11/21 11/22 11/23 5回東京・5回京都5日6日7日目

安心・安全の的中劇 ~土曜東京7R・3歳上500万下~

いよいよ今週末に迫った国際G1「ジャパンカップ」。かつては『裏切りのG1』と呼ばれるほど前評判通りには収まらないレースだった。無論その原因は未知の外国馬が参戦してくるため。日本馬のレベルが数段上がった現在においてはその傾向が覆りつつあるが、外国馬が未知であるという点は変わらない。つまり日本馬だけのレースに比べると、その分だけは確実に『不確定要素が多い』ということに他ならない。当然のことながら、弊社がこの手のレースで勝負することはない。勝負どころか手を出すことも稀。しかし、あえてこの段階で明言したい。弊社は「第35回ジャパンカップ」を勝負鞍候補のひとつとして扱わせていただく。もちろん競馬は生モノ。レース当日まで精査するのは当然だが勝負馬が存在する以上、それは紛れもなく「色気のある鞍」となる。大いなるご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京7R「3歳上500万下」ダ2100m。軸馬として期待したのは上位拮抗で人気割れのなか、最終的に2番人気に支持された5番グラスプリマだった。

『久々だった前走は+12キロと多少余裕残しの仕上げだったが、上がり最速で勝ち負けに持ち込んだように、やはり東京2100mはベストの舞台。過去、同条件で3回崩れているが、1000万クラスでの2回と自己条件の不良馬場と、いずれも敗因は明確。牝馬ながら500キロを超す大型馬で上積み見込める今回、中1週の臨戦で久々好走の反動さえなければ再度勝ち負けになるとみた』という見立て。

レースは最内枠の1番マカワオクイーン、2番ラブオーディーン、3番トミケンシェルフ、8番ヴィンテージドールと主導権を握りたいタイプが前半から横一線で先行争い。最終的に最内枠の1番マカワオクイーンがハナを主張。当然、ハイペースの流れとなった。そんな中、軸馬5番グラスプリマは慌てず騒がず後方寄りのインでジッと脚をタメる作戦。向正面に入っても先団ひと塊のままペースが緩むことなく進むが、3コーナーを過ぎて勝負どころの4コーナー手前で外から6番ガヤルドがマクリ気味に上がって行く。ここで一気にレースが動くが、軸馬5番グラスプリマは6番ガヤルドの動きに併せて内の経済コーズをスルスルと押し上げ4コーナーでは2番手の位置取り。直線は早めに先頭に立った6番ガヤルドのすぐ内で追い出しを開始する5番グラスプリマ。坂下では一旦、後続を離した2頭だったが、先に抜け出した2頭を見ながらワンテンポ遅らせて追い出された4番アンヴェイルドが急追し、3頭の激しい追い比べ。最後は6番ガヤルドがジリジリと2頭に遅れを取り、坂上で先頭に立った4番アンヴェイルドが粘る軸馬5番グラスプリマを振り切り、1/2馬身つけて1着でゴール。この結果により「馬連4-5、1080円」の的中。配当的にはさほど強調できるモノではないが、7番人気で最後まで勝ち負けに加わっていた6番ガヤルドも対抗馬指名していたことで、安心・安全の的中劇。会員の方々からも同様の感想をいただいている。

毎週毎週、途切れることなく的中を量産し続ける重賞予想は先週も2戦2勝と絶好調だが、一週前からの巻き返しが期待された肝心の勝負鞍においては上位ひと鞍のみの的中となったしまった。もどかしいレースが続き、会員の皆様には申し訳ない気持ちで一杯だが、先週末はいずれも難解なレースが多かったことも確か。そんななかでもレース選定だけでなく軸馬選定においては攻めが感じられただけに方向性はこのままでOK。「終わり良ければ〜」ではないが、開催最終週となる今週末は大団円で締めくくる所存。

いずれにせよ、連続開催の最終週となる今週末には、前記の「ジャパンカップ」を筆頭とする勝負鞍候補が目白押し。楽しみにお待ちいただきたい。