12/15 12/16 5回中山・5回阪神・4回中京5日6日目

G1・7連勝中の勢いそのままに、いざ大一番へ ~土曜中山8R・3歳上500万下〜

戦前はグランアレグリア1強ムードと謳われていた「朝日杯FS」だが、終わってみれば2番人気に推されたアドマイヤマーズが2馬身差圧勝。これでデビューから「新馬」→「オープン特別・中京2歳S」→「G2・デイリー杯2歳S」→「G1・朝日杯FS」と無傷の4連勝となった。しかも勝ちタイムもまずまずだったのだから、「傑出馬」どころか『スーパーホース出現』の論調があっても不思議のないところ。しかし、そんな声はひとつも聞こえてこない。過去、これまでもその手のタイプの一流馬はいたが、共通して言えるのは単に「勝ち方の問題」という答えに行きつく。平たく言えば「安定感はあっても派手さがない」ということ。現にこのレースでも異常なほどの断然の支持を集めたのは、牝馬の身でありながら牡馬相手のここにぶつけてきたグランアレグリアだ。デビューから2戦の勝ちっぷりを見れば並みの馬ではないのは誰の目にも明らか。実際に3着と崩れなかったことも立派だが、そこはまだ2歳の若駒。結果論ではなく、単勝1.5倍は明らかに過剰人気だったし、やはりレースはやってみなければわからないという良い教訓だろう。ちなみにこの「朝日杯FS」。言うまでもなく弊社はいとも容易く的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山8R「3歳上500万下」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは1番人気に支持された15番ショーンガウアーだった。

『昇級に加えて、好メンバー相手でも大きく崩れず4着に力走したショーンガウアーが軸馬。その前走はブリンカーからチークピシーズに変更した影響もあったのかもしれないが、大きく溝をあけられた勝ち馬はともかく、2、3着馬とはそう差のない競馬だったように、能力の高さは存分に示したし、早々とクラスにメドを立てた一戦。ダートに起用されたからはまだ崩れていないし、今回は未勝利勝ちの中山1800mと条件も好転。今回も降級馬がいるように楽観視はできないが、全体的なメンバーレベルは明らかに前走より一枚落ち。この中間も絶好の動きを見せており、ブリンカーも再着用。前々で立ち回れる強みを活かせば、まず勝ち負けに持ち込めるだろう』という見立て。

まず内枠から積極的にハナを切ったのは2番トーセンゼロス。4番ラインアストリア、11番クリップスプリンガなども積極策を取るが、外枠から互角のスタートを切った軸馬15番ショーンガウアーが周りの出方を伺いながらも2番手をキープして流れに乗る。1000m通過64秒8ならミドルペースの範囲内だが、数字的にもスロー寄りで逃げ・先行馬には楽な展開となった。3コーナーを過ぎ、4コーナー手前に差しかかっても先頭で引っ張る2番トーセンゼロスの手応えは十分なまま。逆にこれを好位で追走していた4番ラインアストリア、11番クリップスプリンガあたりの先行勢は急激に失速。唯一、番手追走の軸馬15番ショーンガウアーが早めに追い出しを開始して2番トーセンゼロスに食い下がり、前と後ろの間隔も一気に詰まり直線へ。2番トーセンゼロスがしぶとく粘るところに、ジリジリと差を詰める軸馬15番ショーンガウアー。直線坂上でようやく2番トーセンゼロスを交わして先頭に立ち、そのまま突き放して最後は1馬身1/2差を付けて1着でゴール。2番トーセンゼロスが粘るところに道中、中団〜後方に待機していた差し・追い込み勢が殺到しての2着争いだが、最後は早めに押し上げた6番アルーフクライが良く伸びて2着確保。以下、3着に後方から追い込んだ12番ダウンザライン、4着2番トーセンゼロスの順で入線。この結果により、「馬連6-15、1,640円」の好配当的中。展開と流れを完璧に読み切った予想部のクリーンヒットと言えよう。

他にも土曜中京8R「3歳上500万下」ではサポートにてワイド的中を、そして日曜重賞「朝日杯FS」でも2番人気のアドマイヤマーズを軸馬に抜擢して難なく的中。先週の「朝日杯FS」を的中させたことで目下G1・7連勝中と、こと重賞に関して言えばこれはこれでOK。ただ、肝心要の勝負鞍での馬連的中は今回斬った土曜中山8Rのひと鞍のみと、先週末の結果は的中率・回収率ともにアスコット本来の姿とは程遠いもの。近2週はどのレースも非常に難解だったことは否めないが、その中でもキッチリと結果を残すのが弊社の努め。予想部には更に一段上の結果を熱望しておく。

いよいよ今週末はクライマックス「有馬記念」。3歳牝馬ながら現役最強の呼び声の高いアーモンドアイを筆頭に、昨年4着で出走してきたら確実に上位人気に支持されていたであろうスワーヴリチャード、さらに今年のダービー馬・ワグネリアンなど話題性のある馬たちがこぞって出走回避。障害重賞9連勝のオジュウチョウサンも狙い通りファン投票で出走資格を得て注目を集めているが、馬券的に言えば『レイデオロ一強ムード』でメディア間は早くも過熱気味。ただ、前記した3頭が出走せずとも、前記オジュウチョウサンを含め、G1ホースは半数の8頭を数えるグランプリに恥じないメンバー構成。それほど簡単な図式であるはずもない。弊社は他の動向にいささかもブレることなく、的中と言うたったひとつの真実を追求していく。そして「有馬記念」を筆頭とする全ての勝負鞍において結果を出し、会員の方々を『熱狂の渦』へと引き込む所存。楽しみにお待ちいただきたい。