3/22-3/23 2回中山・1回阪神7日8日・2回中京3日4日目

乾坤一擲の特大配当 〜土曜中京9R・金山特別〜

2月末の万馬券同日3連発(東京2R→ダイヤモンドS→阪急杯)の快挙が記憶に新しい弊社だが、それをさらに上回ったのが先週末だった。好調のアスコット予想部がいかなる的中劇を演出したのか早速みていこう。

まず紹介するのは、土曜中京9R「金山特別」芝2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に5番人気となった6番クリノアドバンスだった。

『前走(4着)はマクリをもらって一歩後退のロス、2走前(5着)は大外を回すなど近走は噛み合わず。それでも大崩れしていないのが地力通用の証明だ。一転、ここは多頭数も確固たる逃げ馬不在の状況。先行が身上の本馬にとっては条件が大きく好転する。乗り慣れており、過去2連対の永島まなみ騎手への手替わりもプラス材料。休み明けを叩いて気配上向きで、今回は勝ち負け濃厚』という見立て。

レースは想定通り、軸馬6番クリノアドバンスの逃げで開幕。直後の先行勢も離れずついてくるが、永島まなみ騎手は遅すぎず速すぎないペースを作って先頭を譲らない。序盤の1000m通過は1分0秒4という絶妙の流れ。この時点で会員様はしめしめと感じたはずだ。

レースは勝負どころの4角に到達。縦長の隊列を引き連れた軸馬6番クリノアドバンスが先頭のまま追い出しを開始する。残り300m、200m、150m…。次々と脱落する先行勢を尻目に軸馬6番クリノアドバンスはまだ先頭を走る。中京の直線は長いが、それでもゴールまであとわずか。

これはもらった! そう思った瞬間だった。最後方から飛んできたのが8番の伏兵コスモエクスプレス。ゴールまで残り約30mの刹那に強襲すると、クビ差だけかわして差し切り。押し切り態勢だった軸馬6番クリノアドバンスはそれでも2着はきっちり確保した。3着には追い込みをかけた12番ファイナルヒートが入線している。

この結果により、「馬連6-8、4万7,570円」の的中をお届け。5番人気(単勝19.5倍)に過ぎなかった軸馬選定はもちろんのこと、飛び込んできた12番人気(単勝100.7倍)のコスモエクスプレスを対抗に抜擢したことは慧眼という他ない。ちなみにコスモエクスプレスは、弊社・現地情報班が「今年は小倉でくすぶっていたが尻上がりに気配上昇中。この人気なら絶対におさえておきたい」と推奨してきた1頭だった。

その結果が弊社の長い歴史でも指折りの特大馬券。なにより、相手をある程度絞った馬連だったことが大きく、馬連回収率は実に約6000%という理解のしづらい数字となった。レース直後から弊社の電話回線はパンク状態。メールボックスもパンパンに膨れ、すべて返信するには数日を要することとなった…。
この場を借りて、会員様にお礼を申し上げたい。たくさんの反響ありがとうございます。4万馬券的中おめでとうございます。

さて、上記はあくまでも土曜日のハイライト。日曜中京11R「愛知杯」芝1400mについても簡単に述べておきたい。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった6番シングザットソングだった。以下はその選定理由。

『牝馬限定G3は変わらないが、昨年までの1月開催、芝2000mの条件を改定。今年から昨年までの京都牝馬Sを受け継ぐ形で芝1400m、重量はハンデから別定に変更して実施される。なお、開幕2週目の中京芝はまだインを使える状態で時計は速め。基本的に当コース自体も先行~中団までが中心だが…。
しかし、ここはスプリント色が強い顔ぶれのフルゲート。ハイペースからの差し系も要警戒だ。
軸馬シングザットソングは新馬戦、フィリーズレビューの2勝しかしていないがG1をはじめ、牡馬相手にも好走実績がある実力馬。勝ち鞍が少ないのは、折り合いにやや不安があることに加えて、不向きのレースばかり経験してきたことに由来する。前走9着にしても内・前有利の展開で外を回す大きなロス。それでも上位とはほとんど差のない内容なのだから、むしろ評価できる競馬だった。
その特性を考えると今回の距離短縮は大歓迎。また、前に馬を置きたい本馬にとって内枠6番も絶好である。中間は入念に乗り込まれてこの馬らしいスカッとした好馬体。機敏な動きを含めてデキ万全だ。そもそも、中京千四は“距離短縮馬”に期待値があるコース。ベストの条件かつ、展開もかみ合いそうな本馬は狙って妙味。ハマればアタマまで狙える地力がある』

