4/20 4/21 2回東京・3回京都1日2日目・1回福島5日6日目

上々の首尾で開催開幕週をスタート ~土曜東京8R・4歳上500万下〜

オークストライアル「フローラS」は3番人気ウィクトーリアの勝利。同馬が出遅れたため、伏兵ジョディーがハナを切る展開。1000m通過60秒6~後半1000m58秒9は完全なスローペース。当初想定していた位置取りではなかったウィクトーリアの鞍上・戸崎だが、慌てず後方でじっくり脚を溜める形を取る。持ち前のスピードで難なく押し切ってみせた前走とは大違い。溜めるだけ溜めて後は直線勝負に賭けた騎乗ぶり。立て直された効果でデキもすこぶる良かったのだろう。結果、33秒2の最速上がりを繰り出して、先に抜け出したシャドウディーヴァをハナ差差し切っての1着。デビュー戦をレコードで完勝してみせた馬だが、こういう競馬で結果を出せるようになれば、もう展開やペースに戸惑うことなく力を出し切れそう。オークスに何ひとつ不安材料のない状態で挑むことになった。確かに今回は相手に恵まれた印象は少なからずあるし、距離も未知数ではあるが、それは「桜花賞」の上位入線組も同様。少なくとも東京2400mのレースなら軽視はできない一頭だろう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京8R「4歳上500万下」ダ1600m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位で人気割れのなか、最終的に3番人気に支持された7番トーセンヴィータだった。

『今年に入って2戦を消化し、530キロを超える大型馬らしく今度は本調子のトーセンヴィータが軸馬。一度使われたことで馬体が絞れると思えた前走が+6キロと想定外の増加。レースでも1000m通過65秒の超スローペースで後続に速めに押し上げられ、上がりの速い競馬になったことも大誤算。ワンペースのタイプなだけに決め手勝負では分が悪いのは明らかで、正直、鞍上の騎乗ミスととらえられても不思議ないミスリード。ただ、それでも4着とバテたわけではないし、力負けの印象は皆無。跳びが大きいだけに実績通り、東京へのコース替わりはプラス材料。早めに踏み込んでいって、後続に脚を使わせるペースに持ち込めば即反撃必至とみた』という見立て。

レースは4番キルロード、12番ダノンテアトロの2頭が好ダッシュを決めて主導権争いとなるが、引く素振りを一切見せない12番ダノンテアトロが積極的にハナを切って先導する展開。無理に競り合わず、4番キルロードはスッと2番手。離れた好位で軸馬7番トーセンヴィータ、11番ポップアップスターの人気2頭が流れに乗り、隊列落ち着くかに思われたが、折り合いを欠いて抑え切れない手応えだった8番ウェストブルックが向正面半ほどから一気に脚を使って前を行く4番キルロード、12番ダノンテアトロの2頭に並びかけて行く。これにより、3頭雁行でレースを引っぱり、前半3F35秒5のハイペース。ペースは速かったものの、この隊列のまま直線での追い比べへ。まず脱落したのが8番ウェストブルック。4番キルロードと12番ダノンテアトロの2頭がしぶとく粘るが、その一列後ろで脚を溜めていた軸馬7番トーセンヴィータと11番ポップアップスターがグングン差を詰め、前を行く2頭をあっさり交わし去る。直線半ほどでは2頭のマッチレースになるかと思われたが、終始中団内目でガッチリ脚を溜めていた1番ラスティーユースが大外に持ち出すと一気に強襲。軸馬7番トーセンヴィータと11番ポップアップスターとの脚色の差は歴然で、最後は1/2差で差し切り1着でゴール。問題の2着争いを制したのはタイトな流れも良かったのか、最後まで食い下がる11番ポップスターに抜かせることなく2着を死守した軸馬7番トーセンヴィータ。この結果により、「馬連1-7、4,180円&3連複1-7-11、2,660円」のダブル的中。弊社サポートにおいて「馬連&3連複の複合馬券で勝負」と断じ、結果、高回収率を計上。馬の能力比較はもちろんのこと、コース適性や流れを読切った軸馬選定で会員の皆様からたくさんの喜びの声をいただいたことは言うまでもない。

開催開幕週となった先週末。勝負鞍に劣らず、今季も安定している重賞でも手堅く的中をお届けしたことはもちろん、勝負鞍では他にも土曜東京6R「3歳未勝利」の馬連など、相変わらずの安定度で複数の的中をゲット。前週こそリズムに乗り切れずに精彩を欠いたが、開催も替わり、そこからは完全に脱却。取りこぼしもあっただけに欲を言えばあと一本欲しかったところではあるが、上々の首尾で開催開幕週をスタートすることができた次第。

今週末からは6週続くG1戦線に突入し、弊社も例年以上に重賞に力を入れている。それは会員の皆様もご存知だと思うが、本当の勝負どころはその裏にこそあり。その点は度々ここで繰り返してきた通り。また、これまで以上に『ムラのない安定した的中』を目的とし、5月からの弊社予想がより一層『専門分野に特化した予想提供』へ大幅にリニューアルされることも決定している。引き続き弊社から配信される全ての提供にご期待いただきたい。