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5/9 5/10 2回東京・3回京都5日6日目・1回新潟1日2日目

狙いに行ったワイド的中 ~土曜新潟9R・4歳以上1勝クラス〜

「NHKマイルC」のラップは3Fから順に34秒1-46秒0-58秒0~レース上がり46秒5-34秒5。もちろん遅くはないが、府中マイルのG1としては決して速いものではない。戦前、様々なジョッキーから「今の東京芝は中団より前目のポジションを取れないと勝負にならない」との声が聞こえていたし、実際、上位入線馬の位置取りを見る限り「前有利で差し・追い込み馬には不向き」な展開ではあった。ただ、前記のラップを見ても決してスローの前残りの展開ではないことは確か。平均ペースの府中マイルは100%の地力勝負。本来、勝っても負けても展開&流れは理由にならない。要するに強ければどこにいても来るし、弱ければどれほど好位置に見えても来ない、ということ。それを踏まえるとラウダシオン、レシステンシア、ギルデッドミラー、タイセイビジョンの上位4頭の地力はこの世代のマイルでは最上位の証だろうが、それ以上に根の強さを感じたのが、ルフトシュトロームとウイングレイテスト。後方から追い込んで横並びの4着争いに加わったのはこの2頭だけ。次走以降の注目度としてはこれらに先着した上位4頭以上。いずれにしろ、どれが『抜けた存在』ということではないが、今回挙げた6頭は引き続き今後の動向に注目したい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜新潟9R「4歳以上1勝クラス」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは、上位で人気割れのなか、最終的に4番人気に支持された3番サミットプッシュだった。

『1勝クラスのローカル平場戦とあって極めて小粒な組み合わせ。ここは前走この距離でブリンカーを着用して変わり身を見せたサミットプッシュを軸馬に抜擢。1勝クラスへの昇級後、ズブさが出てきたことで長距離を中心に使われてきた同馬だが、未勝利勝ちが1700mだし、本質的には中距離がベストのタイプ。前走は馬具効果もあって行きっぷりがグンと良化。勝負どころで動くに動けず仕掛けが遅れて脚を余したがそれでも3着に力走できたのは地力があればこそ。本来、途中から動けるタイプで、ここはスローなら途中から動き出しそうな馬も多数出走してきた組み合わせ。極端なスローの前残りだと厳しいだろうが、そこは前走手綱を取った鞍上の連続騎乗。仕掛けどころさえ間違えなければ前走以上に走れる公算大。これまでかなり強力なメンバー相手に差のない競馬を演じてきただけに、馬具効果で行きっぷりが戻ってきた今回は絶好の狙い目とみた』という見立て。

レースは軸馬3番サミットプッシュが発馬で大きく躓き、痛恨の出遅れ。5番サトノエメラルドがハナを切り、2番手に12番シンライが追走。その後4番ディープサドラーズ、8番ネルソンタッチ、2番ホーカスポーカス、7番トゥルボーと続き、1000m通過63秒3の淡々としたミドルペース。軸馬3番サミットプッシュは向正面に入って徐々に前との差を詰め、一団となった馬郡の最後尾に取り付き、内々をロスなく押し上げ長い直線に入る。逃げた5番サトノエメラルドが二の脚で後続を振り切りにかかり、4コーナーで2番手まで押し上げていた7番トゥルボーがこれに迫るがその差はなかなか縮まらず、逆にジリジリ差が広がる。好位勢の脚色が鈍る中、軸馬3番サミットプッシュと1番ユキノアンビシャスの2頭が差し脚を伸ばすも、前2頭には溝をあけられた形で3着争いまで。最後は終始マイペースの逃げを打てた5番サトノエメラルドがそのまま1着でゴール。そこから2馬身差2着に7番トゥルボーが粘り込み、熾烈な3着争いを制したのが軸馬3番サミットプッシュ。以下、1番ユキノアンビシャスが4着、2番ホーカスポーカスが5着入線。この結果により、「ワイド3-7、540円」の的中。軸馬が大きく出遅れたことで万事休すと思われたレースだったが、相手に恵まれたこともあってか、なんとか軸馬が3着を死守。肝心要の馬連的中こそ逃したものの、4番人気馬からの勝負である程度狙いに行った一戦だっただけにワイド的中とはいえ、一定の評価はいただけるものと自負している。

他にも土曜東京9R「馬連320円の大本線での的中など、勝負鞍において手堅く的中をお届けしたものの、日曜は精彩を欠く結果で的中をお届けできず、先週末は週を通じて不完全燃焼な結果ではあった。前週の好配当的中の連打から少々勢いが落ちた形ではあるが、東京・京都開催も今週から後半戦に突入。まだまだ勝負どころはいくらでもやってくる。弊社からの情報は全て、漏らすことなくご確認いただきたい。まずは、勝負の今週末にアツイご期待を。