8/31 9/1 2回新潟・2回小倉11日12日目・4回函館5日6日目

開催替わりを機に猛反撃を期す ~日曜新潟12R・稲妻特別~

函館で行われた「札幌2歳ステークス」(函館、芝2000m)は、岩田騎乗のレッドリヴェールが直線での追い比べに勝って2連勝で重賞制覇を飾った。タイムオーバー馬がたくさん出る極悪馬場で行われたので今後の参考にはあまりできないが、勝ったレッドリヴェールがこういう馬場を苦にせず、我慢強い馬だということは確か。なにしろ、この2週であんな競馬をして勝利したのはこの馬だけ。その諦めずに前を追い掛けるスピリットには脱帽だ。2着のマイネグレヴィルも交わされてから渋太く粘っていた。この馬もいい勝負根性をしている。最後に一言。こういう馬場では外国のようにスクラッチ(直前取り消し)があってもいい。惨敗した馬たちにダメージが残ることが心配でならない。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜日新潟12R「稲妻特別」芝直線1000m。通常より自信度の高い勝負馬券として予想部が提供に踏み切ったひと鞍。軸馬として期待したのは4番人気となった大外17番枠のレモンチャンだった。

「ここ3戦連続してハナを切っているように、スタートを決めれば馬場のいいラチ沿いを必ず走れるハズ。そのアドバンテージを活かせればかなり粘れると見た。千直は初めてとなるが、陣営が『スピードがあるので千直は合いそう』と言っているように、不安よりも楽しみの方が大きい。調子の方も叩き3戦目で絶好」という見立て。

レースは見立て通り抜群のスタートを切ったレモンチャンがハナを切り、ラチ沿いを逃げる。残り2ハロンまでは持ったままの手応え。そこから追い出すと最後までしっかりと伸びて勝利した。2着には5番手から脚を伸ばしたアポロノカンザシがクビ差で入る。この結果により「馬連15-17、3390円」の的中。予想外に売れてしまったとはいえ、満足する結果が得られた。それにしても千直競馬はやはり外枠が断然有利。ファンもそれを良く知っていて、1、2着馬をしっかり4、5番人気に推していた。

他にも土曜新潟8R「3歳上500万下」ではサポートの妙で3連複を的中させ、日曜新潟10R「麒麟山特別」でもきっちり馬連的中と、ローカル開催最終週で随所に弊社らしさをお見せした弊社予想部。

ただ、このローカル開催全体を振り返ってみると、不的中となったレースにおいては明らかに提供レースの選択ミスが目立ち、『アスコットさんらしくない』という会員の方のご指摘が多かった。こういった言葉を皆様から頂けるのは、裏をかえせばそれだけ例年は結果を出してきたからこそとも言えるのだが、いずれにしろ諸手を挙げて喜んでいただけなかった開催。特にこの開催で目立ったのが「軸馬快勝→2着ヌケ」という実に歯痒いパターン。無論、忸怩たる思いは会員の皆様も我々も同じ。今ひとつ実を結ばない新潟・小倉・函館開催ではあったが、こういった状況が長く続かないのが弊社アスコットシステムズ。次々と打開策を講じることに加え、幸いなことに今週末は開催替わり。場所が替われば流れも変わる。必然的に結果も変わってくることは間違いない。競馬予想会社の意地と矜持をかけて事にあたっていく所存。まずは開幕週、引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。