7/26 7/27 2回福島・3回中京7日8日目・1回札幌1日2日目

昇り調子で稼ぎどころの勝負開催へ ~土曜福島8R・3歳上500万下~

夏のローカル期間となると、当然のことながら馬も人も分散する。3競馬場で開催されているのだから三分されて然るべきだが、実際はまるで違う。G1級の超一流馬は、この期間はたいがい北海道の牧場で過ごす。その中で秋以降のG1戦線を目標にどこかをひと叩き、という馬が稀にいる。今年で言えば海外の「凱旋門賞」を目標に「札幌記念」に出走を予定しているゴールドシップとハープスターがその典型例だ。対して新潟・小倉を使ってくるオープン馬はまぁ、それなり。とてもではないがG1を狙うような馬は皆無だ。例年であれば騎手にも同じことが言えるが、リーディング上位を賑わす一流どころの大半が新潟と小倉での騎乗と今年は様相が大きく異なる。過去、個性派が多数顔を連ね、役者の揃っていた札幌開催。今年は若手や中堅どころが中心となる。これは「若手が力を付けてきた証」かもしれないし、見方によっては「世代交代」の一旦なのかもしれない。「若手や中堅どころの勝ち星の推移がどうなるか」。例年とは形は違えど、騎手の手綱捌きに注目するならやはり札幌開催がこの夏一番の注目開催と言えそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜福島8R「3歳上500万下」ダ1700m。軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された7番リサプシュケだった。

『前走はおよそ4ヶ月振りの実戦で仕上がり途上に映ったが、それでも2着馬タイキグラミーとは同タイムの3着。そのタイキグラミーが今回も相手筆頭となりそうだが、ひと叩きされてデキ急上昇の今回は逆転可能とみた』という見立て。

レースは大方の予想通り、スタートを決めた2番人気12番タイキグラミーの逃げ。35.9-48.4~レース上がり52.1-39.2という速い流れ。軸馬7番リサプシュケは発馬を決めて好位4番手を無理なく追走。すぐ前に14番モリトミヤビ、5番シゲルトウトウミの順。1コーナーでの隊列のまま、早めのペースで4角まで縦長の展開。終始楽な手応えで追走していた軸馬リサプシュケは4コーナーから仕掛け、抜群の手応そのままで早め先頭へ。相手筆頭とみていた逃げたタイキグラミーは直線半ばで早々に脚色が鈍り、後続各馬が殺到。早めに抜け出したリサプシュケに、その一列後ろで脚を溜めていたラクリモーサが猛追するも、クビ差凌いでリサプシュケが1着入線。猛追ラクリモーサは3着10番ラゴディラゴライに5馬身差をつける危なげのない2着。この2頭、地力上位を示す内容と言えよう。この結果により「馬連7-15、1670円」の的中。好調のまま、弊社にとっての稼ぎどころでもある8月の勝負開催を迎える運びとなった。

先週末は勝負鞍において当然のごとくトータル4戦3勝、的中率75%をマークし、絶好調で迎える稼ぎどころの勝負開催。これら夏のローカル開催本番ともなると、普段は競馬などやらない『素人衆』には難解な鞍が多くなるもの。そのため「妙な売れ方」をするケースも少なくない。文字通りの『お客さん』を横目に、オイシイ思いをするのがプロ集団である我々であることは言うまでもなかろう。大船に乗ったつもりで今週末を楽しみにお待ちいただきたい。