結果はご存知の通り。最後に伏兵ワイドラトゥールの大駆けを喰らったが、軸馬6番シングザットソングは、9番カピリナを差し返して連対を確保となった。この結果により、「馬連6-16、9,330円&3連複6-9-16、1万4,770円」の的中をお届け。土曜の配当を見たあとではインパクトが薄く感じるが、こちらも回収率でいえば驚異的な数字である。4万馬券の翌日にふたたび特大回収。腰を抜かした方、税金が気になる方、会員様からは興味深い声と喝采が届いている。

とにもかくにも資金は潤沢。今週末から始まるG1シーズンに向けて視界はきわめて良好である。無論のこと、弊社予想部は攻めの手を緩める気は一切ない。会員様におかれましては、意気揚々と乗り込む春シーズンに多大なるご期待をお寄せいただきたい。

3/15-3/16 2回中山・1回阪神5日6日・2回中京1日2日目

悪天候も好調キープ 〜日曜阪神11R・米子城S〜

先週の金鯱賞は、大阪杯(4月6日/阪神芝2000m)だけでなく、昨今ではクイーンエリザベス2世C(4月27日/香港シャティン芝2000m)への前哨戦に位置する一戦。今年は牝馬のクイーンズウォークが勝利をおさめた。牝馬による当レース制覇は95年サマニベッピン以来、30年ぶり。2着にはホウオウビスケッツ、3着キングズパレス。逃げたデシエルトは4着に敗れた。

騎手の配置を含め、戦前から耳目を集める一戦だった。3連覇のかかるプログノーシスは過去2戦のパートナーである川田将雅騎手ではなく、西村淳也騎手が騎乗。川田騎手は同じく中内田厩舎に所属の4歳牝馬クイーンズウォークに回った。

さらにデシエルトは主戦・岩田康誠騎手から武豊騎手へ手替わり。岩田康誠騎手はホウオウビスケッツに騎乗となった。こちらも岩田康騎手の手綱で〈2-1-2-0〉と相性抜群だったが、ファンからすれば解せない変更だったかもしれない。おそらく岩田騎手は、ホウオウビスケッツの前走時(中山金杯)に制裁(移動中にYouTubeを閲覧した件)で乗れなかったことを配慮したのではないか。

上記だけでもかなり複雑だが、この日はキングズパレスに騎乗予定だった佐々木大輔騎手にもアクシデントが発生。中京4Rの馬場入り前に検量室前で騎乗馬に蹴られて腹部を負傷してしまった。それでもメインの発走は刻一刻と迫ってくる…、急遽の対応を迫られた関係者の苦労はいかほどか。結局、金鯱賞のキングズパレスは池添謙一騎手に急遽の乗り替わりとなった。なお、同馬は乗り慣れた騎手でさえコントロールが難しいタイプである。

紆余曲折をへてゲートにこぎ着けた金鯱賞は、1番人気デシエルト(武豊騎手)の大逃げでスタート。その1000m通過は驚きの58秒2。雨が降りしきる重馬場だったことを踏まえればほとんど暴走に近いペースであり、前述の通りの着順となった次第。勝利したクイーンズウォークは、デビュー当初から川田騎手が手綱を握ってきた一頭である。結果はさておき、競馬予想の醍醐味が詰まった金鯱賞であった。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜阪神11R「米子城S」芝1200m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった5番ロードフォアエースだった。

『昇級初戦の前走でさっそくメドの立つ好内容。外枠でも積極的に好位をとるとタイム差なしの2着。ここに出走するスマートクラージュを退けた点を含めて、オープン特別では明らかに力上位といえる。1200mではまだ崩れたことがなく、晴雨兼用かつ脚質も自在だ。この中間はスピード乗り上々で、筋肉増の馬体を含めて絶好の状態。許容内のハンデに収まったここは勝ち負け必至』という見立て。

