12/5 12/6 5回中山・6回阪神・3回中京1日2日目分

開幕週を締めくくる大本線的中劇 ~日曜阪神11R・りんくうステークス~

コントレイル&デアリングタクトという無敗の3冠馬となった2頭がいるとはいえ、世代間レベルでは微妙な評価が定着しつつある今年の3歳勢。その中にあって前記2頭同様、無敗のまま初重賞挑戦となった3歳牝馬レイパパレの「チャレンジC」。若干イレ込み気味だった同馬を道中なだめつつ、2番手追走から逃げるジェネラーレウーノを自ら早めに捕まえに動き、4コーナー先頭からそのまま後続の追撃を退けて押し切ってみせた。マークされる位置取りからブラヴァス・ヒドゥンタイムスを余裕で退けた内容は秀逸。能力が高いのは誰もが認めるところだったが、実質今回が本当の意味での試金石。頭数も手ごろで比較的小粒な組み合わせだったとはいえ、骨っぽい年長馬の、しかも牡馬を抑えて勝利するのだから、G1「秋華賞」除外が悔やまれてならない。現状、距離に限界がある印象は受けたが、2000mまではクリアしてみせたように、まさに前途洋々という感じ。まだ若さたっぷりの走りで課題は残っているが、コントレイル&デアリングタクト同様、目の離せない存在となった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神11R「りんくうステークス」ダ1200m。このレース、軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された1番ジェネティクスだった。

『休み明けの前走を快勝し、デビューからここまで底らしい底を見せずにオープンまで勝ち上がってきたジェネティクスが軸馬。ここまで7戦4勝の同馬だが、負けた3戦の内訳は2、4着だった1400mの2戦と、3勝クラスへの昇級初戦となった2走前の5着。2走前の5着は昇級の壁というよりも、芝スタートに加えて先行激化で乱ペースに巻き込まれた感じで伸びずバテずのレース振り。差し・追い込み競馬で大敗してもおかしくなかっただけに、逆に言えば5着に残すあたりが素質の高さだろう。立て直した前走でアッサリ勝ち上がったように、能力的な見劣りは一切ない。加えて、ダートスタートのレースでは未だ無敗でいずれもワンサイド勝ち。オープン昇級とはいえ、3戦3勝の阪神1200mで先行力の安定感という点ではむしろ一歩リードの印象が強い。何よりここは差し・追い込み馬がズラリ揃った組み合わせ。ならば先行力に優る同馬のもの。勝ち負け必至だろう』という見立て。

レースは抜群のスタートを決めた軸馬1番ジェネティクスが迷いなくハナを切り、2番手に8番コパノフィーリングがつけ、3番手に11番メイショウアリソン。6番クリノケンリュウ、4番ロードラズライトと続き、このあたりまでで先行集団を形成。前半3F34.9~レース上がり47.4-35.8という平均ペース。無理に飛ばすことなく、後続を引き付けてマイペースで逃げた軸馬1番ジェネティクスは4コーナーにさしかかっても手応え十分。直線に向いて追い出しを開始した軸馬1番ジェネティクスを終始2番手でピッタリマークしていた8番コパノフィーリングが差を詰めにかかる。直線半ばでは後続を突き放して2頭の追い比べとなるが、前半後方でじっくりと脚を溜め、途中からスムーズに上がってきた14番レシプロケイトが外から一気の強襲。前を行く2頭に一完歩ずつ差を詰め、追い比べで競り落とされた8番コパノフィーリングを難なく捕らえ、逃げ切りを図る軸馬1番ジェネティクスに並びかけたところでゴール。勢いは完全に14番レシプロケイトだったが、最後はクビの上げ下げで軸馬1番ジェネティクスが1着。ハナ差2着に14番レシプロケイト、そこからクビ差で3着8番コパノフィーリングの順で入線。この結果により、「馬連1-14、900円」の的中。1番人気→4番人気でこの配当は少々物足りないが、4番人気の14番レシプロケイトを対抗1点目に指名して大本線での的中劇。週ラストの勝負鞍だったことからも良い形で次週に繋げた的中鞍と言えよう。

他にも重賞を筆頭に、土曜中京7R「3歳以上1勝クラス」での「馬連1-8、830円を手堅く仕留め、連日的中をお届け。痛恨の対抗抜けのレースもあっただけに、お世辞にも絶好のスタートを切ったとは言えないが、波乱決着続出の難解なレースが多かった開幕週だったことを踏まえると、まずは開催開幕週を上々の首尾で打ち上げた次第。

いずれにしても、尻つぼみの結果で波に乗り切れなかった前開催の悪い流れを断ち切り、開催替わりで『いい流れを作れた』は間違いのないところ。当て続けていれば配当はついてくるもの。好配当的中も時間の問題でお届けできるものと確信している。今年の中央競馬も残り3週。無論、弊社は獲れるところは全て獲り尽くす所存。まずは今週末の情報提供を多大なるご期待を持ってお待ちいただきたい。