8/13 8/14 2回新潟・2回小倉・1回札幌5日6日目

大本線でのダブル的中劇 ~日曜札幌9R・3歳上500万下~

3Fから順に34秒4-45秒7-57秒1~上がり46秒1-34秒7。例年と比較しても前掛かりのミドルペースになった「関屋記念」。こうなると新潟外回り特有の「位置取り不問の上がり勝負」とはならない。実際、勝ち馬ヤングマンパワーは4コーナー6番手、2着ダノンリバティも好位3番手からの粘り。掲示板の5頭のうち4頭までが好位組。唯一、3着に追い込んできたマジックタイムだけが後方14番手からの追い込み。流れを考えると後方から差してきたマジックタイムがやはり一番強い競馬をしたと言っていい。恐らく次走は「京成杯AH」あたりだろうが、完全本格化の印象があるだけにマイル前後ならもうどこに出てきても有力の一頭だろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌9R「3歳上500万下」ダ1700m。弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された9番ヒルノデンハーグだった。

『結果的に勝ち馬の目標になってしまったことで最後はハナ差差されはしたものの、叩いた効果で馬が良化しており、持ち前のスピードを発揮して勝ちに等しい内容。溜めて味のあるタイプでもなく、やはりどこかでハナを切って能力全開というタイプなのだろう。脚質的にどうしても目標にされがちだが、この組み合わせなら理想通りの展開が見えている。この中間も更にデキを上げてきているだけに、人気でもここは同馬が中心だ』という見立て。

レースをリードしたのはスタートから押して主導権を握った軸馬9番ヒルノデンハーグ。1コーナーまでの激しい先行争いのなか、2番人気11番ワールドレジェンドが外目から2番手を確保。以下13番トウショウコマンチ、6番カフジイーグル、8番アオイオンリーワンと続き1000m通過62秒0の若干遅めのミドルペース。ハナを切った次点でけれん味のない一定のペースに持ち込むことが想定できた軸馬9番ヒルノデンハーグは、3コーナーにさしかかってもペースを落とすことなく、手応え十分のまま4コーナーへ。終始好位を追走していた11番ワールドレジェンド、13番トウショウコマンチの2頭が追いすがるも、軸馬9番ヒルノデンハーグも早めに抜け出したリードをキープしつつしぶとく抵抗。そのまま押し切るかに思えたが、内目の好位4、5番手で脚を溜めていたドゥラリュールが残り100m地点で一気に前を捕えにかかり、最後は2馬身1/2差をつけて1着でゴール。ラストはさすがに脚色が鈍ったものの、軸馬9番ヒルノデンハーグが他馬の追撃をおさえて2着を死守。3着に11番ワールドレジェンドの順。この結果により「馬連3-9、780円&3連複3-9-11、870円」のダブル的中。前2週と比較すると地味めな配当ではあるが、対抗1点目との馬連大本線的中に加えて、サポートでもキッチリ3連複を推奨したこともあり、「獲れるところはキッチリ獲る」弊社らしい的中劇だったと言えよう。

新潟・小倉の前半戦が終了となった先週末は重賞でも的中をお届けしこれはこれで問題なし。とはいえ、他の勝負どころでは対抗馬抜けをはじめ、ことごとく想定外のレースとなり、ひと言でツキがなかった。ただそんな中でも攻めの姿勢はブレておらず、先週はエアポケット的な週と言っていい。流れは決して悪くない。夏のローカル開催も残り3週となったが、即巻き返す下準備は整っている。今週以降は更なる勝負どころをご用意しているので、引き続きご期待いただきたい。