レースは雨の降りしきる重馬場で開幕。ゲートが開くとまずは内枠の各馬が先手を窺うが、それを大外枠からかわしていったのが16番カルチャーデイ。同馬は近走案外な結果が続いていたが、前走タンザナイトSで久々の掲示板を確保していた。今回の鞍上・酒井学騎手は道悪を考慮してか、かなり強気の逃走劇に打って出た。対する軸馬5番ロードフォアエースはきっちり2番手を確保して虎視眈々のかまえだ。
飛ばす16番カルチャーデイが刻んだ前半3ハロンは33秒8。馬場を思えばこれはハイペースである。そのわりにカルチャーデイの脚は軽快だが…。
結局、レースはあっけない幕切れとなった。カルチャーデイが独走でゴールイン。番手追走の軸馬5番ロードフォアエースが2着。離れた3着には中団から差し込んだ14番ティニアが滑り込んだ。これぞ道悪競馬。後続馬にはほとんど出番がなかった。

この結果により、「馬連5-16、3,540円」の的中をお届け。近走の不振に加えて大外枠ということで9番人気まで支持を落としたカルチャーデイ。しかし、弊社予想部は「馬群で力んだ前走も崩れておらず、外枠からスムーズなら一発秘める」として対抗本線に指名していた。これで馬連35倍ならしめたもの。ダート主体の弊社が芝1200mを厳選勝負鞍に指定することは極めて稀だけに、会員様にも自信度が伝わったようだ。高い納得と反響をいただく会心的中となった次第。
なお、この週の厳選勝負鞍は、上記を含めて4戦3勝の準パーフェクトを達成。悪天候に見舞われたことを思えばこれは褒めていいだろう。昨秋から様々な見直し・強化策を施しているアスコット。その尽力が会員様のフトコロを潤していることが何よりである。

さて、今週末は春を占う重賞が4つスタンバイ。なかでも「愛知杯」は、今年から時期・斤量規定変更となる難解な一戦である。しかし今春の弊社は「フェアリーS」・「小倉牝馬S」・「チューリップ賞」と、一見すると不明瞭な牝馬重賞で万馬券的中を連発中だ。記念すべきリニューアル1回目の愛知杯も、もちろん大回収を目論む。
会員の皆様はすでに資金潤沢とはいえ、獲れるところは獲り尽くすのがアスコットの流儀。どうか引き続き、首を長くして配信をお待ちいただきたい。

3/8-3/9 2回中山・1回阪神3日4日目

特別コラム 〜奇妙なオッズにご注意〜

近2週で高配当的中を量産したアスコット予想班。先週は狭間の2開催場だったこともあり、今回は特別版として最近の競馬事情について少し触れておきたい。

重賞日程や規定斤量が見直されているものの、大枠では変化がないように見える競馬シーン。しかし、馬券に関しては刻一刻と変化が起きている。

最大の要因は、コロナ禍から一気にネット投票の比重が高まったことだ。これにより参加者が増えたことはもちろん、「馬券の売れ方」や「予想方法」も随分変わった。

なかでも影響力を増しているのがSNSやYouTubeなどインターネットの勢力。そこにいる“自称・予想家”たちの推奨する馬が過度に売れるようになってきているのだ。弊社会員様はお気づきかもしれないが、キオスクに並ぶ見出しが人気を左右した時代は過去に追いやられた。

たとえば、先日のチューリップ賞。ネットのタイムライン(その時間に話題の記事が流れる)にやたらと現れたのがフェアリーライクだった。同馬は3戦1勝。前走・未勝利戦(芝1800m)をようやく勝った身分にも関わらず、ネット界隈で“強い強い”ともてはやされ、なんと4番人気・単勝6.3倍にまで支持を集めた。

しかし大前提として、芝1600mのチューリップ賞は「距離短縮組」が苦戦する一戦。それだけではなく「前走・未勝利戦組」もことごとく跳ね返されている伝統のトライアル重賞である。フェアリーライクは上記二つのマイナス要素に引っかかっていたのだが…。結果はご存知の通り。同馬は見せ場なく10着敗退となった。

その一方で、上位3頭は「前走・重賞組」が独占した。しかも1着クリノメイが9番人気、2着ウォーターガーベラは7番人気である。3着に前走・阪神JF・2着のビップデイジーが入線したが、その3連複配当は実に156.6倍。きっちり的中させたアスコット会員様には望外の払い戻しとなった。

想像するに、ネット界隈は“閲覧数稼ぎ=バズる”ことが目的になりがちだ。そのため、視聴者の目を惹きそうな“それっぽい馬”をチョイスすることが目的になっている可能性がある。特に複数の有名配信者が同じ馬を挙げた場合は、上記のように現実のオッズに影響を及ぼすこともあるのだ。

