3/19 3/20 3/21 2回中山7日8日 ・1回阪神11日12日目・2回中京3日4日目分

的中量産はこの鞍から始まる ~土曜阪神7R・3歳1勝クラス〜

大方の下馬評通り『やっぱり……』という結果となった日曜日の重賞「阪神大賞典」。勝ったのは圧倒的な支持を受けた1番人気のディープボンド。昨年の同レースで5馬身差の圧勝劇を演じ、続く「天皇賞」「有馬記念」ではともに0.1秒差の2着惜敗。この実績は今年のメンバーレベルを考えれば逆らう方が無謀というべきものだった。今年の着差は昨年ほどのインパクトではないが、内容的に見るとさらに洗練された走りだったし、目標を楽に捕えて勝利した内容はむしろ盤石さを印象づけた。何より今回のレースで無理をさせていない分、本番となる「天皇賞」への展望が明るくなったのではないか。いよいよG1タイトルという悲願の達成が現実味を帯びてきた。他では、ディープボンドに次いで2番人気だったマカオンドールは、期待ほど走れず4着。道中もリズムよく走れていた割に直線で伸びなかった。結果的にディープボンドとは大きく水をあけられたが、まだ4歳であるからもう少し経験を積めば差の無い競馬ができる可能性は十分にある。今後の成長に期待したいところだ。ちなみにこの「阪神大賞典」、弊社は3連複、3連単のダブル的中となった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神7R「3歳1勝クラス」ダ1800m。このレース、上位拮抗ムードの中、軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された2番アスクドゥラメンテだった。

『大型馬の長休明けとなるが、初戦の勝ちっぷりから1勝クラスは通過点と判断しアスクドゥラメンテを狙う。デビュー戦の前走は水が浮く極悪の不良馬場。インから先手を取れるスタートだったが、無理せず馬なりで好位の3番手を確保。結果的に先行馬のキックバックをもろに受ける形になったが、我慢の効いた走りで影響を微塵も感じさせなかった。直線に向くと前が詰まり進路を探すような感じになったが、スペースを見つけるとエンジンに点火。一気の脚で後続を置き去りにし2馬身1/2差の勝利は強い競馬だったし、見た目にも着差以上のインパクトであった。まだ上がありそうな雰囲気を持っており、昇級でも今回のメンバーレベルはそれほど高くない。大型馬の割に気の良いタイプで、久々も不問な上に調整も順調と態勢万全。連勝に期待できる』という見立て。

レースはほぼ揃ったスタート。軸馬3番アスクドゥラメンテは馬なりで様子を伺う態勢。外から5番スピリトーゾが出たところを8番トモジャワールドが制してハナを主張する。連れて10番メイショウオグマが続き、5番スピリトーゾは無理せず好位の3番手。その外に6番タマモエース、7番レリジールダモーレが併走し先行集団を形成する。軸馬3番アスクドゥラメンテは無理なく追走し、先行集団を見る形で後方を追走。そこからさらに離れて4番ハピ、最後方に2番スミという隊列。2コーナーを過ぎても隊列は変わらず1000m通過が61秒4のミドルペース。3コーナーに向けて後方待機の4番ハピ、9番ネフィリムがポジションを押し上げ馬群が徐々に凝縮。3コーナー入口では各馬5、6馬身圏内のひと固まりで勝負の直線へ。終始ハナを譲らなかった8番トモジャワールドが押し切りを図るが、マークしていた10番メイショウオグマが並びかける。そのタイミングで外から明らかに脚色の違う軸馬3番アスクドゥラメンテと4番ハピが猛追し、残り200m地点では4頭横並びの大接戦。凌ぎ合いはしばらく続くも先行していた馬には厳しく8番トモジャワールド、10番メイショウオグマの順に脱落。残った2頭の勝負は4番ハピが軸馬3番アスクドゥラメンテを競り負かし1馬身3/4差を付けて1着でゴール。2着に軸馬3番アスクドゥラメンテが入選し、3着は道中最後方から直線で脚を伸ばした2番スミという順番。

この結果により、「馬連3-4、630円」の的中。少頭数の1番、3番人気の組み合わせでこの配当なら悪くないし、買い目としても大本線の的中。何より初戦を飾れたことで3日間の長丁場に勢いがつく貴重な的中劇となった。無論、先週の借りを返す的中はまだ終わらない。続く日曜日の的中や、月曜日の2連勝など勢い止まらず、日曜日・阪神11R「阪神大賞典」で「3連複3-7-11、1,680円&3連単11→7→3、3,930円など全体を通して的中を量産。今週末から始まるG1ウイークを前にキッチリ態勢を整えた次第だ。

寒の戻りで肌寒さも感じるが、競馬はいよいよ春本番を告げる激アツのG1シーズンが開幕する。その初戦のスプリント王決定戦「高松宮記念」では、重賞勝ち馬や海外帰りの有力馬、さらに実績ある強馬が揃いそうだ。混迷極まる一戦ではあるが、無論、弊社予想班に抜かりはない。当日に向けて着々と情報が集まっており、勝負鞍候補として調整を進めている状態だ。春のG1戦線のスタートダッシュを期する「高松宮記念」に多大なるご期待をお寄せいただきたい。