11/27 11/29 5回東京・5回阪神7日8日目分

軸馬完勝の的中鞍 ~土曜東京10R・シャングリラステークス~

舞台を中山、阪神、中京に移し、師走競馬が開幕。土曜日に中山でステイヤーズステークス(G2)、阪神でチャレンジカップ(G3)が行われる。そして、日曜日には中京で砂の頂上決戦・チャンピオンズカップ(G1)が行われる。同レースは中京に場所を移してチャンピオンズカップと名称・実施内容を変更して、今年で8年目。それだけに臨戦過程などを含め、傾向らしい傾向も徐々に見えてきた印象だが、いずれにしろ、手に汗握る見ごたえのある良い競馬をしてほしいものだ。層の厚いダート路線らしく、今年も豪華メンバーが揃ったうえに3歳桜花賞馬・ソダシの参戦もあり、前景気は上々。中央競馬・最終開催のスタートをキッチリ決めて、次の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)へと繋げたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京10R「シャングリラステークス」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2人気に支持された11番クロパラントゥだった。

『骨っぽい3勝クラスだが、ここは昇級も前走からさらに迫力を増し、目下充実一途のクロパラントゥを軸馬に抜擢。元々、中央場所では勝ち上がれず、地方で力を付けて出戻りの同馬だが、地方で3連勝し、中央復帰後も1勝クラス→2勝クラスを連勝中。デビュー3戦目の初ダートで10着と大敗しているが、これは去勢明け直後の一戦で着順は度外視していいだろう。今回は距離短縮となるが、前走の走りからもスピードに勝ったタイプであることは間違いなく、むしろプラスに働く可能性が高い。加えて今回は差し・追い込み馬がズラリ揃った組み合わせ。脚質的に展開利も見込めるだけに、連勝を伸ばす走りでオープン入りに期待したい』という見立て。

レースは6番ジャスパーイーグルが逃げて先導し、発馬を決めた8番メイショウマサヒメがスッと2番手を確保したが、軸馬11番クロパラントゥも好スタートを決めて難なく外目3番手に取り付く。その後ろに10番ララクリュサオル、3番コラルノクターンの人気2頭が追走。ほぼその隊形のまま馬順変わらず4角まで来て、直線は軸馬11番クロパラントゥ、3番コラルノクターン、8番メイショウマサヒメの3頭の争いとなる。外から15番ソーラーフレア、13番スズカコーズマンボの2頭も詰め寄るも、すでに前3頭で大勢決し、最後はジリジリと差を広げて、軸馬11番クロパラントゥが3番コラルノクターンを1馬身1/4突き放して1着でゴール。前2頭とは地力の差で後れを取ったが、番手からしぶとく粘った8番メイショウマサヒメが3着を死守。サポートメールでのひと工夫により、結果、「馬連3-11、270円&3連複3-8-11、1,190円」のダブル的中。配当面はともかく、「今回は差し・追い込み馬がズラリ揃った組み合わせ。脚質的に展開利も見込めるだけに、連勝を伸ばす走りでオープン入りに期待」と読んだ鮮やかな的中鞍と言えよう。

冒頭に記載した通り、今週末は開催替わり。阪神こそ連続3開催目となるが、5回東京から5回中山開催へと移る。また、6回中京開催も今週末開幕。言うまでもなく、各々今年の最終開催となる。例年通り、弊社アスコットシステムズはここからの1カ月に大きな勝負をかける所存。無論G1も平場戦も勝負鞍としての隔たりはない。いつどこで「勝負」の声がかかっても慌てることなどないよう、会員の皆さまには万端のご準備をお願いしておく。『毎年、最終開催は大団円で締めくくる』。それが弊社の歴史。一層のご期待をお持ちのうえ、今週末をお待ちいただきたい。