンは中団から。向こう正面半ばからファシネートダイヤが動いて、スプリングシーズンをフタをする形に。勝負どころでは早くも人気馬3頭の競馬となり、道中マイペースで進んだタイセイバスターが直線に入っても脚色衰えずそのまま逃げ切る。スプリングシーズンもファシネートダイヤを振り切ってよく追い上げたが1馬身4分の1差まで。そのまた1馬身4分の1差でファシネートダイヤ。すんなり、上位人気馬3頭で決まった。この結果により、「3連複8-10-12、400円」を1点目の大本線で的中。人気サイドでの決着となったが「ここは3連複2頭軸3連複のみで勝負」と断じての提供だったことから、しっかりとプラス収支を計上。配当面はともかく、その日イチオシ鞍となった最終レースでキッチリと的中をお届けできたことは一定の評価ができよう。

他にも、土曜京都10R「乙訓特別」ではで6番ルナフォンターナを信頼性の高い本命馬として抜擢。「馬連6-9、770円」を的中と、2開催場でレース数が少ないうえ、非常に難解だった開催開幕週もなんとか無難に乗り切った。とはいえ、辛口が身上の当コラムとしてひと言苦言を呈したい。昨年から長く続く好調さに任せて慢心はなかっただろうか。先週提供されたどの勝負鞍をとってもインパクトがなさすぎる。軸馬選定&対抗馬選択ともに無難なものばかり。無論その結論に至る過程においてプロの目が注がれていたことは100%認めるが、会員の方々が実際に目にするのは買い目だけ、ということを十分に意識する必要がある。そのあたりの再チェックを強く要請したい。

重箱の隅をつつけば上記のようにまだまだ改善の余地はあるが、ここ一番での「イチオシ鞍」の信頼度は引き続き高く、開催初週としてはマズマズのスタートをきった弊社アスコット。勝負鞍候補目白押しの今週末以降に多大なるご期待をお寄せいただきたい。