10/15 10/16 4回東京・4回阪神4日5日目・4回新潟1日2日目分

的中量産の勢い続く ~日曜新潟12R・3歳上1勝クラス~

先週は3冠牝馬の最終戦「秋華賞」が施行された。近年はオークスからの直行が勝利トレンドになっていたが、勝ったのは「紫苑S」で順調にステップを踏んだスタニングローズ(3番人気)だった。レース序盤は好発から無理なく先行勢を見る4、5番手につける器用さを発揮。要所の反応も上々なレースぶりで、一度使った効果が如実に表れていた。直線に入っても最後までシッカリ脚を使って伸びると、そのまま後続を抑え込む素晴らしい競馬。人馬ともに嬉しいG1初勝利となった。2着のナミュールはオークスから直行で、馬体も20キロの大幅増。馬体維持に手一杯だった春当時と比較するまでもなく、明らかに逞しさが増していた。レースは折り合い重視で中団を無理なく追走し、直線でも抜群の伸び脚だったが半馬身だけ届かず。4角で左に膨れずにスムーズなら逆転の可能性もあっただろう。3着は残念ながら3冠達成とはならなかったスターズオンアース。こちらも一頓挫あったとは思えない素晴らしい仕上がりだったが、スタートで痛恨の出遅れ。それでも後方14番手から馬群を縫うように追い上げた脚はさすが2冠馬と言う他ない。競馬にタラレバはないが、スタートさえまともならさらに際どい勝負だったはずだ。
レース全体は、戦前の予想通り逃げて連勝中のブライトオンベイスが引っ張る展開。1000m通過が59秒7の平均ペースだったが、これは昨年の通過より1秒5速く、完全に地力勝負の様相。どんな結末を迎えるか注目していたが、終わってみれば春の実績馬が上位独占と勢力図に変化はなかった。仕方のないことだが、上位3頭以外には非常に物足りなさを感じたと言わざるを得ない。特にアートハウス、サウンドビバーチェ、プレサージュリフトなどは、これからも顔を合わせる機会のあるメンバー。いったいどのように巻き返してくるか、今後も興味深く注目していきたい。なお、弊社では上記「秋華賞」も的中したことを追記しておこう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟12R「3歳上1勝クラス」ダ・1200m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された7番ワールドコネクターだった。

「年初は苦戦が続いたが、一気に条件変更した前走で適性を示したワールドコネクターが中心。前走は7ヵ月振りで、前々走の芝2200mからダ1200mへと大胆に舵を切った一戦。さらにブリンカーも装着と、陣営の意欲あふれる初モノ尽くし。レースは、発馬で躓いて序盤に脚を使った分だけ最後に甘くなったが、粘り込んで0秒1差の3着を確保。陣営の対策が当たり、大きく着順を上げた。ここは再度のダ1200mだが、もともと530キロ超の大型馬だけに一度叩いた上積みが大きく見込める。実際、気合い乗りや動きが格段に良化しているし、条件2度目の慣れもプラス材料。本来は発馬が上手く、スタート五分なら勝ち負け必至」という見立て。

レースは、11番カップッチョがポンと好発を決めるが、最内1番バオバブスピリットが押して先手を主張。続いて5番アイファーリンクス、軸馬7番ワールドコネクターが並んで番手追走し、その直後に8番メイショウグラニー。この4頭がやや後続を離し先行集団を形成した。しかし一旦控えた12番ワンダーヘイルネスが、早めに進出を開始して先行勢の直後まで進出。中団に4番ブレーヴトライ、11番カップッチョ、さらに2馬身ほど開いて3番ライラテソーロ、6番ルワンジュ、9番ドクターマンボウ。そこからさらに3馬身ほど遅れた最後方に2番バウンティハンター、10番コンバットマーチという隊列。逃げた1番バオバブスピリットの600m通過は46秒4のハイペース。当然、隊列は縦長になるが、逃げ馬をマークしている5番アイファーリンクス、軸馬7番ワールドコネクターは余裕を感じさせる追走ぶり。直線に入ると1番バオバブスピリットの脚がいっぱい。変わって番手追走の5番アイファーリンクス、軸馬7番ワールドコネクター2頭の追い比べとなる。ジワジワと後続を引き離す2頭だが、これに負けず追い込んでくるのが12番ワンダーヘイルネス。残り200mを切ったあたりで5番アイファーリンクスが完全に失速すると、手応え十分の軸馬7番ワールドコネクターが抜け出しにかかる。急追する12番ワンダーヘイルネスをよそに残り100mで軸馬7番ワールドコネクターが独走状態。そのまま危なげなく押し切り1着で入選した。2着は最後に押し上げてきた12番ワンダーヘイルネス。3着には、長く脚を伸ばしてきた11番カップッチョが入選した。

この結果により、「馬連7-12、790円」を的中。レース前は初ダート8番メイショウグラニーと人気を2分していたが、前走で一変した軸馬の能力を「本物」と見極めた弊社らしい的中劇となった。

さらに、日曜阪神6R「3歳上1勝クラス」の「馬連10-13、320円」、など、日曜日の厳選勝負鞍は連勝をお届け。さらに上記でもお伝えした注目のG1「秋華賞」も3番人気のスタニングローズを不動の軸馬に抜擢して難なく的中し、午前の注目レースとしてお伝えしている新馬未勝利予想でも土曜新潟3Rの馬連980円、日曜新潟1Rの馬連1,410円と2戦2勝の的中をお届けするなど、アスコットの勢いは止まらなかった。引き続き調査・研究の努力を惜しまず、また好結果に奢ることなく、今後も多くの的中をお届けしていく所存だ。

さて、今週末はいよいよ牡馬クラシック三冠目「菊花賞」である。皐月賞・ダービー馬は不在で、例年通り一筋縄ではいかない様相。注目はラスト1冠にかけるアスクビクターモア、連勝でセントライト記念を制したガイアフォース、神戸新聞杯を制したジャスティンパレスあたりだが、下克上を狙う伏兵陣も多士済々。この時期の3歳馬には過酷な3000mであり、過去に何度も人気薄が穴を開けてきたレースでもある。当然ではあるが、競走馬の能力把握に長けている弊社アスコットらしく、今回も穴をあけそうな激走馬の調査を行なっている。現在の勢いをさらに加速すべく、「菊花賞」では的中はもちろん配当にも期待したいところだろう。もとより、厳選勝負鞍、さらに新馬未勝利予想でも引き続き万全の態勢で臨む今週末に、引き続き多大なるご期待をいただきたい。