当コラムをご覧の方は“奇妙なオッズ”にご注意というお話。そうした過剰人気に引っかからない為にも、普段から「この馬のオッズは適正なのか?」と検討する習慣をつけておきたいものだ。もとより「売れている=有力」とはならないのが競馬の世界。ネットの影響力が増した今、相馬眼のみならず“適正オッズ”を見抜く力がことに問われている。アスコット会員の皆様は、今後も弊社配信の中身にご注目をいただきたい。

さて、今週の金鯱賞のオッズはどうなるのか。弊社の見立てでは重賞を勝っている実績馬が一歩リードしている印象。天候こそ心配とはいえ、おそらく伏兵が割り込む余地はそれほど大きくないだろう。同レースをはじめ、勝負鞍候補が目白押しの今週末を楽しみにお待ちいただきたい。

3-1-3/2 2回中山・1回阪神1日2日・1回小倉11日12日目

危ない人気馬の条件とは 〜土曜小倉11R・早鞆特別〜

大変寂しいことに、先週にてJRA調教師8名が引退。今年は河内師や音無師など誰もが知る名伯楽が定年を迎えたとあって、競馬界全体が感謝の気持ちと名残惜しさに包まれた。一方で、新たな一歩を踏み出したのが新人ジョッキーの面々だ。
今年デビューの7名には、和田竜二騎手の子息となる陽希(はるき)騎手や、中央初の沖縄出身となる上里直汰(うえざと なおた)騎手を含む将来が楽しみなタレントが揃った。とはいえ、近年のJRAでは若手騎手による不祥事が度々起きていることもまた事実ではある。無論、25年デビューの彼らにはまったく責任のないこととはいえ、ファンが見て唸るような騎乗はもちろん、プロフェッショナルらしい振る舞いを期待したい。

さて、今週斬るのは土曜小倉11R「早鞆特別」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に6番人気となった4番アセレラシオンだった。

『着々と地力をつけており、前走がメドの立つ好内容。ハイペースを好位から進んで強気の早め先頭。それで0秒1差3着なら上出来。結果的にもうワンテンポ仕掛けを遅らせればアタマまであったはずだ。ここは先行手薄なメンバーだし、自身は意欲の小倉居残り連闘。小回り千七ベストで今度こそ』という見立て。

結論からいうと、当レースは小回りローカルらしい決着。前半900m通過56秒7というスローペースで進んだことにより、典型的な前残り競馬となった。勝利したのは、久しぶりに逃げの手から押し切った10番コブラ。2着は好位で進んだ軸馬4番アセレラシオンが確保すると、やはり番手から詰めた9番グランドセントラルが3着を守った。

この結果により、「馬連4-10、4,430円&3連複4-9-10、1万2,120円」の的中をお届け。軸馬選定もさることながら、展開推理もズバリの的中劇。実際に、人気していた2番クラウンシエンタ(1人気・4着)や15番パフ(2人気・5着)は「差し届かずの懸念あり」として、評価を下げていた。案の定、5番人気→6番人気→4番人気の決着により、またまた万馬券を配給。この一撃による回収率は優に500%を上回った。

さらに快進撃は続く。日曜小倉11R・関門橋Sでは◎6番ワイドアラジン(7番人気)から「3連複6-10-12、1万2,340円をずばり。こちらは最終週を迎えた小倉最終週の「荒れた馬場+スロー展開=前残り」を狙い撃った次第。また、日曜阪神11R・チューリップ賞では「3連複2-9-11、1万5,660円」の的中。こちらは2番クリノメイ(9番人気)や11番ウォーターガーベラ(7番人気)をおさえたことはもちろん、リニューアルオープンした阪神競馬場における最初の重賞だったことが大きい。なお、忘れずに記しておくと、この週は肝心の厳選勝負(4戦2勝)や新馬未勝利予想(2戦1勝)も水準以上の打率5割キープとなった。

前記のように競馬界が浮足立つ2回中山の開幕週だったが、蓋を開けてみれば先々週に続いての安定的中&高配量産となった弊社予想部。今年全体を通してみても、展開や馬場を完全に見極めていると感じる精度だった。
かねてより申し上げているように、現代競馬において重要なのは「能力比較」「展開」「トラックバイアス」。そこに「オッズ」という要素が加わることで、馬券の回収率が左右される。いまの予想部は前記4要素をバランスよくブレンドできているのだろう。実際、会員様の今年の資金は早くも潤沢となった。アスコット会員の皆様は、引き続き大船に乗ったつもりで配信をお待ちいただきたい。