8/6 8/7 2回新潟・2回小倉・1回札幌3日4日目

勢いを増して開催後半戦へ ~日曜札幌6R・3歳上500万下~

掲示板上位5頭のうち、4頭まで7歳、8歳馬で独占した「小倉記念」。この時季の古馬ローカルハンデ戦らしい結果となったわけだが、内容を考えても一番強いレースをしたのは、やはり勝った7歳牡馬クランモンタナ。予想通り、好スタートを切ったメイショウナルトが逃げ態勢に入る。それを見る形で番手におさまり、勝負どころでは早めにマクってくる馬もいたことで3角では早くも追っ付け通し。普通に考えて馬群に飲み込まれるパターンだが、そこからもバテることなくジリジリと脚を伸ばして1着でゴール。緩急のつかないミドルペースで流れたことも良かったのだろうが、それでも失速することなくクビ差凌いでの勝利は凄い。2着ベルーフ、3着エキストラエンドは後方からの追い込みという決着だけに、なおさら価値を認めるべき。本来は後方からの競馬もOKのタイプだが、先行策を取る競馬で強引さで鳴る和田竜二への乗り替わりが良かったのだろう。先々の展望が開けるレースやメンツではないが、シンガリ人気で勝ち切ったことは高い評価に値するだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌6R「3歳上500万下」ダ1700m。出走馬の半数以上にチャンス有りの大混戦のなか、弊社予想部が軸馬として期待したのは5番人気に支持された6番サンヘレナだった。

『波乱ムード漂う牝馬限定戦。牡馬相手で好メンバーだった前走3着が光るサンヘレナを軸馬に抜擢。その前走はおよそ4ヶ月振りの休養明けで+24キロと大幅馬体増。デビューから減り続けていた馬体を戻した形だったが、背丈も伸びており太目感なくほぼ成長分。それが好走に繋がったとみていいだろう。使った上積みは十分だし、前記の通り、ここは小粒な組み合わせとなった牝馬限定戦で前走比較からもハッキリと相手関係は楽になる。休養明けの前走で現級突破のメドを立てた今回、前を射程圏に入れた位置で流れに乗れれば自力で動いて決着をつけてくれるはずだ』という見立て。

ハナを切ったのはこれまで短距離を使われてきた3番リヴァイバル。2番手に8番エクストラペトルがつけ、外目3番手という絶好位で流れに乗ったのが軸馬6番サンヘレナ。同様の位置に内から2番ギブナッシングバック、4番エヴォリューション。他、後続も差がなく馬群一団で向正面に入り、このまま淡々とした流れで1000m通過62秒5のスローペース。ペースが遅いと判断した後方12番手追走の11番ロックキャンディが外目をスーッと上がって行き、逃げた3番リヴァイバルに並んで3コーナーへ。一気にペースが上がり、勝負どころの直線に向くと手綱が動き出した3番リヴァイバルを尻目に外から抜群の手応えで11番ロックキャンディが一気に抜け出しにかかる。3番リヴァイバルも抵抗するものの、脚色の差は歴然。向正面で早めに動き出した分、さすがに最後は脚色が鈍ったが、それでも地力でそのまま押し切って1着でゴール。終始好位追走の軸馬6番サンヘレナはバテずにしぶとく脚を伸ばし、ラスト50mで逃げた3番リヴァイバルを差して2着入線。3着3番リヴァイバル、4着9番メイショウナゴミの順。この結果により「馬連6-11、2,900円」の的中。予想部による今のデキの良さを見抜いた軸馬選択が功を奏した的中鞍と言えよう。このひと鞍に関しては文句なし。会員の方々からも満足の声をいただいている。

開催2週目となった先週末。前週の修正をきっちりおこない、日曜は上記札幌6Rを皮切りに、週ラストの勝負どころとなった重賞「レパードS」まで的中連打と、右肩上がりに的中を量産した弊社アスコットシステムズ。例年に比べると若干エンジンのかかりが遅れた印象はあるが、幸いなことにまだ4週も残されており、大局的に見て確実に流れはきている。今週末の特別戦登録状況を俯瞰しても勝負鞍候補は少なくない。後は結果を出していくだけ。夏のローカル開催もいよいよ佳境に入り、先週日曜の連戦連勝の勢いそのままに臨む開催後半戦。会員の皆さまには、引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。