5/21 5/22 2回東京・3回京都9日10日目・1回新潟7日8日目

絶好調で迎える大一番 ~日曜東京8R・日吉特別~

今週末は大一番「日本ダービー」。毎年言っていることではあるが、この業界でメシを食う人間にとって、馬券を抜きにしてもやはりこのレースだけは別格。いや、競馬を生業とする人間だけではなく、競馬ファン全てにとって特別な存在と言えるのが「ダービー」であろう。イギリスでは大昔から『一国の宰相となるよりダービーオーナーになる方が難しく、そして栄誉である』と云われる。古今東西を問わず、やはり「ダービーだけは特別」であることを証明する言葉と言えよう。「第83回 日本ダービー」。今年は「皐月賞」で3強と謳われたサトノダイヤモンド・リオンディーズ・マカヒキに加えて、それら有力どころを「皐月賞」で8番人気ながら破ってみせたディーマジェスティを加えた4強の構図。デビューからの無敗馬が消えたことで、例えばシンボリルドルフのような、例えばディープインパクトのような、絶対的存在の馬も不在。別路線組にも付け入る隙はあるはずで弊社アスコットシステムズは今年の「ダービー」を大混戦と読む。その答えは今週末。文字通りの『スペシャルウィーク』をお過ごしいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京8R「日吉特別」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは2番人気に支持された6番エイシンバランサーだった。

『現級でクラス突破のメドが立っている馬が多い組み合わせだが、中でもエイシンバランサーの前走は直線で詰まり通しで、正味ラスト100mだけの競馬で2着。使われつつ一戦ごとにデキを上げてきており、現級突破の最右翼と言っていい馬。今回はテンに引っ張る馬が多く、折り合いが付きやすくなることは確実で、抜群の手応えのまま直線に向いた前走内容からも条件はベスト。現級への昇級5戦目となるが、ようやくこのクラスの流れに対応できてきたことも間違いなく、デキも更に上昇気配。100mの距離延長も不問で当然の軸馬指名だ』という見立て。

レースは大方の予想通り、内枠の2番ヴァーノンが楽にハナ。軸馬6番エイシンバランサーは好スタートから一旦は2番手で流れに乗るが、外から押して出て行ったラブユーが番手を主張したため、これを行かせて無理なく好位3番手を追走。差のない4、5番手に16番ノースヒーローと1番スズカブリオール。これら先行勢を見る形で4頭が横並びで中団グループを形成し、この中に1番人気のコロマンデルといった隊列。3Fから順に36.7-49.1-61.6~レース上がり46.4-33.8というスローな流れ。軸馬6番エイシンバランサーは好位のインでジッと脚をタメる理想的な形。ワンペースの流れで4コーナー手前の段階でも抜群の手応えのまま。そして4コーナーから直線。前を行く2番ヴァーノン、9番ラブユーの2頭の外に持ち出し、特に仕掛けることもなく楽に捕まえそうな勢い。後続各馬が直線に入って追い出しを開始して差を詰めにかかるも、手応えの差は歴然。直線半ばで前の2頭に楽に並びかけると、そこからようやく追い出しを開始。一完歩ずつ後続との差を広げて坂上の残り100mの段階で完全に抜け出しを図り、後続に5馬身差を付けて1着でゴール。後続各馬が殺到した注目の2着争いは3/4馬身差、1/2馬身差、ハナ差の大接戦。この混戦から抜け出したのは後方待機から直線勝負で一気に脚を伸ばしてきた11番ダウトレス。3着に13番ラインシュナイダー、4着に4番スノーレパード、5着に3番タイセイプレシャスの順。この結果により「馬連6-11、2,560円」の的中。5番人気のダウトレスを対抗2点目としたことで、『おいしかった』という声を数多く頂戴した週を締めくくる的中鞍。このあたりの配当をコンスタントにお届けしていることが今の好調を体現していると言えよう。

他にも土曜新潟8R「4歳上500万下」にて「馬連7-9、1,190円」の的中など、先週も終わってみれば土日を通じて安定した的中をお届けしており、弊社予想部は引き続き絶好調を堅持している。

堅いところは機をてらうことなく手堅く。波乱含みの一戦とみれば大胆な軸馬選択から好配当狙い撃ちと、今現在の弊社予想陣はまさに順風満帆。重箱の隅をつついても些細な不安材料さえ見当たらない。これほどの好状態で迎える「日本ダービー」もちょっと記憶にないほど。陳腐な表現ではあるが、大船に乗った気分で大一番をお待ちいただきたい。