12/16 12/17 5回中山・5回阪神・4回中京5日6日目

プライドをかけて臨む本年最終週

いよいよ今週末に迫った大一番「有馬記念」。当然、今年を代表する一線級のメンバーの顔合わせで、馬券的な興味も尽きない。そんな中、結果はともかくとして主役級はキタサンブラック・シュヴァルグラン・サトノクラウンの3頭。特にキタサンブラックは引退レースで「有馬記念」は一昨年3着、昨年2着。年齢など不安はあれど、5歳になった今年もG1・3勝をマークしており現役最強馬の一頭であることは誰もが認めるところ。得意の中山なだけに、有終の美を飾れるかが注目。前記、有力どころの壁は厚そうだが、昨年5着の牝馬ミッキークイーンを筆頭に、確実に力を付けてきたレインボーライン、近走不満も「有馬記念」好走歴があって地力侮れないサウンズオブアース、昨年の4着馬ヤマカツエースなど、他にも伏兵が多数。将来的なことを考えると現時点で古馬相手に互角の勝負を演じている3歳馬スワーヴリチャードがどういった走りを見せるのかも注目のひとつ。「力を付けてきた伏兵扱いの古馬勢や3歳馬が、トップホース3頭にどう挑むか」、その視点で見れば楽しみは尽きない。いずれにせよ、弊社はこの一戦を全社全力をあげて獲りにいく。会員の方々には日々刻々と気持ちを高ぶらせてお待ちいただきたい。

本来なら「それでは本題へ~」というところだが、何としたことか、残念ながら先週末は勝負鞍における的中がなく、6月以来、およそ半年振りとなる久々の失態。正直なところ「まさかここで…」という思いは少なからずある。高をくくっていたわけではないが、ここ一連の安定した的中から考えて有り得ない流れ。弊社会員の皆様には再三お伝えしていることだが馬券において「流れの良し悪し」は間違いなくある。なぜそういう結果になってしまったのか。敢えてそれを説明するとすれば、「週を通じて流れが悪かった」ということが答え。特に「この鞍はまず獲れる」と踏んでいた土曜一発目の勝負鞍を取りこぼした時点で流れはなかった。これもまた競馬と言うしかない。無論、そのことに対しては痛恨の極み。「申し訳ない」のひと言。しかし、誤解を恐れずに言えば、この結果が3週目でむしろ良かった。本年最終週となる今週末だったとしたら、そう思うと背中を冷や汗が伝う。とにもかくにも『即巻き返す』というアスコットの伝統は不変。競馬でいえば「4角手前で一瞬脚をタメて直線爆発」というパターン。終わってみれば「そんなこともあった」と笑って言える開催3週目にする所存。

稀に見る波乱決着続出の先週末だったが、そんななかにも弊社らしい的中は、当然ながらあった。土曜重賞「ターコイズS」では5番人気のミスパンテールを軸馬に抜擢して「3連複7-8-14、16,580円の万馬券的中をお届け。これを筆頭に、人気サイドの決着だった日曜重賞「朝日杯FS」の3連複、さらに勝負鞍ではないものの土曜中京7Rでの馬連など、肝心要の勝負鞍ではないにしても、配当に関わらず「的中する」という価値を改めて痛感させられた次第。それを忘れず、予想部には一層の奮起を期待し、今週以降の巻き返しを切に願う。

いずれにせよ、冒頭の「有馬記念」を筆頭に、アスコットシステムズがプライドをかけて臨む本年最終週に絶大なるご期待をお寄せいただきたい。